県の「中学高校のスクールハラスメント相談窓口」というところに電話をしてみた。
相談窓口だけあって日曜日でも繋がった。
もっともハラスメントはセクハラに限ってのことなのか
『学校で性的な発言や行為を受けて、困っていませんか?我慢しないで!!身近な信頼のできる人に相談する、相手に不快であることを伝えるなど、勇気を出して解決に向けての行動を起こしてください』と書いてある。
「セクハラじゃなくてパワハラというかモラハラというか、マスクの強要についてなんですけど、『我慢しないで』と書いてあったので、我慢しないで電話をしてみました…」
ここに特別な権力があるとは思わなかったけど、先日電話した、学校の教師と、教育委員会の保健担当と、文部科学省の委託された電話番に比べたら、今日は少しはマシな人が出た。
少なからず私が言ったことは、報告書に書いて機関に提出するとは言った。
風邪もひいてない健康な子供が、朝のバスや電車を乗り継いでの通学時から、昼食を挟んで授業を受けた後、部活(運動部)をして、家路に着くまでの長時間を、マスクを強要されるパワーハラスメントを受けている。
体罰ですか?
これは心身ともに、重篤な百害はあっても一利なしの虐待行為と思って、先日、学校と教育委員会の保健担当と文部科学省に相談したら、会話した全員から「私は上から言われたことに従っているだけで、逆らえません」と言われた。
教育者になる頭があったら当然こんなことをいいと思っているはずはなく、あてがわれたマニュアルを棒読みされるだけだった。
最終的には文部科学省の指針が元になっているということだったけど、文部科学省は外注の電話番を置いて「クレームの電話は繋ない決まりになっている」「そういう圧力が掛かっている」という対応だった。
「内容については、いくら非科学的でもおかしくても何も言ってはいけない、生活のために逆らえないということですか?」と訊いたら「そうです」と言われた、と話した。
「それは事実ですか…?」
「事実じゃないのにわざわざ電話しませんよ。私は何も全員のマスクをやめろとは言ってないんです。したい人はすればいいんですよ。だってマスクがそんなに効果があると信じているなら、マスクしてない人がいても怖くないでしょう?自分が安全なマスクをしてるんだから。だから自由にすべきと言ってるんです」
「なるほど。よく解りました」
「問題はそういうことすら、圧力をかけて内容を問うだけで職場にいられなくなると脅されている実態です。だから皆聞こえないふりをして、子供に問答無用の犠牲を強いている。卑しくも子供の味方でいなければならない職業人がですよ」
「そうですね…」
「そんな人たちを政治家や役人にした大人はしょうがないけど、選挙権もない子供をなぜ巻き込むの?少なからず、この実態を知ることぐらいは必要だと私は思いますが」
「そうですね…」
口先では何とでも言えるかもしれないけど、この「そうですね」すら、教師も、教育委員会の保健担当も、文部科学省の外注も言わなかった。
この国の民主主義なんてそれこそチョイスである。
それは都合のいいごく一部だけをチョイスしたチョイ民。
この騒動に至っては一方的で独裁で、そのカケラもない。