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久本と中東に戦力外通告

2016年10月03日 22時04分17秒 | オフシーズン
 球団は、久本投手、中東外野手の2人に戦力外を通告したと発表しました。

 久本は12年オフに中日を戦力外となりカープに入団し、13年は先発、中継ぎとフル回転して16年ぶりのAクラス入りに貢献しました。14年に左肘靱帯を損傷して再々建手術を受けたため、15年は育成契約となりましたが、今季から支配下登録選手に復帰していました。今季は、1試合に登板して、1回を4安打5失点の成績でした。
 久本は、現役続行を希望しており、11月のトライアウトを受けるとのことです。

 中東は06年の大学生社会人ドラフト5位で入団し、俊足を活かした代走や外野手ながらも捕手もできるユーティリティープレーヤーとして、チームを支えた貴重な戦力でしたが、若手が台頭したことから、出場機会を失ってしまい、今季は1軍登録がありませんでした。
 今後のついては、未定とのことでした。

 久本の戦力外はある程度予想できていましたが、中東の戦力外は予想外でした。
 久本は、今季の結果だけを見ると戦力としては厳しいですが、純粋に戦力としてだけでなく、若手選手からの人望も厚く、練習姿勢などは若手の良い手本となっていただけに、戦力外は惜しい気もします。また、久本の所属球団は、常にAクラスというジンクスも捨てがたいです。
 球団としても、指導者として球団に残ってほしいと思っていたと思いますが、本人が現役続行を希望しているので仕方ありません。他球団でも活躍してほしいですね。

 中東は、捕手ができるということで、ベンチ入りしていると、捕手2人態勢とすることができ、ベンチ入り野手を1人増やせることが大きな利点でした。しかし、打力ある會澤と磯村の成長により捕手が3人態勢であっても、打撃力が低下せずに、本職の捕手を3人ベンチ入りさせられるため、中東のメリットが少なくなってしまいました。また、本職の外野でも、鈴木誠と野間が台頭しており、出番が減ってしまったことも戦力外となった要因でしょう。
 今後については、未定とのことですが、もし野球に関わるようであれば、カープの力になってほしいですね。
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