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1番遊撃小園が起爆剤になり連敗止める

2019年06月20日 23時23分53秒 | 試合結果
ロッテ 000 000 411 6
広 島 212 001 001 7
勝利投手:フランスア5勝2敗2S
敗戦投手:ブランドン2敗
本塁打:[広島]會澤8号、西川4号、鈴木誠18号


 打線の大幅改造として、打撃不振の田中をスタメンから外し、1番遊撃に小園を抜擢して、3番西川、5番松山、6番バティスタと大胆に組み替えました。
 その新打線が、初回から繋がり、小園がプロ初打席で安打を放って出塁すると、犠打で1死3塁として、西川の適時3塁打と鈴木誠の犠飛で2点を先制しました。
 続く2回には、會澤の本塁打で追加点を挙げると、3回には無死1塁から西川が2点本塁打を放ってリードを5点に広げました。
 更に6回には鈴木誠の本塁打でリードを6点に広げ、なおも敵失、安打、四球で2死満塁として、小園に打席が回りましたが、左飛に倒れて追加点を奪えませんでした。

 先発の床田は、4回までロッテ打線を散発2安打に抑えて2塁さえ踏ませず、5回には2安打と四球で2死満塁のピンチを招くも、荻野を投ゴロに打ち取って無失点に抑えました。
 床田は、6回を三者凡退に抑えて、6回を4安打無失点に抑える好投でマウンドを降りました。

 7回からは一岡がマウンドに上がるも、2安打と捕逸で無死1,3塁とされると、岡の犠飛で1点を失い、更に四球を与えて1死1,2塁となったところで中村恭に交代しました。
 中村恭は、安打で満塁され、荻野に2点適時2塁打を浴び、更に内野ゴロの間に1点を失って、この回4点を失いました。
 8回からはレグナルトが登板するも、2安打で1死1,2塁のピンチを招き、2死後に代打清田に適時打を浴びて1点を失って、リードが1点になってしまいました。
 9回はフランスアを送るも、四球、牽制悪送球、安打、暴投で無死2,3塁の大ピンチを招き、三木を遊ゴロ、井上を三振に斬って2死までこぎつけるも、藤岡に適時打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。

 打線は、7回に安打と暴投に敬遠で2死1,3塁とするも、バティスタが三振に倒れてしまい、8回にも無死2塁としながら、後続が倒れて得点を奪えませんでした。
 しかし、9回に敬遠を含む3四球で1死満塁のサヨナラ機を作ると、バティスタは三振に倒れるも、続く會澤が適時打を放ってサヨナラ勝ちして、同一カード3連敗を免れました。


 ついに緒方監督が英断を下しました。状態の上がらない中崎を2軍に降格させ、連続フルイニング出場を続けていながらも極度の打撃不振が続いていた田中をスタメンから外し、新人の小園を昇格即1番遊撃でスタメン起用しました。
 その小園は5打数1安打ながらも、初回の第一打席で安打を放って出塁し、元気のなかった打線を勢い付かせて初回の2得点に繋げると、その後も着実に加点していきました。
 終盤にリリーフ陣が失点して、まさかの6点リードを追いつかれましたが、最後まで打線の勢いは衰えず、サヨナラ勝ちに繋げました。

 田中、野間、長野と1番として起用してきた選手が軒並み状態が上がらず、打線を勢い付かせることができていない試合が続いていただけに、緒方監督も頭を悩ませていたと思いますが、まさかここで小園を昇格させて、即スタメン起用するという大胆起用には驚きました。
 今の低調な打線には、これくらいのインパクトがある采配が必要だったということですね。今日の良い流れを明日からのオリックス戦にも繋げて、カード負け越しを止めてほしいですね。
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