釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月3日 口惜しいな~(午後の部)

2016年08月03日 | 日記
午前中の諏訪さん、堂ケ尾さん、今村さんと交代でSさんを乗せて、ポイントへ向かう。

「朝は青くて綺麗な潮だったのですが、今は下りの菜っ葉潮になっています」

「潮が変わったのですね」

「そうなんです。午前中は鯛も70オーバーが出たのですが、昼からはイマイチかもしれませんね」

ポイントにはいると、やはり潮の色は「下りの菜っ葉潮」のままだ。

仕掛けを落としていく。

すると以外に早くアタリが出た。



良型の鰺だった。

その後も、色々なアタリが続いた。



カマスに、ニベ、レンコ鯛と魚種も色々。

「鯛が来ないけれど、出足はまずまずですね」

しかし、ここからが変だった。

気がつくと、潮の色が綺麗な青に変わっていた。

透明度も凄く良くて、可成りな下の方まで、海底目掛けて落ちていく仕掛けが見えている。

これなら調子が上がるだろう。

と思ったが、魚探にベイトの姿が映らなくなった。

「あれ、何か変だぞ」

潮は北に向かう上り潮になっている。

此処ならベイトが居るはず、と思ってポイントを変えるがなかなか思うように、ベイトが出てこない。

北に行ったり南に行ったり、時には東に向かったりするが、どのポイントもパッとしない。

「思い切って、大きく移動しましょう」

南に向かって、船を走らせる。

水深40メートルの浅場のポイントに入る。

時刻は午後5時。

途中に大きな潮目があったが、そこから先はベイトが写りだした。

仕掛けを直ぐに落とすと、真鰺が来た。



ラインを引ったくるようなアタリで、ニベも来た。

真鰺は、ほぼ一投毎に来る。

時には40センチを超す“大物”も当たってくる。

気がつくと、船の周りをシイラが群れで泳いでいる。

ジグを投げ込むが、見向きもしない。

針掛かりした鰺には、向かってくる。

鰺が当たったら、早く巻き上げてシーラの攻撃を交わす。

何とも大変な作業だ。

それにしても、鯛が当たってこない。

「ジグにも、鯛ラバにも鯛が来ない。口惜しいな~」

結局、クーラー7分目くらいまでは、鰺やニベ等で埋まったが、鯛の姿がない。

「今日は鯛のアタリか無かった。口惜しいな~」

Sさんの悔しさは、次回晴らすことにした。

8月3日 口惜しいな~(午前の部)

2016年08月03日 | 日記
魚に一方的に走られて、一度も止めることが出来なかった。

「目一杯、ドラッグを締めたのに、糸が出ていった。口惜しいな~」


釣りのスタートは、穏やかな凪の海からだった。

波音が余りしない、静寂が一面に広がる。

今村さんにアタリが来た。



諏訪さんにもアタリが来た。



お二人を追いかけるように、堂ケ尾さんにもアタリが来た。



楽しそうな笑顔で、釣り上げたのは

今村さんと諏訪さんが良型の真鰺、堂ケ尾さんが良型のイサキだった。



「三人一緒にお願いします」

仲良し三人組で、釣果写真を撮らせてもらった。

この後も、カマスや鰺の釣果がボツボツ続いた。



しかし、最初に入ったポイントでは、鯛のアタリが来ない。

「ポイントを変えましょう」

大きな岩が沈み瀬になっているポイントへ、移動する。

ここも、凪の海。

静かに時間が過ぎ様としていた時、諏訪さんに今日一のアタリが来た。



ドラッグ音が響き、何度も竿先を叩くようなアタリ。

良型の真鯛だ。

やがて、上がってきたのは「おおーデカイ」と今村さん、堂ケ尾さんがビックリする大鯛。



71センチ、4.1キロの見事な真鯛だ。

この大鯛を見て、張り切る今村さんにアタリ。

諏訪さんにも続けてアタリが来た。



今村さんに鰺、諏訪さんに良型のアラカブだった。

ここで、再度ポイント移動。

「少し、浅いポイントへ行きます」

この移動が「口惜しい~」ドラマにつながる。

移動して、早くもアタリを捕らえたのは諏訪さん。





65センチ、3.5キロのこれも見事な真鯛。

お腹がパンパンに膨らんでいる。

カニやエビ等を、たらふく食べているのだろう。

この後に、ドラマが来る。

堂ケ尾さんの竿に、アタリが来る。

しかし、当たっては離れ、又アタリを繰り返している。

何かが、堂ケ尾さんの仕掛けに纏割り着いている。

堂ケ尾さんが、タイミングを合わせて、鋭く合わせを入れた。

「掛かった!」



ジジッーとドラッグ音が響き、ラインがどんどん引き出されていく。

「止まらん…。巻いたら倍以上出ていく」

諏訪さんも、今村さんも竿を上げ、釣り場を広げてくれる。

「船で追いかけるから、前に行って」

諏訪さんが堂ケ尾さんをサポートして、前に行く。

エンジンを掛けて、船を動かしたとき、お二人の大きな声が聞こえた。

「切られた。ドラッグを目一杯締めたのに、ラインが引き出された」

ラインを回収すると、リーダーとの結び目あたりで切れている。

堂ケ尾さんの、悔しさが溢れる表情が、全てを語っている。

「口惜しいな~…」

この後、堂ケ尾さんが大きなアラカブを釣り上げるが、喜びは半分と行った感じだ。



この悔しさは、次回に晴らすしかない。

「しっかりした道具で、再チャレンジだ」

口惜しい気持ちを残して、帰港した。