今季限りでの退任を表明していた佐々岡監督が、マツダスタジアムで会見を行い、退任理由や決断時期などを明かしました。
辞任を決めたのは、ヤクルトが優勝を決めた日とのことで、翌日には球団に辞任を申し入れていました。まだチームはCS進出の可能性が十分に残っていた時期であり、思った以上に早い決断でした。
もしチームがCSに進出できていれば、球団は来季も続投を要請する可能性があったと思われますが、佐々岡監督は今季が始まる時から、優勝を逃した時には責任を取って辞任する決意をしていたのですね。
佐々岡監督が指揮を執った3年間は、コロナ禍のシーズンとなり、開幕が遅れて変則日程となったり、無観客での試合もあり、さらには主力が新型コロナに感染して大量離脱による戦力ダウンもあるなど、苦しい戦いを強いられて、監督としてチームを率いて思い通り采配を振るうことが難しかったと思います。
その苦しい状況でも、コロナ禍を成績不振の理由にすることなく、自身の力不足として言い訳をしない姿は素晴らしいと思いました。
指揮を執ったこの3年間は1度もAクラスに入ることができず、悔しい思いをされたと思います。またコロナ禍で思うようにチームをまとめることができず、本当に大変な3年間だったと思います。
これからはOBとしてカープを支えてください。3年間お疲れ様でした。