午前の部の吉田さんに変わり、今村さんを乗せポイントに向かう。
裸バエを過ぎる頃から、北東の風が強くなっており、海面には白波が立ち始めていた。
「これは、北方向は無理ですね。水島方向に行きましょうか」
船を南に向けて、水島方向に走る。
「波が出てきましたね。少し揺れますね」
水深70メートルのポイントに入り、ベイトを確認すると海底の窪みになっているところに集まっている。
「沈み瀬の掛け下がりになっている所に、ベイトが居ます」
魚探を見ながら、速度計を見ると潮の流れが1.3~1.5ノットになっている。
「上り潮が、速いですね」
仕掛けを落としていく。
「着底は取れますか?」
「難しいです。下潮も流れが速いです」
下潮は下り潮が1ノット以上で動いているようで、完全な2枚潮になっている。
「どうしたもんじゃろかい。ポイントを変えましょう」
潮の流れが変化しそうな場所。
下潮が依れて、流れが少しでも緩くなるところを探す。
ここなら、大きな沈み瀬が並んでいて北から南に流れる下潮が緩むはず。
沈み瀬に沿って船が流れていく。
3回から4回は着底が取れているようだ。
すると、今村さんにアタリが来た。
ラインが船底に入っているので、エンジンを掛け船の向きを変える。
「ラインが出ましたか。やり取りは楽になりましたか」
「大丈夫です」


流れに乗って走る獲物が、なんとか浮き上がってきた。
「青物だ」

上がってきたのは、2キロクラスのヒラマサだった。
「良かったですね」
「嬉しいです」
2枚潮で着底が取れず「どうしたもんじゃろかい」と頭を抱えたが、これで一安心。
でも、少し沖に出てみるとやはり2枚潮で、なかなか釣りが出来ない状態だ。
その内、波も段々と高くなり始めてきた。
4時過ぎ「ちょっと速いけれど帰りましょうか」と帰港した。
午前中は余り動かなかった潮が、午後からは激流の2枚潮になる。
もっとも、釣りがやりにくい潮の動きになっている。
明日も、こんな調子だろうか。
「どうしたもんじゃろかい」と悩んでしまう。
裸バエを過ぎる頃から、北東の風が強くなっており、海面には白波が立ち始めていた。
「これは、北方向は無理ですね。水島方向に行きましょうか」
船を南に向けて、水島方向に走る。
「波が出てきましたね。少し揺れますね」
水深70メートルのポイントに入り、ベイトを確認すると海底の窪みになっているところに集まっている。
「沈み瀬の掛け下がりになっている所に、ベイトが居ます」
魚探を見ながら、速度計を見ると潮の流れが1.3~1.5ノットになっている。
「上り潮が、速いですね」
仕掛けを落としていく。
「着底は取れますか?」
「難しいです。下潮も流れが速いです」
下潮は下り潮が1ノット以上で動いているようで、完全な2枚潮になっている。
「どうしたもんじゃろかい。ポイントを変えましょう」
潮の流れが変化しそうな場所。
下潮が依れて、流れが少しでも緩くなるところを探す。
ここなら、大きな沈み瀬が並んでいて北から南に流れる下潮が緩むはず。
沈み瀬に沿って船が流れていく。
3回から4回は着底が取れているようだ。
すると、今村さんにアタリが来た。
ラインが船底に入っているので、エンジンを掛け船の向きを変える。
「ラインが出ましたか。やり取りは楽になりましたか」
「大丈夫です」


流れに乗って走る獲物が、なんとか浮き上がってきた。
「青物だ」

上がってきたのは、2キロクラスのヒラマサだった。
「良かったですね」
「嬉しいです」
2枚潮で着底が取れず「どうしたもんじゃろかい」と頭を抱えたが、これで一安心。
でも、少し沖に出てみるとやはり2枚潮で、なかなか釣りが出来ない状態だ。
その内、波も段々と高くなり始めてきた。
4時過ぎ「ちょっと速いけれど帰りましょうか」と帰港した。
午前中は余り動かなかった潮が、午後からは激流の2枚潮になる。
もっとも、釣りがやりにくい潮の動きになっている。
明日も、こんな調子だろうか。
「どうしたもんじゃろかい」と悩んでしまう。