冷たい雨が降ってます
こんな日は外にも出れず、読書して時間を潰しています
今まで余り興味の無かった書籍ではあるが、
先々誰にでもある『死』を考慮するうえで手にした書籍は『無縁社会』
近所との付き合い=地縁。
磯野家みたいな三世代家族=血縁といった絆があったが、
昨今では派遣社員など含め、会社での終身雇用が無くなり、
会社との「社縁」までが失われたことによって『孤独死の増加』に繋がっていると言われています。
無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~ - NHKスペシャル
世間から孤立し、誰にも看取られず亡くなった後、腐敗臭で発見された方々の生い立ちが綴られています。
『行旅死亡人』
自殺や行き倒れ等で氏名や住所など身元不明のまま、引き取り手が無いまま埋葬される死者を表わす法律上の呼称だそうです。
●管報掲載として正式に情報公開されてるるHPがこちら
●厚生省が手引きを作成し、ガイドラインとして正式に公示
身寄りのない方が亡くなられた場合の遺留金等の取扱いの手引(別添)(1/2) (cao.go.jp)
『直葬』とは、身元不明の場合通夜・告別式を行わず、シンプルに火葬だけ行う事だそうです。
更に書籍では・・・
三世代同居化から核家族化へと変わり、さらに現代は未婚化=少子化の時代へ。
この先独り身が増え、最後『孤独死』が増加するであろうと警鐘しています。
孤独・孤立の実態把握に関する全国調査|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)
孤独死の現状を統計から分析|死因割合や人数・厚生労働省の対策まで解説|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン (cocofump.co.jp)
また書籍から『篤志体』と云う言葉を知りました。
『とくしたい』と読むそうです。
意味は社会に貢献・支援すると云う意味で、体という文字が付くと「献体」と理解できます。
公益財団法人 日本篤志献体協会 ホームページ (kentai.or.jp)
誰も孤独死を望んでいる人はいないと思います。
誰かに最後は看取られたいと思う筈・・・
私達夫婦のどちらかが先に旅立つ前に、真剣に終活を考えねばと思い知らされた内容の書籍でした。