テルツァキアンの９基準にプラス

各エネルギーの特徴を項目別に評価している文献があります。石油、石炭、天然ガス、水力、原子力、風力/太陽光を対象としています。それに１０番目としてコストを加えた１０項目が指標として考えられています。

① 汎用性（どんな用途でも利用可能）
② 量的柔軟性（微細でも巨大でも自在に出力調整が可能）
③ 貯蔵性・運搬性
③ ユビキタス性（時期と場所を選ばない）
④ エネルギー密度（面積・堆積・重量当たりエネルギー量）
⑤ 出力密度（時間当たりエネルギー量）
⑦ 出力安定性
⑧ 環境負担（CO2 の排出に限らない）
⑨ エネルギー供給安全保障（政治的リスク）
⑩ コスト

点数評価すると一般的には石油、天然ガス、石炭、水力、原子力、風力、太陽光の順になります。ただし、この場合、点数に重みを付けていません。メインか補助か、今か将来か、という視点の違いも考慮されていませんし、放射能汚染や廃炉、最終処分も曖昧です。

しかしながら、取りあえず議論として注目度が高いのは⑦～⑩でしょう。

私は公園規制と温泉地反対が無ければダントツで地熱発電が有力だと思いますね。リードタイムが10年というのが何とも残念ですが・・・。

陸奥湾養殖範囲

7月に脇野沢から高速船を乗ったときに待合室にありました。この図を見ると「ホタテ」と「タラ」の養殖で沿岸部は結構びっしり利用されているんですね。