中日 202 020 021 9
広島 000 000 000 0
勝利投手:髙橋宏3勝4敗
敗戦投手:大瀬良7勝6敗
本塁打:[中日]ビシエド9号、ビシエド10号、ビシエド11号
先発の大瀬良は、初回1死後に3塁打を浴びて、阿部の右犠飛で先制点を献上すると、続くビシエドには本塁打を浴びて初回にいきなりの2点を失いました。
さらに3回にも1死後に2塁打を打たれ、続くビシエドに2打席連続となる2点本塁打浴びてしまい、3回の打席で代打を送られて、3回を投げて7安打4失点で降板となりました。
4回からは薮田がマウンドに上がり、無死2塁とされるも犠打失敗でピンチを脱するも、安打で2死1,2塁と再びピンチを招きましたが、阿部を三ゴロに打ち取って無失点で凌ぎました。
しかし、5回に3四球で1死満塁のピンチを招き、土田に2点適時2塁打を浴びて、痛すぎる追加点を与えてしまいました。
6回は一岡が登板して、2安打で2死1,3塁のピンチを迎えるも、ガルシアを三振に斬って無失点で凌ぐと、7回は松本がこの試合初めて三者凡退に抑えましたが、8回1死1塁からビシエドに2点本塁打を浴びて試合が決してしまいました。
9回は藤井が3四球で2死満塁として、暴投で1点を失ってしまいました。
打線は、中日先発の高橋宏に7回まで2四死球無安打に抑えられて2塁さえ踏むことができませんでした。8回1死後に小園が2塁打を放って無安打を回避するも、代わった藤嶋に続く會澤が右邪飛、代打中村健が右飛に倒れて得点を奪えず、1安打零封負けを喫して、後半戦は完敗の黒星スタートとなり、借金1で3位に転落しました。
後半戦初戦をエース大瀬良に託しましたが、大瀬良は3回でKOされ、打線は1安打零封とまさかの大敗を喫してしまいました。
打線が高橋宏を攻略できなかったのは、もちろん高橋宏が良かったこともありますが、序盤で4点差をつけられたことで、攻撃が打つしかなくなって淡泊となり、さらに高橋宏も精神的に余裕が生まれたことで、思い切り投げ込んできたことが重なった結果と思われます。
この状況を作ったのは大瀬良の投球でした。初回1死後に打たれた3塁打は1塁松山の守備が拙かったこともあるので、犠飛による1失点はやむを得ないと思いますが、その後のビシエドの本塁打が痛かったです。この一打でビシエドを乗せてしまい、3回の2点本塁打にも繋がった上に、中日打線を活気づかせてしまいました。
今季の大瀬良は、悪い時には悪いなりに失点していまうケースが多く、ここ一番で粘り切れない投球が多くなっています。もしかすると、疲労が溜まっているのかもしれません。
他の投手との兼ね合いもありますが、2軍で遠藤が実践復帰して好投したことから、ローテの頭数に余裕ができたら、一度登録抹消して、再調整させるもの有りかもしれませんね。