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原発国会事故調、最終報告 「規制当局と東電の立場逆転」(産経新聞)

2012-07-06 12:30:14 | 政治
2012年7月6日(金)

 まぁ、産経新聞にまでここまで書かれたら政府や東京電力は恥ずかしいわな!

 国会事故調の最終報告では、相当厳しい用語を使用して対応を批判している。

しかし、これを読んで「胸がスカッとした」と思ったら、政府の思う壷。

ガス抜きに終わってしまう。

 これを重要な改善材料として、安全性を高めるために活用して欲しいし、

安全対策を取りながら、順序建てて廃炉に進んで欲しい。

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【国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会】:略称『国会事故調』公式サイト

【国会事故調チャンネル】USTREAM

『国会事故調』報告書のダウンロードページ

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原発国会事故調、最終報告
 「規制当局と東電の立場逆転」

 (産経新聞) - 2012年7月6日(金)08:05

 東京電力福島第1原発の事故を「人災」と断定した国会事故調の報告書は、規制当局と事業者の立場が逆転し、「原子力安全の監視・監督機能が崩壊した」ことを事故の根本的な原因と指摘。規制当局は規制の先送りを許し、東電など事業者の「虜」になっていたと厳しく批判した。

 「能力や専門性、安全への徹底的なこだわりという点で、国民の安全を守るにはほど遠いレベルだった」

 報告書は、経済産業省原子力安全・保安院などの規制当局の問題点を列挙した。一つの例が、平成18年の耐震設計審査指針の改定に伴い実施された、既存の原発の安全性を見直す「耐震バックチェック」だ。

 東電の報告期限は当初は21年6月だったが、28年1月に先送り。1~3号機の耐震工事は実施されず、保安院は遅れを黙認した。

 20年には、米中枢同時テロをきっかけに策定された米国の原発のテロ対策計画「B5b」について、保安院は米原子力規制委員会(NRC)から説明を受けていたものの、国内の安全規制に反映しなかった。

 報告書は、原発推進の経産省の一部だった保安院の組織優先の姿勢や専門性の欠如が、既存の原発の稼働を維持したいという事業者の主張を「後押し」したと分析。「規制当局や東電経営陣が意図的な先送りを行うことで、安全対策が取られないまま3・11を迎えた」ことが事故の「人災」の原因だったと言及した。

 既存の規制当局は再編され、9月までに原子力規制委員会が発足する予定だ。ただ、報告書は「組織形態を変えるだけでは、国民の安全は守れない」と注文をつける。「常に安全の向上に向けて自ら変革を続けていく組織への転換を」との提言を、規制委はどこまで実現できるか。わが国の原子力への信頼回復の試金石となっている。 


原発国会事故調、最終報告 食い違い、官邸に厳しく
 (産経新聞) - 2012年7月6日(金)08:05

 昨年3月の東京電力福島第1原発事故後の対応をめぐり、官邸サイドと東電側の主張が大きく食い違った事案は2つある。水素爆発直後の1号機への海水注入の是非、そして東電が全面撤退を申し出たとされる問題だ。国会の事故調査委員会はいずれの事案でも官邸側に厳しい判定を下した。(坂本一之、千葉倫之)

 「菅直人前首相が再臨界の懸念にとらわれて海水注入の必要性を説明する声に十分に耳を傾けなかった面もある」

 事故調は、海水注入をめぐり、菅氏が再臨界の懸念を示していたと認定。「海水でも再臨界が起きないことは知っていた」とする菅氏の主張を退けた。

 報告書によると、昨年3月12日午後6時過ぎ、官邸5階で、菅氏は海江田万里経済産業相(当時)、班目春樹原子力安全委員長らと1号機への海水注入の是非について協議を始めた。

 菅氏は、班目氏が再臨界の可能性について「ゼロではない」との表現で答えたことで「大変じゃないか」と懸念を示した。班目氏らが「再臨界はまず起きないと考えていい」と説明しても、菅氏は「ないと言っていた水素爆発が起きたじゃないか」と納得せず、注入を了承しなかった。

 報告書は「菅氏の『再臨界』発言を契機に議論が仕切り直しになった」と指摘。同7時55分ごろまで「是非の判断は宙に浮いた形となった」。これを「官邸政治家による指揮命令系統の破壊がなければ生じなかった問題だ」とし、菅氏が主導した協議についても「技術的には無駄であった」と断じた。

 是非が決まらない間、協議の場にいた東電の武黒一郎フェロー(当時)が第1原発の吉田昌郎所長(同)に電話で「止めろ。官邸がグジグジいってんだよ」と注入を中断するよう指示したが、吉田氏は独断で注入を続けた。その吉田氏も事故調の参考人聴取で当時の状況を「指示命令系統が非常に分散している」と証言している。

 「菅氏がいなければ東電は全面撤退し、日本は深刻な危険にさらされていたに違いない、というストーリーは不自然だ」

 菅氏側が吹聴してきた唯一の“功績”についても事故調はこう否定した。

 菅氏や枝野幸男官房長官(当時)、海江田氏らは、東電の清水正孝社長(同)からの電話を「全面撤退と受け止めた」と強調した。

 報告書は「全面撤退」と解釈された最大の責任は「要領を得ない説明に終始」した清水氏にあり、「責任転嫁の傾向を持った東電の黒幕的経営体質」を批判。その上で官邸サイドの危機管理能力の欠如を問題視した。

 菅氏らが全面撤退と「受け止めた」のであれば「それが必要となった事態に備え、住民の防護対策に総力を結集するのが政府の役割ではなかったか」と指摘。撤退の是非ばかりにとらわれ、不測の事態に備えた検討を怠ったことにも「危機管理意識の低さを如実に表している」と断罪した。

 海江田氏や細野豪志首相補佐官(当時)がその後、清水氏の電話に出ようとせず、誤解を解く機会を逃したことも取り上げた。

 民間事故調は、菅氏が東電本店に乗り込み統合対策本部を設置したことを「危機対応のターニングポイントになった」と評価したが、国会事故調はこれを否定。政府の本来の役割は住民避難などオフサイト(原発外)対応にあり、事故対応の責任は第一義的に事業者にあると結論づけた。

 菅氏が東電幹部らを前に行った演説についても「激しい口調」だったと認め、「東電幹部は一様に違和感を覚え、吉田氏も現場は逃げていないと悔しさをにじませている」と記した。



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「原発事故は自然災害ではなく、あきらかに人災」 国会事故調

2012-07-05 18:32:42 | 政治
2012年7月5日(木)

   <国会事故調、報告書を提出=衆参議長に>


  福島第1原発事故を検証していた国会の事故調査委員会(黒川清委員長)は
  5日、衆参両院の議長に報告書を提出した。黒川委員長らは同日夜、
  記者会見する。
  写真は報告書を横路衆院議長に提出する同委員長(左)。
   【時事通信社】 時事通信 2012年7月5日(木)13:51

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「原発事故は人災」
 国会事故調が最終報告書

 (読売新聞) - 2012年7月5日(木)13:53
 

 
 東京電力の福島第一原子力発電所事故を検証する国会の「事故調査委員会」(黒川清委員長)は5日午前、国会内で会合を開き、最終報告書を決定した。

 今回の事故について、首相官邸の対応などを問題視し、「自然災害ではなくあきらかに『人災』」と位置付けた。また、事故の直接的原因について、「地震による損傷はないと確定的には言えない」と明記し、地震も事故原因の一つである可能性を示唆した。

 報告書は同日午後、衆参両院議長に提出された。黒川氏が記者会見して内容などを説明する予定だ。

 報告書は、計641ページに及んだ。事故原因の分析のほか、「政府の危機管理体制の見直し」など七つの提言から構成されている。

 事故の根源的な原因として、規制当局と東電との関係の「逆転関係」があり、「監視・監督機能の崩壊が起きた」とも指摘した。この結果、事前に災害への対策を行うチャンスを生かすことができなかったとした。

 官邸や規制当局が機能しなかったことで、被害の拡大を招いたとし、首相官邸の対応の問題点に言及。東電本店も現場への支援で不十分な点があったなどと指摘している。黒川氏は会合で、「(報告書の)提言を実行し、改革の努力を尽くすことが国会などの使命だ。報告書が被災者に役立つことを祈念する」と述べた。 





国会事故調が最終報告書を決定
 菅首相らの過剰介入批判

 (朝日新聞) - 2012年7月5日(木)13:35
 

 東京電力福島第一原発事故を検証する「国会事故調査委員会」(黒川清委員長)は5日午前、最終報告書を決定した。すでに示されている中間見解では、当時の菅直人首相ら官邸の初動対応を「現場介入を頻繁に繰り返した」と批判。午後公表される最終報告書も、官邸の対応を厳しくただす内容となる見通しだ。

 国会事故調は民間有識者10人で構成され、昨年12月に設置。菅氏や東京電力の勝俣恒久前会長ら38人を公開で参考人招致したほか、延べ1167人の関係者に900時間を超えるヒアリングをおこなった。

 国会内で5日に開かれた国会事故調では、黒川委員長が「報告書は英語版をつくり、世界に対しても発信したい」と説明。最終報告書は約600ページにわたり、同日午後に衆参両院議長ほか、国会事故調の上部団体である衆参両院の議院運営委員会合同協議会に提出したうえで一般公開する。 



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宇宙科学者が50年来探してきたヒッグス粒子とみられる新粒子の観測成功

2012-07-04 23:53:31 | 科学と技術
2012年7月4日(水)


 ヒッグス粒子発見に関する、下記の記事を読んでみましたが、

何の事やらサッパリ解りません。

 先だっての「光より速いものを見付けた」時のように測定誤差で否定される

ようなものでは無いことを祈ります。


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ATLAS実験とCMS実験、ヒッグス粒子とみられる新粒子の観測に成功
 (マイナビニュース) - 2012年7月4日(水)21:30

 CERN(欧州原子核研究機構:the European Organization for Nuclear Research)は7月4日、ATLAS(A Troidal LHC Apparatus)実験およびCMS(Compact Muon Solenoid)実験が行ってきたヒッグス粒子の探索に関する最新の暫定結果として、両実験ともに質量125-126GeV/c2付近に新粒子を観測したことを発表した。

同粒子は、両実験ともに5σ程度の確度(3×10-7)で、スピンが整数のボゾン(ボーズ粒子)であるため、これまで発見されたボゾンの中で最も重いものになるという。

ただし、この結果は2011年と2012年に大形ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いて収集したデータが基になっているが、2012年のデータはまだ解析途中にあることから、暫定的なもので、最終的な解析結果の公表は7月末に論文として発表される予定だ(2012年の第1期データ収集は4月4日から6月18日にかけて実施され、積算ルミノシティ6.3fb-1を収集した。これは陽子・陽子衝突約600兆回に相当するもので、2011年の実験の約2割増しとなるという)。

今回発見された新粒子は、ヒッグス粒子と見られるものの、断定するにはさらなる研究が不可欠であるとのことで、さらにデータを収集した後、2012年中に今回の観測結果の全体像が見えてくるという(7月1日からは第2期データ収集も開始されており、10月末までの実験が予定されており、2012年の積算ルミノシティは15~20fb-1になる予定で、これによりヒッグスがタウベアー、bクォークペアーに崩壊した2つのチャネルに対する研究なども進むこととなり、ヒッグス粒子と同定することが可能になるという)。

また、研究チームは、同粒子の性質を精密に測定し、宇宙を理解するうえでどのような役割をはたしているかを明らかにすることが次のステップであるとコメントしているほか、同粒子の性質が、長年探索されてきた標準理論最後の未発見粒子「ヒッグスボゾン」と一致するのか、あるいはもっと奇妙な粒子であるのか、ヒトが観測できる物質は宇宙全体の4%に満たないと考えられており、ヒッグス粒子の性質が標準理論の予想と異なることがわかれば、まだ得体のしれない宇宙の96%の成分の理解につながる可能性があるともコメントしている。

CERN所長のロルフ・ホイヤー氏は「自然を理解する上での新たな段階に入った」と述べ、「ヒッグスボゾンとみられる粒子の発見は、それの詳細な研究へと続いていく。たくさんのデータを溜めることで、新粒子の性質をさらに調べることができ、そこから我々の宇宙の他の謎を解き明かすことができるかもしれない」と、物質構造の解明が次のステップに移ったとしている。

なお、LHCは2014年の秋から衝突エネルギーを従来比で約2倍に増強され、14TeVの実験を行う予定であり、これにより、より重い新しい素粒子の発見が可能となり、超対称性粒子などの発見が期待できるようになるという。  



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7/1 付け 西日本新聞社説に注目

2012-07-03 18:26:37 | 政治
2012年7月3日(火)

 二日前の話で恐縮だが、西日本新聞の社説を読んで、

中々、突っ込んだ内容になっているように思えた。

我々のようなブログでは当たり前に書いていても、大手マスコミでは

及び腰な処が多い中では、結構積極的な表現なのではないかと思う。

 原発と節電の話である。

 長い前置きは兎も角として、下記引用をお読みいただきたい。


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節電の夏が始まる 社会や生活を考え直す好機に
 西日本新聞・社説 - 2012年7月1日 10:40
 

 ■月のはじめに考える■

 7月が始まりました。今年は例年に増して暑い夏になりそうです。

 原子力発電所の稼働停止に伴う電力需給の逼迫(ひっぱく)で、全国的にかつてない節電が求められているからです。

 私たちは、電気は使いたいだけ供給されるのが当たり前、という暮らしに慣れてきました。夏場の節電で多少窮屈な思いは避けられません。

 でも、不便や不自由ばかり考えると、不安やストレスが募ります。
 節電の夏だからこそ、過度の原発依存社会や電力多消費型生活を、考え直す契機になるのではないでしょうか。

    ◇     ◇

 国内50基の原発は今年5月、定期点検などですべて休止しました。このうち関西電力大飯原発3、4号機だけは緊急避難的に再稼働しますが、残りは再稼働のメドが立っていません。

 無理もありません。東日本大震災による福島原発事故の衝撃は、いまだ日本社会を揺るがし続けています。

 原発の「安全神話」は崩壊し、政府や電力業界、メーカー、学会の癒着や無責任な姿勢、隠蔽(いんぺい)体質に、国民の不信と怒りが渦巻いています。

 この夏の「原発ほぼゼロ」は、いわば当然の事態ではないでしょうか。

 原発事故の検証、解明はいまだ終わらず、事故を踏まえた安全基準や防災対策の策定も事実上手付かずです。

 原発の安全規制を担う原子力規制委員会は9月に発足するものの、「40年廃炉」原則を見直すなど疑問を拭えません。使用済み核燃料の処理問題は、解決の糸口すらつかめません。

 何より、将来のエネルギー政策で原発をどう位置付けるか、という肝心の計画が定まっていません。

 そんな中での大飯原発稼働は、関西電力の供給力不足に配慮した例外措置です。他の原発を再稼働させる「突破口」にはなり得ません。再稼働の条件は電力不足ではなく、あくまで安全性の確認であるべきでしょう。


    ◇     ◇ 

 九州電力管内は佐賀県の玄海原発、鹿児島県の川内原発の計6基が停止中です。九電は2日から、2010年夏比で10%の節電を要請しています。

 さらに九電は、九州を60のエリアに分けた「計画停電」の案も発表しました。九電首脳は「もしもの時の備え」としていますが、不安要因です。

 10%の節電要請は、全国の電力9社では関西電力と並ぶ高さです。九電の場合、原発の発電比率が40%と高かったことが裏目に出た形です。

 昨年来「やらせメール」問題の対応に追われ、今夏の供給力強化対策が後手に回った面は否めません。

 なぜ、関電の大飯原発が再稼働した後も、九州の節電目標は10%のままなのか。共同火力発電などの供給力をもっと盛り込めないのか。需給の中身について詳細な検証と説明が必要です。

 電力の停止は住民の健康と命、企業の経済活動を直撃します。電力会社は可能な策を総動員して供給責任を果たすべきです。既存発電所が停止しないよう整備を徹底するのは当然です。

 節電の夏に備え、九州でも経済界を中心に対策が広がりつつあります。

 JR九州や西日本鉄道は、列車の運行数や車両編成数を減らす計画です。店舗やオフィスでは、自家発電機の増設や空調温度設定の引き上げなどが進みます。工場の稼働日を土日に振り替える企業もあります。

 暮らしや経済活動への影響は、ある程度は甘受するしかありません。

 ただ「計画停電」になれば、営業や生産の休止、交差点の混乱など甚大な影響が生じます。是が非でも回避に全力を尽くしてほしい。万が一実施に至る場合は、事前の情報公開や周知徹底に万全を期すよう求めます。

    ◇     ◇

 節電は一般家庭も例外ではありません。正午すぎなどピーク時の消費電力は企業などの「大口電力」の数倍になります。行き過ぎた節電や無理な省エネでなくても、努力は必要です。

 ただ、需給が逼迫(ひっぱく)するのはピーク時です。要はこの時間帯に電力使用を集中させないことに尽きます。

 九電は、ピーク時を高くする代わりにそれ以外の時間を安くする「時間別料金」を試行します。掃除や洗濯はピーク時以外が効果的です。鍵を握るのはエアコンでしょう。昼間は使う部屋を絞り込んだり、扇風機やうちわを活用するなど、工夫したいものです。

 思えば私たちは、「電力がぶ飲み生活」を「成長」と歓迎してきました。だが原発の「安全神話」が崩れ「成長神話」も終わりを迎えつつあります。

 節電を苦役と受け止めず、仕事や生活のスタイルを見直す好機と捉えてはどうでしょう。企業での長時間労働を見直し、家族でのだんらんやレジャーを楽しむ。家族が各部屋に分かれてエアコンを動かす時間を少し減らし、居間で一緒にくつろぐ-。

 東京電力管内は昨夏、地域を挙げた取り組みで、15%の節電要請を達成しました。その経験と教訓は九州でも必ず生かせるはずです。

 消費者が節電の主導権を握ることで、脱原発への道筋を探っていく。そんな意識があれば、9月7日までの節電期間を乗り切れるものと信じます。

=2012/07/01付 西日本新聞朝刊= 




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大飯原発もトラブル続きなのに再稼働したかと思えば姫路火力発電所でも!

2012-07-02 18:22:49 | 政治
2012年7月2日(月)

 昨日の大飯原発再稼働の直前にも次々とトラブルが見つかったが…

大飯原発で警報相次ぐ=「問題なし」予定変えず―保安院
 (時事通信) - 2012年6月29日(金)20:56


 姫路第二発電所4号機が緊急停止したとのこと。

   <関電の火力発電所停止 復旧に10日前後>

    関西電力姫路第2発電所=2011年7月撮影
      (共同通信) 2012年7月2日(月)12:44
 
姫路第二発電所が緊急停止 関電、復旧に10日必要
 (朝日新聞) - 2012年7月2日(月)12:28


 火力発電所でさえまともにコントロールできない関西電力に

原発のコントロールができるはずがない。

 今回のトラブルも些細なこととして済ませるつもりだろうか?

 配管の欠陥は、プランと産業にあっては致命的なものであり、それ故

メンテナンス(保守点検)でも充分注意を払い、欠陥が出る前に交換する

などの予防処置を行なっているはずである。

 大飯原発でも配管の中核をなすポンプの異常が報道されていたが、

今回も中核中の中核であるボイラーに関するものであったようだ。

ボイラー関連の配管が欠損し、蒸気が漏れたというものらしい。

 原発なら放射能漏れの可能性さえある。

 一方では、原発再稼働を促進するための『ヤラセ事故』の可能性も!

 こんな関西電力に原発を稼働する資格は無い!

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姫路第二発電所が緊急停止 関電、復旧に10日必要
 (朝日新聞) - 2012年7月2日(月)12:28
 

 関西電力は2日、火力発電所「姫路第二発電所4号機」(兵庫県姫路市)が故障し、同日午前7時47分に運転を止めたと発表した。この日の関電管内のピーク時の電力使用率(予想)は81%から86%となったが、「安定した需給状況」に変わりないという。関電は10日ほどで復旧できるとみており、「予定通り進めば安定的な需給状況は保てる」としている。

 関電によると、2日午前3時21分にボイラー内の温度上昇を示す警報が鳴った。作業員が確認したところ、ボイラー内の配管から蒸気が漏れ、水量が減っていることが分かった。過去の故障例から、運転再開には10日ほどかかるという。

 この緊急停止で、関電の2日の供給力は約150万キロワット減少。4号機の出力45万キロワット分に加え、余波で揚水発電も減少するためだ。ただ、今月上旬は、仮に需要が大きく上昇しても、ほかの停止中の火力発電所を再開できるため、需要に見合った供給力は確保できるとしている。 



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大飯原発再稼働反対の意見を表明する市民に機動隊を投入して強制排除

2012-07-01 20:08:30 | 政治
2012年7月1日(日)

 民主党政権の強権政治的体質をあまりにも明白に見せつけた!

多くの国民の不安や不信を他所に、野田民主党政権は危険性が無くなっていない

大飯原発を今日7月1日から再稼働することを先だって決定し、実力行使に入った。

 反対する市民に対して武装機動隊を投入して強制排除を始めたのだという(朝日)

機動隊が強制排除開始、市民らと小競り合い 大飯原発
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)18:31


<徹夜で再稼働に反対、道路封鎖 200人が抗議>

 大飯原発に通じる道路を封鎖し、3号機の再稼働に抗議する人たち
 =1日午後4時49分、福井県おおい町で共同通信社ヘリから
       (共同通信) 2012年7月1日(日)19:55


 その上、先ほど午後7時のNHKニュースによると、大飯原発では最近になっても

トラブルが9件相次いでいるのだという。

大飯原発で警報相次ぐ=「問題なし」予定変えず―保安院
 (時事通信) - 2012年6月29日(金)20:56


 そして、関西電力や政府は、「そのトラブルは些細なものなので、安全性に影響が

無い」(ウソばっかり!)と『自己断定』し、云わば安全度外視で再稼働に一目散。

 「原発再稼働」ありきで、他の不安要素や危険要素などは全く目に入らない・・・

大飯3号機で警報=モニター電源誤操作―関電
 (時事通信) - 2012年6月28日(木)19:46


大飯4号機、ポンプ異常の警報 再稼働遅れる可能性も
 (朝日新聞) - 2012年6月29日(金)17:00


大飯原発4号機で警報 排水ポンプにごみ詰まる?
 (朝日新聞) - 2012年6月30日(土)22:51


いつぞやの『大本営』と同様、自らに都合の良い情報だけを無理やり集め、

「不都合な真実」は無視するという体質そのものである。

 「悲惨な敗戦」と同じような「悲惨な事故」を既に起こしているのに、それさえ

判断から外されているとは、何とお馬鹿な人達であろうか!

 広島・長崎の人たちには恐縮だが、今の事態は広島・長崎に原爆が落とされ大規模に

放射能汚染され、多大な犠牲者が出ているのに、戦争を続けようとした当時の戦争指導者

の考えと殆ど同じと言えるのではないか!

 本当に恐ろしい状況である。

     **************

<原発前道路の封鎖続く 大飯3号再稼働に抗議>

 大飯原発の入り口付近で、プラカードを掲げ再稼働に反対する親子連れ
    =1日午前、福井県おおい町
    (共同通信) 2012年7月1日(日)11:39

 現地で奮闘している人々にはエールを送るだけしかできず、申し訳ありませんが

引続き踏ん張って頂きますようお願いします。 <m(_ _)m>

大飯原発への道路封鎖続く 200人が「命守れ」訴え
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)12:01


大飯再稼働阻止へ道路封鎖 市民ら100人、もみ合いも
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)03:08


<大飯原発への道路を封鎖 再稼働抗議>

 大飯原発の入り口付近で再稼働反対を訴える人たち
   =30日夜、福井県おおい町
   (共同通信) 2012年6月30日(土)23:42



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機動隊が強制排除開始、市民らと小競り合い 大飯原発
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)18:31
 

 1日夜の関西電力大飯原発(福井県おおい町)3号機の原子炉起動を控え、前日夕から徹夜で同原発に通じる唯一の道路を封鎖していた反対派の市民らに対し、警察は1日午後5時45分から強制排除に乗り出した。抗議行動には1日朝から関東や関西などの脱原発団体のメンバーらも合流し、計約200人が道路を約10台の車やロープなどでふさぎ、「再稼働反対」と声を上げ続けていた。

 県警機動隊は、中部方面の警官隊の応援も得て、反対派の市民らの前後を挟むようにして警戒。1日午後5時半過ぎ、一部が関電の敷地内に無断で入っているなどとして、「敷地から出なければ不法占拠になる」「指示に従わなければ公務執行妨害に問われる」「道路を開放しなさい」などとマイクで警告。その後、強制排除に乗り出した。市民らは両手を上げて「暴力反対」と叫びながら、一部が座り込んだり、道路上に横になったりして抵抗。午後6時15分現在、小競り合いが続いている。 



大飯原発への道路封鎖続く 200人が「命守れ」訴え
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)12:01

 1日夜の関西電力大飯原発(福井県おおい町)3号機の原子炉起動を控え、反対する若者ら約100人が前日夕から同町に集まり、徹夜で同原発に通じる道路を封鎖している。関西などの脱原発団体のメンバーらも1日早朝から合流し、雨の中、計約200人が道路で腕を組むなどして「再稼働反対」と声を上げ続けている。

 30日午後4時ごろから、大飯原発のゲートまで約500メートルのところにあるトンネル入り口付近に若者ら約100人が集結。原発へ通じるただ一つの道を、福井、福山、京都、練馬ナンバーなどの車約10台でふさいだ。県警機動隊とにらみ合いを続けながら、徹夜で「命を守れ」などと訴えた。

 前日に政府の監視拠点となっている大飯オフサイトセンター周辺で抗議の声を上げた団体のメンバーの一部は1日午前7時、大飯原発近くの公園で集会を開いた後、原発に向けてデモ行進した。約100人が若者らの道路封鎖に加わり、一緒に腕を組んだり、道路をふさぐようにロープを通したりして再稼働への抗議を続けている。 



大飯再稼働阻止へ道路封鎖 市民ら100人、もみ合いも
 (朝日新聞) - 2012年7月1日(日)03:08

 原子炉の起動を翌7月1日に控えた関西電力大飯原発3号機。地元・福井県おおい町で30日、反対する市民らが抗議活動を繰り広げた。このうち100人以上は原発へ通じる道路をふさいで「稼働阻止」をアピール。県警機動隊員らとのにらみ合いが1日未明まで続いた。

 30日午後4時ごろ、大飯原発のゲートまで約500メートルにあるトンネル入り口付近に、若者ら約100人が集まり、原発へ通じる唯一の道を車などでふさいだ。機動隊員が道を開けるよう呼びかけたが、若者らは「再稼働をやめてくれたらすぐにどく」「命を守れ」などと応じず、一時はもみ合う場面も。夜になると、合流する市民の数はさらに増えた。

 おおい町ではこの日、関西の脱原発団体などが呼びかけた「STOP☆原発再稼働! 6・30おおい集会」も開かれ、全国から約500人が集まった。 



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大飯3号機で警報=モニター電源誤操作―関電
 (時事通信) - 2012年6月28日(木)19:46

 再稼働に向け作業中の関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の中央制御室で28日午後4時ごろ、発電用タービン設備などの漏電を監視するモニターの故障を示す警報が鳴った。関電によると、運転員が誤ってモニターのスイッチを切ったためで、故障ではないという。

 モニターは当時、スリープモードのため暗くなっていた。画面に触れると再び点灯する設定だったが、運転員は電源が切れていると思ってスイッチを操作したという。電源を入れ直し、すぐに復旧した。  



大飯4号機、ポンプ異常の警報 再稼働遅れる可能性も
 (朝日新聞) - 2012年6月29日(金)17:00

 経済産業省原子力安全・保安院は29日、再稼働の準備を進めている関西電力大飯原発4号機で午前10時ごろ、蒸気を水に戻す復水器から水を採取するポンプの異常を示す警報が点灯したと発表した。関電がポンプを分解点検して原因を調べるという。点検の結果次第では、再稼働の時期が延びる可能性があるという。

 保安院によると、2次系の冷却水の塩分濃度を監視するために、水を採取するポンプの試運転を始めたところ、警報が点灯した。

 大飯原発は3号機が7月1日に起動予定で、4号機は17~21日ごろに起動する見通し。保安院の担当者は「再稼働の工程に影響するか、点検結果を確認する必要がある」としている。 



大飯原発で警報相次ぐ=「問題なし」予定変えず―保安院
 (時事通信) - 2012年6月29日(金)20:56

 再稼働の準備が進む関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で29日、機器の異常を示す警報が相次いだ。経済産業省原子力安全・保安院は「安全上の問題はない」と説明、7月1日に3号機を起動する予定に変更はないとしている。

 保安院によると、29日午後3時45分、3号機の原子炉格納容器周辺から空気を吸い出し、換気していた気体廃棄物処理設備の排気量が、設定値の毎時2.5立方メートルを超えたことを示す警報が2回鳴った。放出される放射性物質の濃度に変動はなく、保安院は「一時的な気体の流量の変化はよくある」と説明している。  


大飯原発4号機で警報 排水ポンプにごみ詰まる?
 (朝日新聞) - 2012年6月30日(土)22:51

 再稼働の準備を進めている関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)で30日午前11時53分ごろ、取水口のごみを取り除く設備の排水ポンプが停止したことを示す警報が鳴った。経済産業省原子力安全・保安院と関西電力が発表した。警報は12分後におさまり、ポンプを再度運転したところ異常はなかったという。一時的にごみが詰まったためとみられ、準備作業に支障はないという。4号機は17日に起動する予定。

 保安院と関電によると、ポンプは、取水口に付着した藻やクラゲなどのごみを分別した後の水を海へ放出するためのもの。 



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