JUNSKY blog 2015

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"慰安婦決議案" 米下院委が可決

2007-06-28 20:05:24 | 戦争と平和
アメリカ連邦議会・下院外交委員会は26日午後(日本時間27日未明)、
従軍慰安婦問題に関する決議案
を一部修正のうえ、賛成39、反対2の大差で可決した。


慰安婦決議案、米下院委が可決 下院議長が支持表明(朝日新聞) - goo ニュース

当然のことであろう。

直前に米国紙に意見広告を出して、「従軍慰安婦問題に関する河野議長の謝罪が誤りであり、事実を踏まえていない」旨、強弁していたヤカラ(これが有識者というのだから日本の大恥である)は、この決議に抗議して早速記者会見を開いて居直った。「恥の上塗り」を地で行った行動である。
米慰安婦決議に「憂慮」 平沼氏ら有志議員が声明文(共同通信) - goo ニュース

安倍総理は内心震えながらも、「たくさん行なわれている決議の中のひとつに過ぎない」と衝撃を隠すのにやっきとなっている。
「たくさんある中のひとつだ」 従軍慰安婦決議で首相(朝日新聞) - goo ニュース

また政府の反応もシカトするしかないという消極的なものである。
塩崎官房長官はコメントせず 従軍慰安婦決議(朝日新聞) - goo ニュース

今朝の『朝ズバッ!』ではコメンテイターの蔦氏(元テレ朝のコメンテイターだったが、今は大学教授かなんかをやっているらしい)も、「河野談話を含め何度も謝罪しているんですがね・・・ 米議会の主導権を民主党が握ってからこうなった・・・」云々と、事態を全く理解していないトンチンカンなコメントをしていた。

この決議の背景が、「河野談話を否定するような政府筋や安倍首相(そして靖国派)の言動に怒りをもって提起されたものである」ということを理解していないのか、解っているのに国民を誤魔化すためか・・・
ニュースステーションに出ていた頃は、もうちょっとまともなコメントをしていたのに。
番組のスポンサーの一つが聖教新聞(創価学会)だからかも知れない。

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asahi.comに
「アイム・ソーリー、難しい?」慰安婦決議巡り米議員(朝日新聞) - goo ニュース という記事があったので引用しよう。

 26日、従軍慰安婦問題に関する決議案が大差で可決された米下院外交委員会。元慰安婦を支援する人々が詰めかけた委員会室で、議員らは次々に日本政府の明確な謝罪を求めた。

 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者であるラントス外交委員長は「国家の真の力は、その歴史のなかの最も暗い一幕を突きつけられた時に試される」と語った。戦後、謝罪を繰り返したドイツを「正しい選択だ」と評価。一方で日本は「歴史の記憶喪失」を進めていると嘆いた。

 ラントス氏は、14日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された日本の国会議員らによる全面広告にも言及。「強制性を示す文書はない」とした内容を「慰安婦の生存者をけがすものだ」と批判し、下院が立ち上がるべきだ、と呼びかけた。

 議員からは「ただ、アイム・ソーリー(ごめんなさい)と言うことが、なぜそれほど難しいのか」(民主党のスコット氏)といぶかしむ声も。一方、決議案に反対した共和党のタンクレド議員は「日本の過去の過ちについて今の政府に何度謝罪を求めるのか」と疑問を投げかけた。

 決議案を提出した民主党で日系のマイク・ホンダ議員は記者団に、7月の第2週か第3週に本会議で採決にかけられるとの見通しを示した。

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「カナダde日本語」 では、最新記事で
【安倍は、”I am a souri.(アイム・ア・ソウリ)”「私は権力の頂点にいる」とは言えても、”I am sorry”(アイム・ソーリー)は言えないのかも(笑)。 】
と安倍首相を揶揄している。

痛快である!

これに関する「ポラリス」の記事は、ここをクリック。 (2007/6/30追記)