4番は栗原

　ブラウン監督が来季の4番を栗原にすると明言しました。シーボルの打順について聞かれたときに、4番は栗原がいると語りました。
　4番の候補は栗原かシーボルのどちらかで、春季キャンプやオープン戦で両者を試してから決めるものと思っていました。しかし、この時期から栗原に決めるとは思いませんでした。栗原の今季打率は.310でチームトップ、本塁打25、打点92は新井に次ぐチーム2位の成績でした。この数字だけ見れば実績は十分です。しかし、シーボルも打率.300、32本塁打、105打点で申し分ない数字です。それでも栗原を指名したのは、栗原への信頼が厚いことと将来を見据えてのことでしょう。将来的には間違いなく4番に素質を持った選手ですから、監督は来季4番で起用することで大きく成長してほしいと思っていると思います。また、栗原はそれに答えることができる選手だと思います。
　新井が4番に座った2003年と状況は良く似ていますね。あの時の新井はまだ経験が少なかったため、4番の重圧に潰されました。しかし、栗原は十分経験を積んでいますし、3番や5番といった主軸も任されています。そして何よりも新井より精神的に強いと思います。ですから、栗原が4番の重圧で潰れることはないと思っています。逆に早めに決めることで、栗原の来季へのモチベーションが上がるのではないでしょうか。
　栗原には来季のカープ打線を引っ張ってもらわなければいけません。期待しています。