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JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼

2007-06-08 13:22:22 | 戦争と平和
 
 しんぶん「赤旗」では、連日取上げられていたが、その功あってか、今日の朝日新聞に『JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼』という記事が掲載され、問題提起もしている。

 このJC=日本青年会議所が制作したアニメの内容は、かつて、日本がアジアを軍事侵略し、2千万人もの戦争犠牲者を出した戦争(第二次世界大戦・太平洋戦争)は、アジアを白人の支配から解放し、道路や学校などの施設をアジア諸国に作ってあげた立派な活動だった、というものである。
 自虐史観からの解放を呼びかける右翼「日本会議」の運動と軌を一にするものに他ならない。

 こういう洗脳ビデオでの教育に危機感をもつ親や市民が教育委員会などを訪れ「上映しないように」要請する運動を繰り広げている。

関連リンク
JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼 (asahi.com) 2007年06月08日07時38分

推進の日本青年会議所会頭 審査機関メンバーに 2007年6月7日(木)
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教育再生会議第2次報告 特定の価値観を子どもに押しつけるもの 2007年6月2日(土)
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侵略正当化へ“洗脳” 文科省採用の“靖国DVD” 2007年5月18日(金)

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以下、asahi.com JCが歴史教育アニメ 授業での上映依頼 から転載
    (朝日新聞紙面では結構大きな扱いだった)
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2007年06月08日07時38分

 「日本青年会議所」(日本JC、会員約4万人)が制作し、戦後の「贖罪(しょくざい)意識」を批判的に取り上げたアニメDVDを使った上映会が各地で進められ、中学校1校で授業として実施されていたことが分かった。アニメは「いまの教科書の近現代史は自虐的すぎる」として、日清・日露戦争から東京裁判までの過程を検証する内容。日本JCの取り組みは、今年度の文部科学省の教育プログラムのひとつに選ばれている。しかし、教育現場からは「一面的な内容で違和感を持った」といった声があがっている。

 アニメは「誇り~伝えようこの日本(くに)のあゆみ~」の題名で28分の短編。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が「戦争で残虐行為を働いた凶悪な日本兵というイメージを日本国民に植えつけた」といったセリフが登場。こうした「洗脳教育」が「日本人から自信と誇りを奪った」と訴えている。

 今年2月27日、島根県出雲市内の中学校の5、6時間目を使った社会科の授業で、2年生58人を対象にこのアニメが上映された。生徒らは上映後、配られたアンケート用紙に、「今までずっと日本が悪いと思っていましたが、違いました」「今までは『何で日本は戦争なんかしたのか』と、とても悪いイメージを持っていました。でも、日本がすべて悪いわけではないと思いました」といった感想を書き込んだ。

 同校の校長によると、昨年12月、地元のJCから授業について強い要望があり、事前にアニメを見て「内容は一面的なところがあって多少違和感を持ったが、地元のJCは大切な存在だ」として受け入れたという。今では、アジアに与えた被害が扱われていなかったアニメを授業でそのまま流したことについて「深く反省している」とし、今後について学校は「生徒が戦争の惨禍をどう受け止めているか、アンケートをして、認識が不十分であれば授業で補いたい」としている。

 日本JCによると、アニメは06年に制作。会員らでつくる「近現代史検証委員会」が歴史を検証し、シナリオを書いたという。

 日本JCは今年1月から全国のJCに呼びかけ、つき合いのある中学の校長に内容を説明し、授業に使うよう働きかけているという。年内に約90カ所で上映を検討しているが、中学校の授業での上映計画は3カ所で、実施したのは同校のみ。大半は、中学生や保護者を対象に公民館など地域施設での開催になる予定だという。

 日本JCはこうした取り組みについて、校外の人材活用などについて調査・研究を委託する文科省の事業「新教育システム開発プログラム」に申請。同省は、授業の後に実施するアンケートの回収、分析に対し、約130万円の予算を認めたが、正式な委託契約は結んでいない。

 同省の澤川和宏企画官は、このアニメについて「日本JCがつくった補助教材を使うと聞いていたが、教材は審査の対象ではなく、内容は知らなかった。お墨付きを与えたわけではない」と話す。

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 ■アニメDVDのあらすじ

 女子高校生の中根こころ(17)は近現代史を勉強している遠山雄太(19)と出会い、「大東亜戦争」に至った歴史について聞く。雄太はこころを靖国神社へ誘い、東京裁判の概要、GHQの占領政策を話した後、消えてしまう。その後、こころは、特攻隊員として戦死した、祖母の長兄の写真を見つけ、それが雄太だと気づく。

 雄太は、朝鮮半島などの植民地について「近代化するために道路を整備し、学校を建設した。それぞれの国の水準を引き上げる努力もしたんだ」と述懐。戦争の位置づけについて「310万人の国民を犠牲にし、アジア諸国の人々を苦しめただけの侵略戦争だったのだろうか?」と疑問を投げかけ、「自衛のための戦争だった」「愛する自分の国を守りたい、アジアの人々を白人から解放したい――日本の戦いにはいつもその気持ちが根底にあった」と主張する。戦後の日本について、「『悪いのは日本』という教育が大人にも子どもにも施され、日本人から自信と誇りを奪っている」と訴えている。
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引用終わり


メダカの遺伝子 6割は人間と共通

2007-06-08 00:07:55 | 科学と技術
2007年6月7日付けの「西日本新聞」に【メダカの遺伝子は2万個 6割は人間と共通】との見出しで記事が出ていた。

犯罪立証の決定的証拠として無批判に活用されている【DNA鑑定】の信憑性を疑わせるに充分なものである。
これでは、親子関係の立証にも疑義を唱えざるを得ない。

 この記事の中では、【人間とチンパンジーの違い(1・2%)】とも書いてある。

 人間同士の違いが幾らかは、この記事では不明だが、仮にチンパンジーとの違いの百分の一なら0.012%すなわち一万分の1.2であり、【DNAが同じ】部分は、99.988%ということになり、犯罪立証で【DNAが一致した】ということは極めて簡単である。
反対に、別人であることを立証することは極めて難しい。
すなわち、警察や検察がいい加減な捜査や鑑定をおこなったり、逆に冤罪を押し付けようとすれば如何様にも犯人と特定できる訳である。

 従って、以前にも書いたが、【DNA鑑定】で犯人と断定するためには、『一致しないところが一つもない』ことを立証しなければならない。
ここをクリック

 映画「それでもボクはやってない」の中でも【DNA鑑定】の脅しで罪を認めさせようというところがあったと思う。

 畠山鈴香さんの事件でも豪憲訓の血液と『DNAが一致した』などと捜査の初期に言っていたが、あてになるものではない。

西日本新聞 2007年06月07日02時09分
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メダカの遺伝子は2万個
  6割は人間と共通


 メダカのゲノム(全遺伝情報)は約7億の塩基対から成り、このうち遺伝子は約2万個だったとする解読結果を国立遺伝学研究所と東京大などの研究チームがまとめた。
7日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 遺伝子の約6割は人間と共通で、類似のものを含めると約8割にも上った。
 人間の病気に関連する遺伝子も見つかった。メダカは実験動物として扱いやすく、今後、人間の病気の研究にも役立ちそうだという。

 解読したのは、主に南日本に生息するメダカのゲノム。同じ種だが、約400万年前に地域的に分離した北日本の個体群と比べると、塩基配列の違いは全体の約3・4%に上り、人間とチンパンジーの違い(1・2%)よりはるかに大きいことが分かった。

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メダカゲノムについて

国立遺伝学研究所
メダカゲノム解読