「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

チーム応援番組という名のサッカー文化

2014年04月21日 19時29分05秒 | サッカー文化

わが「サッカー文化フォーラム」が収録・収蔵しているサッカー映像番組の中に「チーム応援番組」というジャンルがある。

Jリーグがスタートした1993年前後から、チーム応援番組の放送が始まっている。横浜マリノスなどは、まだ横浜マリノスというチーム名にならない時代から応援番組を放送していた。(書きかけ中です)

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うれしい「リトルなでしこ」と本田圭祐選手の活躍

2014年04月21日 18時53分58秒 | FIFA、サッカー協会

ずいぶん時間が経ってからの書き込みになったが、書いておかないとあとで後悔する場合は少々時間が経っても書くことにしている。

まずは「リトルなでしこ」の世界一、日本女子サッカーは、2010年代に入ってから2度も世界一を成し遂げ、ロンドン五輪でも銀をとっている。

つくづく凄いことだと思う。

「リトルなでしこ」の世界選手権決勝、スペイン戦での2点目は痛快だった。後半途中から入った児野楓香(このふうか)選手がGKと1対1になってから、狙い澄まして放ったシュートは、この大舞台でも全くあわてていないシュートで、凄いなぁと感心してしまった。

高倉麻子監督の起用が自信に溢れた起用であったことを、児野選手が見事に証明したゴールだった。

なでしこジャパンには、フル代表のキャプテン・宮間あや選手を筆頭に、同じくフル代表の岩淵真奈選手と、実に小柄なのに外国人選手にまったくひけをとらない実力派選手がいる。児野楓香選手もこの流れを引き継いでくれそうで楽しみだ。

今回の「リトルなでしこ」には杉田妃和選手、長谷川唯選手といった能力の高い選手が優勝の原動力となったと聞くが、私自身はあまり詳しくないので、そのへんは専門家の論評に委ねたい。

ただ一つ、年寄りが心配になったことは、優勝セレモニーのひな壇に並ぶお歴々を見た時だった。前回の書き込みのテーマは、ACL、FCソウルvs広島戦でのレフェリングのことだ。世界のサッカー界には、魑魅魍魎が跋扈しており、しばしば試合がぶち壊される。

これからもそういうことは簡単にはなくならないだろうが、私が強く主張したいのはJFAが世界そしてアジアのサッカー界に確固たる発言力を確保するためにはどうしなければならないのか、戦略的に取り組んで欲しいということで、その発言力を通じて、サッカー界で起こる理不尽なことを少しでも減らす努力をしてもらいたいのだ。

そうしないと、表彰台ではじけた「リトルなでしこ」たちが、これからのサッカー人生に、何か理不尽な出来事に遭遇してしまうことがあるのではないかという心配に囚われて、ついつい、表情を曇らせてしまう。

気持ちを切り替えると、もう一つのうれしいことは、本田圭祐選手のセリエAリーグ戦初ゴールだ。

本田選手がACミランでリーグ戦を重ね、少しづつチームの中で地歩を固めつつありそうな感じは伝わってくるが、やはり何といってもゴールという目に見える形で貢献することに勝る説得力はない。

それが32節ジェノア戦でやってきた。あの場面、本田選手が、ここ一番をモノにするエネルギーの凄さをあらためて見た思いがする。なんとしてもゴールを奪うんだという気迫に満ち溢れたダッシュ、ゴールキーパーの手より一瞬さえ早くボールに触れればゴールをモノにできるという技、本田選手はゴールキーパーと交錯しないようピッチに崩れ落ちてボールの行方を確かめた。

まさに渾身のプレーといえるシーンを見せてもらった。この試合を前に本田選手は「まもなくゴールできる予感がする」といった趣旨の発言をしたという。試合中の本田選手の脳裏には「チャンスがあれば何が何でもゴールをモノにしたい」という思いが巡っていたに違いない。そして、ここだというところで、彼は死に物狂いの形相でダッシュしゴールキーパーとのほんの一瞬の勝負に勝とうとトライした。

あらためて本田圭祐選手の凄さを感じるゴールだった。その後練習中にケガをしてリーグ戦を2試合欠場している。まもなくインテルとのミラノダービーがやってくるが、それには大丈夫らしい。長友佑都選手との対決が本当に楽しみだ。

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4月1日のACL、FCソウルvs広島戦は主審が試合結果を作った。

2014年04月03日 19時13分30秒 | FIFA、サッカー協会

4月1日にソウルで行われたアジアチャンピオンズリーグ、FCソウルvs広島戦での、主審の常軌を逸した判定について、すでにネットで数多くの議論がなされている。

アジアの審判の中に、まだまだ、そういうことを平気でやる人間がいるということを、今更ながら実感したわけだが、そういう結果を受け入れなければならないというのも、おかしな話しだ。

今回の判定は、おかしいとか、微妙なとか、疑惑とかの問題ではなく、主審がそのように試合結果を作ったのであり、証拠があるかとか、何を根拠にという議論に答える必要が全くないものだ。

広島の監督・選手は紳士的にふるまったとか、広島がチームとして抗議文を提出したとか、その後の様子も聞こえてくるが、要は、それで一件落着ではない。

AFCは、何も対策をとらないか、もしくは、木で鼻をくくったような対応で終わることになるが、それでも一件落着ではない。

なぜなら、AFCでは、これからも、こういうことは起きるのであり、それについて、どうしていくか腹をくくらないと先に進めないのだ。

これからも、こういうことがあるだろうけれど「仕方がない」というスタンスをとるのか、次にこういうことが起きたら、ただでは済まないと腹をくくるのか、ただでは済まないとはどういうことなのか示さないと先には進めない。

「仕方がない」というスタンスをとるなら、それは日本サッカーの自殺行為に他ならない。世界標準から置いていかれ、世界のサッカーから本音では相手にされない道を選ぶということだ。

先日、Jリーグが浦和の横断幕問題で重い決断を迫られたように、今回、実はJFAも決断を迫られている。ただ、おそらく当事者たちは、そのような問題意識はないだろう。この恐ろしく鈍感な感性のツケが、この先10年後、20年後に回ってくる。

どの世界のリーダーたちも、自分たちの現在の対応が将来に禍根を残したりしないかという洞察力で、自分の組織を率いている。いまを凌ぐことだけに汲々として、その場しのぎ、問題の先送りに終始していると、自分たちは何の痛痒も感じることなく任期を終えるかもしれないが、10年後、20年後に引き継いだ人たちは、その時になって苦労する。

少なくとも、JFAが何も行動を起こさないという選択肢はあり得ないし、おざなりの行動では、それこそ「放置したのは加担したことと同じととられても仕方がない」ということを肝に銘ずるべきである。

JFAの人たちは、何を言われているのかわかっていると思うが、要はAFCの枢要を占めて、こんな審判がはびこる状況を変えない限り、ことは落着しない。AFCの枢要を占める話は、今日明日の話ではなく、10年、20年かかる話だ。10年、20年かかることをやっていくには、よほど戦略的に、複合・重層的に手を打っていかないとできない。なにぶんジャブジャブとしたオイルマネーがあるわけではないから・・・。

しかし、オイルマネーがないということは、極めて清廉な、世界から尊敬を集める形でしかできない、逆に、そうやれば世界からリスペクトされる。日本は、好むと好まざると、そういう道しか選べない宿命を背負っている。

2002年ワールドカップでの韓国がらみの試合での審判の判定が、FIFA90年記念DVDの「問題な10の事件」の中に4つも入ってしまうほどのことを、日本は決してできない。日本は清廉さの王道を行くしかない。

世界は、歩みはのろいかも知れないが清廉であらねばならないという価値に向かっている。JFAはその担い手として果断に行動すべきだ。

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