珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

そういうもの

2018-07-21 | 日記
娘の成績表にめまいがして、「勉強ができない理由」を検索したら
人は興味のないことは頭に入らない。人間とはそういうもの
と書いてあった。
トドメを刺すような一言である。
私もそう思う。
はは…仰る通り( ;∀;)

私は家庭教師に安くないお金を払っているが、これは成績アップのためではない。
将来「私の勉強の手助けを何もしてくれなかった」と文句でも言われた時に
「いや、放たらかしにはしてませんよ」という安心のためと思う。
担任に「ご家庭の勉強はどうされていますか」と訊かれた時に
「はい、家庭教師つけてますから」と言い逃れに役立つからである。

実際それにしか役立っていない。(それには大変役立っている)

学習業界はいい商売だなあ。
「わかりやすい」メソッドなど、いくらでも開発できる。
それを勉強に興味のある子どもに教えたら、成績もグングン伸びるだろう。

問題は、興味のない子が、いつ興味をもつかである。
「勉強の苦手な子のための家庭教師」なんてのもあるけど、「わかりやすく」教えたところでそれは無理と思う。

私が以前、ある団体の真相が知りたくて、寝る間も惜しんでネットや本を読んでいた時。
その時の強い興味と情熱は、書いてあることが1を聞けば10理解できるようにわかった。
これは「誰でも」そうで、どんな元バリ活会員でも、疑問さえもてば
「なんでこんなに簡単なことがわからないの?」
と笑ってしまうくらい、スイスイと頭に入る。

でも興味のない人には、何を言たってダメなのである。

自分が興味がなかった頃、今と同じ「こんな簡単なこと」を聞いていたのに、全く理解できなかった。
本当に理解できなかった。
これっぽっちも。
追求されるとポカーンとした。
訊かれると、噛み合わない返事をした。
わかる以前に、耳をふさいでシャットアウトした。
むしろ、理解できない可哀想な人は相手だとため息がでた。

忘れているだけである。

興味のない人には、何を言たってダメ。
「こんな簡単なこと」も、何度言っても、わかりやすく言っても、「自分で興味をもつまで」やっぱりわからない。
「ものすごくわかりやすく討論すれば、今度こそ伝わる」と懲りずに思ってしまう。(伝わらないとわかって、笑いものにしたいのなら悪趣味である)
そんなものである。
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