カープな毎日

カープファンのひとりごと。

偽装失敗

2010年05月25日 23時28分54秒 | 試合結果
西武 004 220 002 10
広島 001 000 150 7
勝:許3勝4敗
敗:岸本1敗
セ:シコースキー2敗16S
本:[西武]中村13号、ブラウン11号
  [広島]栗原6号

 今日の先発は青木高か今日1軍に昇格したソリアーノと思われましたが、予想外の岸本でした。初回と2回は西武の拙攻に助けられて無失点に抑えましたが、3回に捕まってしまいました。2死1,2塁から中島に四球を与えて満塁とすると中村に満塁本塁打を浴びて4点を失い、この回で降板となりました。
 2番手梅津も勢い付いた西武打線を止められず、4回1死1,3塁から投手の許に適時内野安打を打たれると、続く片岡の三ゴロを小窪が悪送球して追加点を与えてしまいました。5回にもブラウンに2ランを打たれて痛い2点を失い、7点差がついて試合が壊れたと思われました。
 打線は3回に梵の適時2塁打で1点を返したものの、4回から6回は三者凡退で反撃の糸口を掴めませんでした。しかし、3番手大島が6回から8回の3イニングを1安打無失点に抑える好投で試合を落ち着かせると、7回に小窪の適時打で1点を返して打線に火を付けると、8回には2死2塁から廣瀬の適時打と栗原の2ランで3点を返し、更に内野安打と2死四球で満塁とすると、代打前田の2点適時打が飛び出して、この回5点を挙げて1点差まで詰め寄り、逆転への期待が高まりました。
 しかし、9回にベイルが四球と安打で1死1,3塁のピンチを作って降板すると、林がGG佐藤に2点適時打を打たれて、逆転への流れが途切れてしまいました。

 先発投手に岸本を起用して、西武を撹乱しようとしたのでしょうが、結果的に失敗となりました。順当なら先発は青木高のはずです。それか新戦力のソリアーノと誰もが思ったはずです。しかし、先発マウンドには岸本が上がり、西武だけでなく、カープの野手やファンも驚いたことでしょう。
 いつ岸本に先発を伝えたのか分かりませんが、ほとんど先発機会がなく、調整も慣れていないでしょうから、いきなり結果を求めるのは酷だと思います。偽装するなら、岸本ではなく、篠田や高橋建のように先発経験のある投手にしてほしかったです。なぜこんな偽装をしたのか、理由は分かりませんが、できれば止めてほしかったですね。

 打線が脅威の粘りを見せました。7点差がついて終盤を迎えて、普通なら諦めモードになるところですが、野手は最後まで諦めていませんでした。
 8回も2死から5点を挙げた集中打は素晴らしいですね。ただ、もうひと押しができず、あと1点が届きませんでした。
 7回は小窪の適時打で1点を返して、更にフィオの安打で1死1,2塁と攻めたてながら、倉が併殺打で追加点を奪えませんでした。ここでもう1点取れていれば、勝てていたかもと思ってしまいます。あの場面で一気に攻められるようにならないと、借金完済は難しいかもしれませんね。
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