しかし、NHKニュースでも報道していたので、一言コメントしておく。
この件のニュースを検索すると、今年1月20日に記者会見をして呼びかけ始めたようだから、1ヶ月以上の準備期間を掛けた訳であるが、この指止まれ式の「バスにより遅れるな!」という寄せ集めの感は否めない。 ここをクリック
この「せんたく」というゴロ合わせも、坂本龍馬の「日本を洗濯いたしたく・・・」と姉に宛てた手紙での言葉を使っているようだが、僭越と言えるものだ。
集まっている人々を見てみると、坂本龍馬の「志」(こころざし)に比してあまりにもお粗末な顔ぶれである。
坂本龍馬も「あんた達には、わしの言葉を流用されたくないよ」と嘆いていることだろう。
以下、NHKニュースより
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せんたく議連107人で発足
この「せんたく議員連合」は、北川元三重県知事や東国原宮崎県知事らが地方分権や生活者重視の視点に立った改革を進めることを目指してつくった新たなグループの呼びかけに応じて、自民党の河村元文部科学大臣や民主党の野田元国会対策委員長らが中心となって発足しました。東京都内で開かれた初めての総会には、議員連盟のメンバーのほか、北川元三重県知事や財界関係者など、およそ200人が出席しました。この中で、共同代表を務める自民党の河村氏は「マニフェスト選挙の推進がこの会の趣旨だが、『ねじれ国会』の下、政治改革や国会改革についても議論していきたい」と述べ、民主党の野田氏も「政治を抜本的に改革するため、党派の垣根を越え、胸襟を開いて話し合いたい」と述べました。議員連盟には、自民・民主・公明・国民新党から衆・参の国会議員107人が参加し、今後、次の衆議院選挙を政権選択の選挙と位置づけ、いわゆるマニフェスト選挙を推進することや、「官僚主義」や「中央集権」から脱却し、地域や生活者などの視点から、国の仕組みを作り直すことなどに取り組むことを確認しました。
NHKニュース 3月3日 18時56分
せんたく議連と連携 分権推進
地方分権などをめぐっては、北川元三重県知事らが作ったグループと連携して具体的な提言を行おうという超党派の議員グループ「せんたく議員連合」が3日、自民・民主・公明・国民新党の4党の107人の国会議員が参加して発足しました。これについて、増田総務大臣は記者会見で、「地方分権の推進に向け、われわれとしても、議員連合や知事らで作るグループと、それぞれ連携を取っていかなければならない」と述べ、国の出先機関の統廃合や権限の委譲に各省庁が反発を強めるなか、議員グループなどと連携して地方分権を進めていきたいという考えを示しました。また増田大臣は、超党派の議員グループの発足が将来の政界再編をにらんだ動きではないかという見方が出ていることについて、「政界再編うんぬんではなく、政策課題を検討する組織だと思う。『ねじれ国会』のなか、国会の新たなルール案がうまく得られればと期待している」と述べ、議員グループが『ねじれ国会』の円滑な運営につながる1つの場になることに期待を示しました。
NHKニュース 3月4日 14時11分
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「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)発起人は以下の通り(20日現在、50音順)。
▽代表 北川正恭(前三重県知事、早大大学院教授)▽発起人 飯尾潤(政策研究大学院大教授)池田守男(資生堂相談役)岩名秀樹(三重県議会議長)古賀伸明(連合事務局長)佐々木毅(前東大学長)曽根泰教(慶応大教授)西尾勝(東京市政調査会理事長)東国原英夫(宮崎県知事)福川伸次(機械産業記念事業財団会長)古川康(佐賀県知事)松沢成文(神奈川県知事)茂木友三郎(キッコーマン会長)森民夫(新潟県長岡市長)山田啓二(京都府知事)
趣意書(PDF)