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派遣社員不足で高卒者派遣が本格化?

2007年01月22日 | 派遣社員不足で高卒者派遣が本格化?

引き続き、派遣業界では派遣スタッフ不足が続いています。

各派遣会社では、いかに派遣登録者を確保するかに必死になっています。

そんなわけで今まで軽視してきた高校卒業者に、派遣会社が注目しはじめました。

それだけ、派遣スタッフ不足が顕著になっているんですね。

高卒者派遣の新聞記事を紹介しますのでご覧ください。

 

【NEWS】アデコ、高卒者派遣を本格化――500人採用、製造業など開拓

内容

人材派遣大手のアデコ(東京・港、上里正明社長)は4月から始めた高校卒業者を対象にした派遣事業を強化する。

営業担当者を当初の50人から80人に増やし、2007年4月には1000人の派遣を目指す。中期的には少子化の影響で、労働市場の需給逼迫(ひっぱく)が予想されるという。

同社は高卒者をビジネスマンとして育成し、新たな戦力として労働市場での定着を目指す。

 同社は昨年度に350の高校から500人の高卒予定者の採用を決め、4月から企業に派遣し始めた。同社は2年間の契約で同社の契約社員として採用し、派遣前にビジネスマナーを教えるなど研修を徹底した。

派遣期間は原則2年で、派遣社員と企業が折り合えば派遣先の正社員としての道も開ける。

 主な派遣先としてはメーカーの工場での製造業務やアパレル製品の小売業務が多いほか、事務や営業の職種もある。今後は派遣する職種や業種を拡大して、幅広い職業を選べるようにする。

勤務地も7割が地方で、地元の高校と組んで地域密着型の採用が実現できる。

 これまで高卒者の就職は、学校や就職担当者の人脈に依存する傾向が強かった。

同社が持つ顧客企業のネットワークを生かせば、学生側の選択肢が広がるほか、学校側にとっては内定率の上昇につながる利点がある。

大学進学を優先する進学校以外の高校の間では少子化に向けた生徒確保の方法として高卒派遣の仕組みを活用とする動きが広がっており、同社はこれまでに約2000校に仕組みを説明した。

 同社は大手企業の地方拠点を中心に求人開拓を進め、高卒者の派遣先を確保する。求人企業側もこれまではハローワークを通じた募集が多く、学校との関係がほとんどなかったという。

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( 日経産業新聞より抜粋 )