「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

男子五輪代表発表、武者震いが出る感じです。

2021年06月24日 17時18分39秒 | サッカー日本代表
一昨日6月22日、男子サッカー五輪代表の発表がありました。本日、森保監督の会見をYou Tubeで見ました。
なでしこと同様、18名の枠に誰を選ぶか至難の作業であることは素人の私にもわかる難しさです。

そんな中で選ばれた顔ぶれを見て、来たるべく五輪初戦・南アフリカ戦、第二戦・メキシコ戦、そして第三戦・フランス戦のことに思いを馳せると武者震いが出る感じです。
グループリーグ突破を考えれば最低でも1勝2分けの勝ち点5は欲しいところですが、そう簡単にいくだろうか? と感じてしまう厳しいグループです。
けれども、このメンバーしかないと思わせる結果です。

とにかく守りは計算できる、あとは攻撃でどうかということに尽きると思います。両サイドバックを含めたサイド攻撃で相手を上回れるか、相手バイタルエリアでの攻防を個の力とコンビネーションで制することができるか、ボランチを含めた二の矢、三の矢の波状攻撃で得点を奪えるか、いろいろな意味で攻撃陣が不発に終わらずに、力を発揮できればということを考えると、ホントに武者震いが出ます。

関塚監督に率いられた2012年ロンドン五輪男子サッカー代表には、今回オーバーエイジで招集された吉田麻也選手と酒井宏樹選手がいました。彼らは初戦でスペインに1-0で勝利したことで波に乗りベスト4まで勝ち進みました。清武弘嗣選手や東慶吾慶悟選手といった前線の選手の働きと永井謙佑選手、大津祐樹選手といった点取り屋が、うまくかみ合ったチームでした。そして準々決勝のエジプト戦まで無失点という守りの固さが支えたチームでした。

この時のチームと今回のチームは比較的重なるチームですが、やはり「水モノ」と言われる攻撃陣のでき次第だと思います。
2012年ロンドン五輪は、結局スペインをクループリーグ敗退に追い込んでの突破でした。今回も、メキシコ、フランスのいずれかをグループリーグ敗退に追い込むような形にならないと日本の突破は難しいと思います。

そのような思いで、あと1ケ月に迫った戦いを待ちたいと思います。


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「まな」と「まい」の応援日記

2021年06月22日 16時50分04秒 | サッカー選手応援
当ブログが「まな」と「まい」、つまり岩渕真奈選手と京川舞選手のことに触れるのは、2018年10月23日の書き込み以来です。
2018年10月の時は「日テレvs INAC神戸戦、まるで、なでしこ代表東西対抗戦のようでした。」というタイトルにしています。この時は、INAC神戸所属の「まな」と「まい」のスタメン揃い踏みが実現した試合のことを書き込みました。

あれから2年8ケ月、「まな」と「まい」の揃い踏みが「なでしこジャパン」のゲームでも実現することを願ってきましたが、東京オリンピックの代表メンバー発表では明暗クッキリの二人です。

でも、これからも「まな」と「まい」、二人揃って応援する書き込みは続けます。

はじめに「まい」つまり京川舞選手、3月のINAC神戸での健康診断で心電図異常が見つかり精密検査の結果、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の診断となり当分の間治療に入るとのことです。

ケガと病気、アスリートはこれがあるとどうしても選手生命を縮めます。こればかりは神のみぞ知る世界なので、私たちにできるのは「どうぞめげずにまた帰ってきて」と願い祈ることだけです。

ぜひ「あきらめないで立ち上がってください」その先に、きっと「続けていてよかった」と思える未来が待っています。
私がこう書くのは、自分に対して語りかけている面もあるからです。70歳台の「じぃ」になりながらも、まだ「あきらめず」に「サッカー文化フォーラム」の活動を続け、日本サッカー文化の萌芽から成長・進化・発展の流れを克明に記録して保存・継承、100年先に伝えていこうとしています。

こんな「じぃ」もいるので京川舞選手も、自分の思い描くサッカー人生を大切にして、決してあきらめずに帰ってきて欲しいのです。

次に「まな」つまり岩渕真奈選手、東京オリンピックの代表メンバー発表で高倉監督は背番号10番を託しました。高倉監督の発表会見をYou Tubeで見ましたが、彼女を10番にしたことについて記者に問われ「その時が必ず来ると信じて、それまでの間8番をつけてもらっていました。自分が引っ張っていくんだという自覚が行動に出てきている姿を見て、これならと思って託しました。」と話していました。

東京オリンピックのグループリーグ組み合わせは、初戦カナダ、第二戦イングランド主体のイギリス、第三戦がチリ。この難敵のグループを突破するためには「まな」の活躍が不可欠ですし、これを引き出す攻撃陣の出来が不可欠です。

攻撃陣のポイントは二つでしょう。一つは「まな」のパートナーとなるストライカーの出来。もう一つは、その二人の両脇で動く選手、左は長谷川唯選手の定位置ですが、もう一人、右の選手、この4人の出来一つでグループリーグの結果が変わってきます。



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サッカー「スーパーサブ」の記録からトリビアの泉

2021年06月16日 18時29分36秒 | テレビ番組
いまNHK-BSで前園真聖さん中心の1時間番組「サッカーの園~究極のワンプレー~」という番組が放映されています。直近のテーマは「スーバーサブ」ということで、MCの前園さん、進行役の柴田英嗣さん、今回のゲストは名波浩さん、そして「スーパーサブ」といえば「オレでしょ」とばかり播戸竜二さんが絡んでの内容でした。

その中で、最近加わったらしい「クイズの園」というコーナーで面白いことがありました。面白いことというのは、あくまで当フォーラムにとっての面白いことですので、興味のない方にはどうでもいい話ですが、なかなか遭遇しない出来事でしたので、ご紹介しておきます。

そのクイズコーナーで「スーパーサブとして途中出場しながら最速でハットトリックを決めた選手は誰でしょう」という問題が出ました。実はゲストの播戸さんも途中出場でのハットトリック記録があるのですが、播戸さんの記録約14分間よりも短時間で決めた選手という問題でした。
進行役の柴田さんからは「ちなみに、その記録は2001年です」とヒントが出ました。

播戸さんはさすがです。「真中○○」と書いたまではよかったのですが、残念なことにお兄さんの「幹夫」と書いてしまいました。正解は弟の「靖夫」のほうでした。

話はそれで終わりではなく、私がいま毎日毎日続けている試合映像のHDD変換作業がちょうど2001年Jリーグで、今朝何気なく映像を見ていたら、なんと真中靖夫選手がヒーローインタビューを受けていました。ハイライト映像に切り替わったら、まさしくこの試合が、あのクイズ問題の試合そのものだったのです。こんなドンピシャな偶然はなかなかあるものではありません。

ちなみにですが「サッカーの園」では「2001年7月14日のレイソル戦」という紹介だけでしたが、この試合、2001Jリーグ前期14節柏vsC大阪戦ということで、鹿島からC大阪に移籍した真中選手の快挙だったわけです。

その2001Jリーグ前期14節柏vsC大阪戦、真中靖夫選手のヒーローインタビューですが、わずか7分での怒涛のハットトリックで、20年後にも破られていない記録として、クイズ問題に出るような快挙を達成した割には淡々としたものでした。鹿島時代には「お祭り男」を担当していた感じのノリのいい選手だと思っていましたので、意外に感じました。

この書き込みをするためにネット検索で出てきた「スピードハットトリック達成ランキング【Jリーグ】」というサイトによると「サッカーの園」ゲストの播戸竜二さんも、かなりレアな記録の持ち主で、途中出場でのハットトリックを2度、それも同じ2011年に達成している選手なのです。

「サッカーの園」では、そのことに触れてもらえずに終わっていましたが、一つは2011年8月20日の清水戦で14分で達成して、いまも2番目に短時間の記録となっているもの、もう一つは、その僅か3週間後の9月11日、広島戦で後半開始から途中出場、3点差をひっくり返して大逆転勝利につなげるハットトリックを達成しています。

播戸さん自身は、引き分けに終わった14分間でのハットトリックより、大逆転勝利に貢献した、この31分間でのハットトリックのほうが嬉しいと語っているそうで、まさに「スーパーサブ」そのものです。

最短記録保持者の真中靖夫選手、2度の達成記録保持者の播戸竜二選手、いずれもセレッソ大阪のユニフォームを着て達成しています。セレッソ大阪が、そういう空気感を持ったクラブなのかも知れません。

ついでながら播戸さんの記録は他にもあり、さきほどのクイズの第二問が「途中出場での年間最多ゴール記録を3人の選手が持っていますが、それを2度達成した選手は誰でしょうか?」という問題でした。その年間最多ゴール数は9ゴールだそうで、それを二度達成したのが名古屋時代の森山泰行選手、残りの二人は播戸竜二選手と清水の長谷川健太選手だそうです。

途中出場でハットトリック記録を2回持っていることに加え、途中出場での年間最多ゴールタイ記録も持っている播戸選手、「サッカーの園」のテーマ「スーパーサブ」を体現した選手としてゲストに招かれるにふさわしい記録の持ち主でした。

「お祭り男型のサッカーコメンテーター」として最近出番を増やしている播戸さんですが、今回は「お祭り男」として名波さんとの絡み合いのために呼ばれたのではなく、史上最高の「スーパーサブ」として呼ばれたと言っても褒めすぎではないと思いました。
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