昔、投票したことがある市議会議員が今も議員をやっているので電話してみた。
連絡先がわからなかったので、党本部の地方事務局に電話して、まず電話番号を調べる。
結果、折り返しで電話がかかってきたので、率直に言った。
「私の記憶の限り、あなたは少なからず体裁ではなく、本心で情熱のある答弁をされていたと思った。4人のお子さんを持っている子煩悩の父親でもある。これら見込んだ上で、これから支援をした恩を売るから、よく聞いてください」
私が子供のマスクの強制の仕組みが、何の根拠も子供を思っての指導ではなく、元を追ったら文部科学省の作った紙っぺらであって、それを作った役人も、それに従わざる得ない教育委員会も、現場の教師も「反論は許されず、従わないと生活ができない」ことと引き換えの、つまり子供は無関係な取り決めでしかないことを話した。
「これが私が彼らにマイクを向けて直接聞きだした『学校でマスクしなければならない理由』でした。他の理由は一切ありません」
「………そうなんですか」
「だいたい電子顕微鏡でしか見えないウイルスが、なんでマスクをしてれば防げるのよ?」
「そうですね………」
「あなた子供の時、風邪が学級閉鎖があるくらい流行ってるからって、元気に登校した自分までマスクさせられた?それで体育の時間に走らされた?」
「いや、そんなことはないです………」
「おかしいでしょ?」
「おかしいですね……」
「それともノーベル賞学者がそれが正しいと思ったら、催眠にかけられたみたいにボーッとなって、子供をそうやって走らせるわけ?」
「いや………」
「世の中のそんなインチキをぶった斬るために、あなたは政治家になったんじゃないの?」
「その通りです…………」
「学校に何を言ってもダメ。医学も科学も新聞もまるで機能しないし、これは政治の問題になっていて政治に訴えるしかない。お願いだから声を届けて。自由になるように働きかけて。選挙権のない子供を犠牲にするなんて恥ずかしいと思わない?」
議員は要望は必ず伝えると言ったけど「マスクをさせてほしいという声が多かったら僕はそっちの声を拾う。だってそれが民主主義だから」と言った。
地方議員は少なからず、「民主主義の声は拾う」と言った。
電話に出るどころか、相談窓口に外注を置いて、民意から逃げる国政よりは「マシ」だろうか。
圧倒的多数がノーと言っても、議員は聞く耳を持たずに、そんな声は「無い」かのように工作、隠ぺいするか、権力と恐怖を使って封じ込めて、自分たちのやりたいことを通す。
そんな国になる前に、民衆は訴えなければならない。