広島 000 000 023 5
ヤクルト 110 000 000 2
勝利投手:森浦1勝1敗
敗戦投手:マクガフ2敗24S
セーブ:栗林1敗20S
本塁打:[広島]秋山2号、小園5号、松山1号
先発の大瀬良は、初回1死後に2塁打で1死2塁とされ、坂口の適時2塁打で先制を許すと、続く2回にも連続長短打で1死1,3塁のピンチを招き、小川のセーフティースクイズは失敗させて2死1,2塁となった後、山崎に適時打を打たれて追加点を与えてしまいました。
3回と4回は三者凡退に抑えると、5回は2死後に連続長短打で1,3塁のピンチを迎えるも、村上を一邪飛に打ち取って無失点で凌ぎ、6回も1死後に四球と連打で1死満塁とされましたが、小川を三振、山崎を一ゴロに打ち取って得点を与えず、6回を投げて9安打2失点でマウンドを降りました。
打線は、2回無死1塁で小園が併殺に倒れ、4回は安打などで1死2塁とするも、長野が三振、小園が右飛に倒れてしまい、続く5回も2死後に連打で1,3塁としながら、菊池涼が左飛に倒れてしまいました。
6回も無死1塁としながら、坂倉が併殺に倒れて好機を拡大できず、6回まで毎回の7安打を放ちながら得点を奪えませんでした。
7回は中崎が1四球無失点に抑えると、打線が8回2死後に敵失で得た2死1塁から秋山が起死回生の2点本塁打を放って同点に追いつきました。
8回は森浦が三者凡退に抑えると、9回に先頭の小園が本塁打を放って勝ち越すと、さらに1死後四球で1死1塁から代打松山が2点本塁打を放って、この回3点を挙げて勝ち越しました。
9回裏は栗林が三者凡退に抑えて、天敵ヤクルトに逆転勝ちして、対ヤクルト戦の連敗を9で止めて、チームは勝率5割復帰して2位に浮上しました。
大瀬良が初回と2回にあっさりと失点して試合の主導権を渡すと、打線は6回まで毎回安打を放ちながら、2併殺もあって無得点の拙攻で、試合序盤は、全く良いところがありませんでした。
それでも大瀬良は、3回以降は踏ん張って、5回2死1,3塁と6回1死満塁のピンチを無失点に抑え、7回も中崎が無失点に抑えて、ヤクルトに追加点を与えなかったことが、逆転への足掛かりとなりました。
この投手陣が作った流れに乗り、8回は2死後に敵失で走者を出した後、秋山が試合の流れを変える同点弾を放ちました。これでチームのムードが一変して、9回の勝ち越しに繋がりました。
これまでのカープではあれば、そのまま零封されて負けていたと思いますが、秋山の一振りが試合の流れを変えてくれました。これからのカープは、今までとは一味違うという印象をヤクルトに与えることができたはずです。オールスター前残り2試合を良い形で終えて、後半戦に繋げていきたいですね。