小松乱調で完敗

中日 002 602 002 12
広島 040 010 001 6
勝：鈴木1勝
敗：小松1勝3敗
本：[中日]和田7号、8号

　昨日の完勝で打線が貧打病から立ち直り、2回に2死1,3塁から小松が先制適時打を放つと、東出、梵と適時打が続いてこの回4点を奪い、試合を有利に進めるかと思いましたが、直後の3回に2死2塁から和田に2ランを浴びると、4回には無死1塁からバルデスのバントを2塁に悪送球して自らピンチを広げてしまい、1死後の2,3塁から岩崎達に適時打を、森野には逆転2点適時2塁打を浴びてKOされてしまいました。後を継いだ梅津も和田に2打席連続となる3ランを浴びてこの回一気に6点を失ってしまいました。
　打線は諦めず5回に廣瀬の犠飛で1点を返す粘りを見せましたが、直後の6回に復帰後初登板のベイルが2点を失って試合が決してしまいました。終わってみれば、18安打12失点の大量失点で投壊で中日に完敗して、このカードの連勝が4で止まり、1日で最下位に逆戻りしました。

　小松の乱調が昨日からの良い流れを断ち切ってしまいました。変化球の制球・切れ共に悪く、初回からピンチの連続でした。それでも赤松の好返球で無失点で凌いでいましたが、先制した直後の3回に特大2ランを打たれてしまったのはいけませんね。中日は4点を失って嫌なムードになりかけたところだったと思いますが、あの2ランで息を吹き返してしまいました。
　そして、極めつけは4回無死1塁でバントが上手くなさそうなバルデスにスリーバントを決められた上に、2塁に悪送球をする失態で、自分を見失ってしまったように思えました。これで完全に試合の流れを中日に渡してしまいましたね。
　貧打線が序盤に4点をプレゼントしてくれたのですから、それに応える投球をしないといけませんね。これで2試合続けて序盤でKOされており、先発投手として試合を任せられないと思います。これ以上1軍で投げさせても、結果を気にしてしまうと思うので、2軍に降格させて再調整させた方が本人のためにもなるでしょうし、長いシーズンを戦うことを考えると、その方が良いと思いますね。

　今日は9安打を放ち、打線を覆っていた貧打病は治ったと思いますが、個人レベルではまだまだ感染しているようですね。2番梵が3安打、5番廣瀬が4安打と2人で7安打を放ち、6得点に大きく貢献しましたが、肝心の3番天谷、4番栗原が共に無安打とブレーキになってしまいました。クリーンアップの3人で8安打9打点の中日とは対照的ですね。
　今日の試合は両チームとも先発投手の出来が悪く、どちらが早くKOできるかが鍵になると思いましたが、下位でチャンスを作り、上位から主軸で確実に得点を挙げた中日が試合の流れを掴みました。
　やはり主軸が打たないと打線に火が付きませんね。早く復調して打線を牽引してほしいですね。