JUNSKY blog 2015

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【SUICA】 に騙された! 【nimoca】も良く調べてから

2008-06-01 23:41:03 | 日常雑感
 5月29日から東京に出張していた。

 以前は、私鉄全線で使用できるプリペイドカード(バスネット)を買っていたが、それは既に 「販売されていない」 との事で、【SUICA】 を3000円で購入した。

 「パスネット」では、JRが使えなかったから、東京近郊のほとんど全ての路線に使える【SUICA】は、便利そうである。
 券売機の前に並び、行き先を確認して料金を調べ、小銭や千円札を入れて料金ボタンを押すという手間が省け、乗り換えの際にもそのまま通れるので気楽ではある。
 特に京急の羽田空港の行き先案内は極めてわかりにくいので、そこで時間と精神を浪費することはなくなるだろう。

 福岡の西鉄や市営地下鉄などで使える【よかネットカード】では、1割位のサービスがあり、5000円カードなら5500円分あるが、【SUICA】では、額面通り

 ところが羽田空港で、【モノレールSUICA】を購入して、浜松町で降りて、JR浜松町の改札をくぐった時点で、いきなり残高が2030円になってしまった。
 羽田・浜松町は470円なので、500円余分に取られたことになる。

 機械の読み取りミスかと不思議に思いつつ、東京を離れる今日夕方、改めてモノレール浜松町駅で状況を説明し、履歴を調べてみてもらったところ、大問題発見!

 知っている人は知っている!
 知らない人は知らないよ!
の典型だと思うが、(従って知っている人にとっては「何を今さら」の話)
以下の問題点。
① 3000円の【SUICA】は、2500円しか実際には使えない!
② 500円は言わばカードの保証料であり、換金できない。
③ この500円は、カードを返却(解約)する際には返金する。
④ しかし、返却の際は、手数料100円が必要。
⑤ 従って、発行するだけで少なくとも100円のぼろ儲けとなる。


 と言う事は、事情を知らない私のような一時使用の「御登りさん」は、知らないうちに500円余分に払わされている可能性が極めて高い。

たった、500円と思うかも知れないが、
1000円の【SUICA】なら50%、
2000円の【SUICA】なら25%、
3000円の【SUICA】なら17%、
5000円の【SUICA】でも10%

である。

 一時使用の方は2000円から3000円のものを購入するだろうから、この「保証料」と言う名の『別途収入』は、鉄道会社にとっては莫大な付加価値(ぼろ儲け)を生み出す『おいしい』ものだと言うことになる。

 チャージして使いまわせる東京の人にとっては、この500円は比率としては漸減するにしても、返却しない限り500円は留保される訳であり、鉄道会社にとって莫大な“付加価値”をもたらすことに変わりは無い。
 なにしろ1枚発行するごとに500円が転がり込むのであるから。

 また、私の経験から言うと、この手のプリペイドカードは結構無くすことが多い。 西鉄等の「よかネットカード」もこれまで何回無くしていることであろうか?

 鉄道会社に限らず、プリペイドカードを発行する会社の狙いの一つは、こうした『使いきらない留保金』が相当の金額に登る(サービスを提供しないのに現金が入る)ことを期待しているのである。

 この5月に西鉄などでも新しいプリペイド・リチャージャブル・カードシステム【nimoca】 が始まったが、同じような問題があるかも知れない。
 まだ買っていないので、実態は不明。
 使う積りの方は、良く調べて考えてから購入するべきだと思う。

【nimoca】公式サイト

 上の公式サイトをちょっと見てみたら、
最初は一律2000円で購入し、【預かり金500円】,【利用可能金額1500円】であるから、【SUICA】と同様で、25%も付加価値を付けているらしい。
ご注意!御注意!!!

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電車、バス、買い物にOK 西鉄ニモカ運用開始 九州初「3分野」ICカード 福岡県内(西日本新聞) - goo ニュース
  2008年5月19日(月)10:30

西鉄「ニモカ」始動、初日は1万7500枚発行
  2008年5月20日 読売新聞

筆者注:初日だけで、1万7500枚発行ということは、額面で3500万円の現金収入があり、そのうち875万円が留保金として西鉄などの懐に転がり込む計算である。
まだ、様子見の人々が多い状態でも、これだけ収益が上がる訳である。
そのまま押しなべても年間発行枚数:17,500×365日=約639万枚
639万枚×2千円=1278×万×千円?!
な、な、何と 127億8千万円の現金収入 があり、内31億9500万円が留保金として懐に入る のだ! こんな『おいしい』話はないではないか!