珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

偏食粗末記

2019-10-14 | 娘と夫の話
急に寒くなったのでポトフを作った。
ひと鍋に野菜がたっぷり入れられる、主婦には有難くラクチンなメニューである。

が、娘はコンソメ味が今一つ好きではなくて、なかなか食が進まない。
キノコもキャベツも玉葱もレンコンも拒否して、食べるのはジャガイモと人参と肉を少しだけである。

ちなみに生野菜で食べられるのはトマトのみ。
レタス一枚、きゅうりひとかけを拒否である。

彼女の偏食は「嫌い」の他に「あまり好きではない」が多岐に渡って、調味料も難しい。

塩コショウと醤油と味噌とカツオダシは好きだけど、ホワイトソース、マヨネーズ、ドレッシング各種、ウスターソース、トンカツソース、焼肉のタレは嫌い。
カレー味とケチャップとトマトソースは、まあまあ何とか。
故に、子どもが喜ぶはずの、グラタンもホワイトシチューも焼きそばも喜ばず、
トンカツはソースなしで食べられるように塩コショウをしっかりと効かせるとか、焼きそばは袋についている粉末を使わないで、鶏がらスープを使う栗原はるみさんのレシピを参考にしたりする。

キャベツと玉葱を食べてもらおうと思ったら、炒めたらNGで味噌汁のみOK。
だから我が家はキャベツと豆腐、ジャガイモと玉葱の味噌汁がやたら多くなる。

寿司屋に行っても食べるのは、サビ抜きのサーモンとまぐろとはまちとイクラのみ。
イカもエビもタコも、こはだもアジもイワシも、あなごもうなぎも食べられない。

おでんの具も、ちくわぶとつみれとがんもどきは断固受け付けない。
さつまあげも好きではなく、食べるのは大根とこんにゃくぐらい。

トーストにはバターもジャムも拒否。
チーズやハムを乗せても、バターは塗るなという。

牛乳は好きだが、コーヒーもコーヒー牛乳も豆乳も紅茶も一切飲まない。
フルーツジュースもオレンジを少々飲むくらいで、炭酸は飲めない。
お茶も面倒くさくて、私がいちばん好きなほうじ茶がNGである。

アイスやお菓子でさえあれが嫌いこれが嫌で、チョコレートにナッツが入っていたら食べないだの、ハイチュウの何味なんていうものまで制限がある。

ここまで書いていてかなり腹が立ってきた(-_-メ;)・・・

そしてこれでも、かなり改善されたのである。
3歳くらいまでは、白米、味噌汁、海苔、シャケのフレーク、茹でたブロッコリーと、トマト、フライドポテト、ヨーグルト、フルーツのみで育てた。
唐揚げもしゅうまいもミートボールもどうやっても食べず、つまらなかったもんである。
(これは今は食べるけどね)

今も私の食いしん坊仲間にはなれないし、食事をしていてもつまらない。
こんなつまらない女と、将来つきあって楽しい男がいるのか甚だ心配である。

そういえば、時代の寵児といわれたあるミュージシャンが、ホームパーティーに呼ばれた時
「チーズが好き」と聞いたその家の奥さんが、いろんな高級チーズをそろえてスライスして出したところ
「こんなんじゃなくてさ、スーパーにある三角の6pチーズみたいのがいいんだよ」
と言われたそうである。
高級外車を何台も乗り回しながら「食べることに興味がないんだよね」と聞いて、へえそれぞれなんだなあと思った。

こういう人とうまくカップリングされればいいわな、と諦めてもいる( ̄ω ̄;)
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働くこと

2019-10-14 | 仕事の話
夫の仕事が今日も急遽、中止になった。
予定していた撮影場所の病院が浸水したり、区役所が災害本部になって「それどころ」じゃなくなったそうである。
エンターテイメントなんて偉そうなことをいっても、娯楽産業はやはり二の次なんだなあと思う。
東日本大震災の時、多くの映画が延期されたり自粛されたことを思い出す。

これらは、安定した生活の土台があってこそ求められるものなんだよね。

一方で、現実的な仕事に従事する私は忙しい。
昨日は強風が残る中、掃いても掃いても吹き飛ばされる大量の落ち葉と格闘して、
今日は逆に小雨で地面に張り付いた同じくそれを片付ける。
どちらも地味すぎる職人技を使って何とかする。
雑巾がけ一つ、皿洗い一つでもプロというものがあると信じたい( ̄▽ ̄;)

改めて、もっともっと大変な復旧に尽力される人にご苦労と感謝を思う。
「働く人」は、私は皆平等に愛しくて尊敬の対象だけどね。

病むとか鬱とか、メンタルがやられるとかに優しい理解が寄せられる昨今。
微力でも、何かしらでも人のために
働けば、チンケな自分なんて何とかなるんじゃないかなあと思う。

仕事で病む人も多いけど、働くことで救われることもあるんじゃないかなあ?

働くことしか実感として知らない、主婦の一意見だけどね。
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