今、派遣会社が企業から受け取る「派遣料金」(時給のこと)が上昇しています。
人手不足から、派遣社員が集まらないからです。
そうなるととうぜん、派遣社員の受け取る時給も上昇することになります。
あなたの時給も上がっていますか?
そんな新聞記事を紹介します。
【NEWS】人材派遣(一般事務職)――人手不足で2-5%増
OA機器操作などの一般事務職の人材派遣料金が上昇している。景気回復に伴う企業の正社員採用増で人手不足が加速、登録者確保に投じる広告宣伝費などが増えているためだ。
各社とも料金改定交渉に臨み、昨春に比べ2-5%上昇しており、大手の派遣料金(首都圏)は1時間当たり2050―2500円になっている。
日本人材派遣協会によると、今年1―3月のOA機器操作(一般事務職)の派遣労働者数(全国主要108社)は前年同期比11.1%増だった。金融業や製造業を中心に派遣ニーズが高まり、2004年1月以降二ケタの伸びを記録する。
今年4月の稼働スタッフの伸び率はマンパワー・ジャパン(横浜市)が26%増、リクルートスタッフィング(東京・千代田)が20%増、スタッフサービス・ホールディングス(東京・千代田)が7%増と好調だ。
一方で新規登録スタッフの伸び率は頭打ち傾向が強くなってきた。
効果的な広告宣伝を繰り広げ、ブランド認知度が向上したリクルートスタッフィング(30%増)やマンパワー(35%増)を除き、スタッフサービスは横ばい、テンプスタッフは9%増だ。
料金改定に合わせスタッフの時給も引き上げが進んだ。職場や能力により異なるものの、昨春に比べ30―50円上がり、1500―1800円になった。
景気拡大が続くため、人手不足は当面解消されないとみられる。このため「今後も派遣料金の引き上げは続くだろう」(マンパワー)とする声が多い。
請求料金からスタッフに支払う時給を差し引いた単純粗利率(全職種)はテンプスタッフの場合、06年1―3月は26.9%。07年3月期はほぼ同水準と予想する。
「請求料金の引き上げは天井に近づいてきた」(テンプスタッフの佐分紀夫常務)との見方もある。
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