珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

やってみたかった

2019-10-07 | 日記
まだ子どもがいない時だったけど、以前、頼まれてこんなアルバイトをしたことがある。

「モニターさんになってください」と言われて、ビルの一室に行くように言われた。
集まったのは同じ世代くらいの女性が10数人ほどで、全員が初対面の見知らぬ同士。
そこには、集められた女性よりは年配の司会者と、その会話を筆記する女性の二人がいて、一つのテーブルに全員が座るように言われた。

皆が緊張の面持ちで座ると、司会者が機転をきかせてジョークを言ったり、連想ゲームをやらせたりして場の緊張を和ませる。
それからその日の「商品」を見せて、それについて
「何の遠慮もなく、忌憚ない意見を言い合ってね」
 と、初対面の10数人くらいを自由闊達に座談会をさせるのである。

私はそれに二度参加して、
一度目は「ジュースの容器が瓶と缶のどちらがいいか、飲み口はプルタブか、回して外すタイプがいいか、王冠がいいか」
二度目は「ハーレクインロマンスの文庫の装丁デザインはどれがいいか」
だった。
それらについて、好ましいと思う思わない、その理由などを遠慮なく意見交換し合った。

2時間くらいで8千円だか9千円もらえたいい仕事だったと思う。
でも、私が「いいなあ、この仕事やりたい」と思ったのは、大変おこがましくもその司会の方だった。
座談会終了後は、これをレポートにまとめるのだと聞いた。
取材してまとめるなんて面白そうだなあと思った。

アルバイトを頼んできた人が言うには
「彼女たち、すごくいい給料もらっているらしいわよ」
あれは何ていう仕事だったんだろう?と今も思い出す。

いやいやお金じゃなくてね。
警戒心に欠けているからか、私は人見知りと食見知りはしないようで、誠実で愛想もいいので(笑)きっと盛り上げていいレポート書くわ~( ̄∇ ̄)
なんて妄想してしまいました。
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