8/3読売新聞が伝えておりました。
-大間原発の事故対応拠点、誘致合戦-
佐井村の太田健一村長は2日、村内に大間原発(大間町)の事故対応拠点となるオフサイトセンター(OFC)の建設を求める要望書を佐々木郁夫副知事に手渡した。同原発のOFCは大間町と、町に隣接する佐井、風間浦両村が国や県に誘致を求める事態になっている。
村議8人全員と県庁を訪れた太田村長は、〈1〉原発からOFCまで国道や県道、航路などの経路確保が可能〈2〉地質が硬く地震に強い〈3〉原発の風上にある――など村の優位性をアピールし、「真の共存共栄のためには大間町ばかりに施設が集中するのではなく分散させてもらうことだ」と訴えた。
佐々木副知事は「国や大間町、佐井村を含めた関係市町村の意見もいただきながら、適切に対応したい」と述べるにとどめた。
村によると、候補地は原発から6~7キロ離れた標高約30メートルの原田地区の民有地。年間の風向きの約7割が西もしくは南西で、原発の「風上」になるため、事故時も放射性物質の影響が少ないことが予想される。所有者からは既に了解を得たという。
OFCを巡っては東京電力福島第一原発事故を受けて、国が省令を改正して設置場所を原発から5~30キロ圏内に変更。これを受けて、大間町が原発から約3キロの候補地を断念したため、3町村の誘致合戦が激化している。
同町は、原発から約5キロ離れた奥戸地区の民有地を新候補地として検討しており、今後県に対して同様の要請を行う予定。町の担当者は「OFCがあると町民の安全安心につながる。緊急時も立地自治体の方が関係者が参集しやすい」と強調する。
一方、太田村長は「(大間町の新候補地よりも)佐井村のほうが絶対にいい」と鼻息が荒い。昨年7月に県に誘致を求めている風間浦村の飯田浩一村長も「うちは先駆けて要望した。今後の選定は是非そこを考慮していただきたい」と一歩も引く様子はなく、県は難しい選択を迫られそうだ。
-引用終わり-
この誘致合戦という状況を国民、避難住民はどう見ているでしょうか。私は率直に申しますと「ちょっと恥ずかしい」と感じています。何れにしてもOFCは事故対応の拠点施設なので、機能が十分に発揮できることを最優先で選定されるべきでしょう。
-大間原発の事故対応拠点、誘致合戦-
佐井村の太田健一村長は2日、村内に大間原発(大間町)の事故対応拠点となるオフサイトセンター(OFC)の建設を求める要望書を佐々木郁夫副知事に手渡した。同原発のOFCは大間町と、町に隣接する佐井、風間浦両村が国や県に誘致を求める事態になっている。
村議8人全員と県庁を訪れた太田村長は、〈1〉原発からOFCまで国道や県道、航路などの経路確保が可能〈2〉地質が硬く地震に強い〈3〉原発の風上にある――など村の優位性をアピールし、「真の共存共栄のためには大間町ばかりに施設が集中するのではなく分散させてもらうことだ」と訴えた。
佐々木副知事は「国や大間町、佐井村を含めた関係市町村の意見もいただきながら、適切に対応したい」と述べるにとどめた。
村によると、候補地は原発から6~7キロ離れた標高約30メートルの原田地区の民有地。年間の風向きの約7割が西もしくは南西で、原発の「風上」になるため、事故時も放射性物質の影響が少ないことが予想される。所有者からは既に了解を得たという。
OFCを巡っては東京電力福島第一原発事故を受けて、国が省令を改正して設置場所を原発から5~30キロ圏内に変更。これを受けて、大間町が原発から約3キロの候補地を断念したため、3町村の誘致合戦が激化している。
同町は、原発から約5キロ離れた奥戸地区の民有地を新候補地として検討しており、今後県に対して同様の要請を行う予定。町の担当者は「OFCがあると町民の安全安心につながる。緊急時も立地自治体の方が関係者が参集しやすい」と強調する。
一方、太田村長は「(大間町の新候補地よりも)佐井村のほうが絶対にいい」と鼻息が荒い。昨年7月に県に誘致を求めている風間浦村の飯田浩一村長も「うちは先駆けて要望した。今後の選定は是非そこを考慮していただきたい」と一歩も引く様子はなく、県は難しい選択を迫られそうだ。
-引用終わり-
この誘致合戦という状況を国民、避難住民はどう見ているでしょうか。私は率直に申しますと「ちょっと恥ずかしい」と感じています。何れにしてもOFCは事故対応の拠点施設なので、機能が十分に発揮できることを最優先で選定されるべきでしょう。