「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

なでしこジャパン代表監督選任と、WEリーグ幹部にサッカー界ツートップ就任をリンクさせて相乗効果を

2024年10月20日 13時44分28秒 | サッカー・ユース年代、女子
先月、WEリーグ理事長に野々村芳和氏、副理事長に宮本恒靖氏が就任することになったというニュースに接して、驚きの声をあげました。

日本サッカー界の代表者、ツートップがWEリーグの運営に携わるというのですから、その本気度が伝わってきます。

一方でなでしこジャパン代表監督がなかなか決まらないと思っていたら、web雑誌によると、FIFA女子W杯の誘致を進めるために、なでしこジャパン活躍で、FIFAに対し「わが国は女子サッカーが盛んで……」とか「多くの観客動員が見込めます」などという誘い文句で説得し、政府保証なしの特例を勝ち取ることが可能なので、再びなでしこブームを起こしたいと考えている、とのこと。

なでしこジャパンの活躍でFIFA女子W杯の誘致を進めたいなら、早く監督を決めるべきではないのかと思いきや、なでしこジャパンの選手たちがいくら活躍しても、観客動員やなでしこブームに結びつかないので、スター監督を据えてなでしこフィーバーを起こしたいからではないかと「ウラ事情」という見出しをつけて推測していました。

これで、WEリーグ理事長に野々村氏、副理事長に宮本氏が就任した意味もよくわかりました。とにかくFIFA女子W杯の誘致を進めるためには、WEリーグをなんとしてもテコ入れしなければならないということです。

しかし、なでしこジャパン代表にスター監督を据えたいというのは、違っているのではないかと思います。なでしこジャパン代表監督には、女子W杯で再び優勝に導けるような優秀な監督を据えることが第一だからです。

ところがweb雑誌には「なでしこジャパン代表監督の報酬予算は2000万円しかない」とありました。これもおかしな話です。女子W杯で優勝に導けるような優秀な監督を呼ぼうとしたら、2000万円限度では話にならない額だからです。
女子W杯で優勝に導けるような優秀な監督を考えた時、日本人監督には適任者がいないのではないでしょうか?

なでしこジャパン代表監督の選定に関しては、協会の女子委員長である佐々木則夫氏がもっぱら表に出ていますが、それこそ、JFA宮本会長もJリーグ野々村チェアマンも監督選定にコミットして、いわばWEリーグテコ入れとリンクさせるつもりで、もう少し戦略的な取り組みが欲しいと思います。

繰り返しますが、なでしこジャパン代表監督には、女子W杯で優勝に導けるような優秀な監督を据えることが重要なのであり、そのためには外国人監督も含めてペストチョイスを考えるべきであり、そのための報酬もベストチョイスができる予算が必要です。予算はスポンサーからの協力を視野に入れて確保していただきたいと思います。

一つ言えることは、いまのなでしこジャパンは、優れた監督の戦術、選手起用さえできれば女子W杯優勝が十分可能なレベルにあるということです。それを外国人の優れた監督も知悉していますから、なでしこジャパン代表監督のオファーは魅力あるものに映るはずです。

ぜひ、我々を納得させられるような、見事な監督選定をして欲しいと思います。
また、WEリーグをなんとしてもテコ入れしなければならないという命題に関しては、外部ブレーンによるマーケティング戦略が必要だと思います。
いまの時代、ブームは作り出す時代です。それが一過性のブームに終わるとか終わらないといった危惧を最初から抱くのではなく「まずはブームを作り出す」それを仕掛けるマーケティング戦略を能力の高い外部ブレーンに依頼すべきです。

WEリーグ集客にどんな仕掛けが出てくるか楽しみにしています。






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