来季からコーチを務める福地寿樹氏が、マツダスタジアムで就任会見を行いました。ポストは2軍打撃兼走塁コーチで、守備ではなく打撃を兼務するのは珍しいですね。
06年開幕前に西武にトレード移籍して以来のカープ復帰となりましたが、「カープを離れてからも、どこかで何かしらの形で恩返しをしたいなと思っていました」と復帰を決断するまでの経緯を明かし、カープ伝統の機動力野球を復活させる意気込みを語りました。
今季のカープはチーム盗塁数が12球団ワーストの26盗塁、一方で盗塁死29個と盗塁数より多く失敗しており、新井監督の掲げる機動力野球復活には走塁技術の向上は必須となっています。
福地コーチは、21年まではヤクルトの外野守備走塁コーチなどを務めており、村上らを指導して走塁技術だけでなく走塁への意識も向上させており、リーグ2連覇を果たしたチーム作りの一翼を担いました。
会見では、「盗塁は数だけではないですけど、今年に関してはどうしてスタートが切れなかったかとか、色んな原因が必ずあると思う。まずはしっかりそこを追及して、整理していきたいと思います」と、早くも指導プランを明かして、2軍で若手に走塁技術と経験を指導していく考えを示しました。
福地コーチの指導が、カープ伝統の機動力野球を取り戻すきっかけになってほしいですね。