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■ 派遣業界、気になる最新ニュース
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派遣から正社員へ「新卒」拡大？雇用奨励金も！
（2011年7月5日 読売新聞）
少子化で急速に減る労働力人口を補うには、就業率を上げる
必要がある。
今月１日の閣議で報告された「社会保障・税一体改革案」には、
若者、女性、高齢者、障害者の就業率の向上が掲げられている。
中でも対策が急がれるのが、若者の就労だ。
２００８年のリーマン・ショック以後、大学を卒業するまでに
就職が決まっている人の割合が下落。
今年３月に卒業した大学生の就職率は９１％（今年４月現在）
で、昨年同期より０・８ポイント下がっていた。
失業率も、若いほど高くなる傾向がある。
派遣社員やアルバイトなど、非正規雇用で１０年以上働き
続けた場合、正規雇用との間に大きな賃金格差が開く。
男性の生涯賃金（１社で４０年勤務した場合）で比較すると、
アルバイトは、正規雇用の５分の１。
賃金の差は老後の年金額にも反映されるうえ、非正規雇用の人は
結婚したり、子どもを持ったりするのが難しいという調査もある。
厚生労働省は、現役の学生だけでなく、卒業後３年以内の人も
新卒として扱い、求職を支援する「新卒応援ハローワーク」を
各都道府県に開設。
担当職員が履歴書の書き方や面接の受け方などを指導、
臨床心理士らが悩みの相談にも応じる。
卒業後３年以内の求職者を新卒扱いで採用したり、試験雇用
から正規雇用したりすると、企業に奨励金を支給する制度も
設けている。
フリーターなどには、経歴や資格、企業での職業訓練で身に
着けた技能や評価などをまとめたファイルを交付、求職に生
かしてもらう「ジョブ・カード」制度の活用を広げる。
これまでに４９万人が取得しており、２０年までに３００万人
に増やすのが目標だ。
政府は、２０～３４歳の就業率を２００９年の７４％から、
２０２０年までに７７％に上げることを目指している。
震災の影響で、当面は厳しい雇用情勢が続きそうだが、若者が
安心して結婚、出産できる環境を整えるためには、雇用を安定
させることが欠かせない。
行政による取り組みだけでなく、企業の協力も重要だ。
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■ 本日の派遣の悩み相談事例
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派遣で働いていると、派遣会社や派遣先企業との間で
いろんなトラブルや悩みがでてくることがあります。
ぜひ参考にしてください。
相談内容は個人情報保護法に基づき個人を特定できないよう
配慮していますので、一部伏せ字を使うことがあります。
【本日の相談内容】
４６歳、Ｓ子と申します。よろしくお願いします。
私は長年営業をしていたので事務職系の経験が
ありません。
自分でも年齢のことや事務職の経験が浅いのは
不利なことも承知しております。
最近腹立たしいのはネット等で募集を出す派遣会社の
やり方です。
エントリーすると、紹介するのですぐに来店して本登録
に来るように連絡が入ります。
ところが、電車賃をかけて来社し登録した途端、
「タッチの差で決まった」。
エントリーの際に年齢データを伝えていて派遣会社は
わかっているはずで、これはあきらかに、募集広告は
登録を釣るためだと思いますが、これは違法ではない
のでしょうか？
また、先日登録した派遣会社Ｍも同様のやりかたで
エントリーした途端すぐに仕事を紹介するからとの
ことで本登録来社したのですが、スキルチェックが
他の派遣会社にもなかったどうしても理解できない
項目があり、（具体的にいうとアルファベットを組み
合わせてといったもの）いまだにあれはなんだったのか
後で派遣会社に聞くと判断力を審査するものだそうです。
この時のインタビュアーは、それまでマニュアル対応
なりにそれなりに感じがよかったのですが、私が理解
できないことを知るや態度ががらりと変わって高飛車
に何がわからないか言ってみろ、みたいな威圧的態度
になりました。
非常に気分が悪い応対でした。
結局、エントリーした仕事はまたも「タッチの差で他
の人に決まった」。
この対応はマニュアルなんでしょうが、以後、同じ理由
でＭ派遣会社は仕事を紹介する気さえもありません。
私が派遣会社に望むのは、マニュアル対応ではなく、
真実です。
なぜ、面談にもすすませてもらえないのか、それが年齢
なり、判断力なり、あるはずなのになぜ本当のことを
言ってくれないのでしょうか。
そう思い、先日インタビュアーの対応が悪かったのは
事実なので、Ｍ派遣会社のＨＰ上から、その報告と、
インタビュアーが私をどう評価したのかスキルに関す
る情報開示を求めましたところ、すぐ回答があり、
丁重に失礼のお詫びがあったのですが、情報開示に
ついては、私が提出した職歴だけだが良いか、という
回答でした。
それでは情報開示の意味がないと思うのですが、法的に
どうなんでしょうか？
長くなりましたがよろしくお願いいたします。
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【回答】
Ｓ子さんのお気持ちよくわかります。
登録を釣るために募集広告を出す派遣会社があるのは
事実です。
その場合、他の仕事を紹介する目的があるわけですが
募集広告が架空であることを応募者が証明することは
ほとんど不可能ですから、法的に違法であることを
証明するのは難しいでしょう。
嘘の募集広告で人を集め、応募者に損害を与えた場合は
民事訴訟になりますが・・・
とりあえず登録に来させて、募集広告の仕事はすでに
決まってしまったと言う派遣会社は多いです。
それを回避するには、ネットで求人を見てエントリー
した後、派遣会社から電話やメールで本登録に来てほしい
旨の連絡があったときに以下のことをしっかりと確認して
ください。
１．この仕事は今も募集しているか？
２．年齢、資格は自分で大丈夫かどうか確認する。
これに対して、あやふやな回答であれば、すでに決まって
しまった案件または自分に紹介は難しい案件の可能性が高
いので登録に行くことをやめる。
３．登録に行ったときは、今回募集の派遣先企業名を聞く。
派遣会社のインタビュアーの中には上から目線で横柄な
人もいますから、そこは今回のようにＨＰ上から苦情を
言うのもよいでしょう。
情報開示の件は、派遣会社はどう評価したかについては
絶対に教えてくれないです。
教えたことで、相手に訴えられることも考えられますから
登録者からもらった経歴書等の情報しか教えないでしょう。
個人情報が漏れた場合は法的に問題ありますが、情報開示
の範囲は派遣会社が決めることができます。
しかし、「なぜ面談に進めなかったのか？」を聞けば
なんらかの回答は派遣会社はしてくれるはずです。
今回のようにタッチの差で他の人に決まった、と言われた
場合は、たしかに派遣会社の断り文句である可能性が高い
です。
以上のことを参考にしてください。
それから、お仕事探しは幅広くやったほうが良いです。
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