釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月11日 出足は不調「どうなるの…」

2016年08月11日 | 日記
朝間詰めにイサキが釣りたいと思い、ポイントに入った。

塩田さんもBさんも、直ぐにジグを投入して攻めるが、アタリが来ない。

流れはゆっくりとした沖への払い出し。

1流し目はアタリ無し。

「うーん…。何か変だし、どうなるの…」

2流し目には、ベイトの姿が見えなくなった。

すると、なにやら黒い大きな魚体が、2頭見えた。

「イルカや。これじゃ、釣れん…」

直ぐにポイントを移動する。

次のポイントへ移動すると、塩田さんとBさんにアタリが来た。



塩田さんには、良型の鰺。



Bさんには、レンコ鯛が来た。

しかし、後が続かない。

Bさんにレンコ鯛がもう1枚と、鰺が1枚追加になったくらいで調子が上がってこない。



潮の流れる方向と速さを考えて、移動するポイントを決める。

「ポイントを変えましょう」

朝の内に、立て続けにポイントを移動するのは、私としては珍しい方だ。

移動した先では、ベイトが幅にして10メートル以上になって、映し出されている。

結果は一流し目に出た。

塩田さんが、ラインを引き出す“大物”をヒット。



Bさんも直ぐにアタリを捕らえた。



お二人とも、ラインが引き出されている。

塩田さんは、ラインが引き出されたまま、暫くはやり取りの攻防が続く。

やがて上がってきたのは、63センチ、2.9キロの元気な真鯛。



Bさんは、幅のある40センチ近い真鰺だった。



この2匹の鯛と鰺が、一気に調子を上げていく口火を切ってくれた。

「来た。又来た」

塩田さんの竿が、大きく曲がっている。



上がってきたのは、2キロクラスのニベ。



「ニベか…。でも、調理の仕方で美味しくいただける」

と、しっかりと血抜きをする。

その直ぐ後、Bさんが切れ味鋭い合わせを入れた。



これも、竿が小気味よく曲がって、良型の獲物が掛かったことを教えてくれる。



上がってきたのは、1.5キロクラスの白甘鯛。

「これは良い。美味しい高級魚だ」

と、Bさんの笑顔。

「出足はどうなるかと思ったけれど、良かった」

お二人とも、最高の笑顔だ。

アタリはまだ続く。

今度は、塩田さんが仕掛けの回収途中で、何か強烈な走りを見せる物が飛びついてきたようだ。

「ラインが出ていく」



止めては走られ、又止めては走られるの繰り返し。

可成りラインが引き出されたところで、「あっ、切れた!」

走りの強い大物のようだ。

今度はBさんにアタリが来た。



竿先を叩くアタリで、真下に突っ込んでいく。

「真鯛です」

上がってきたのは、68センチ 3.9キロの綺麗な雌の真鯛。



仕掛けを作り直していた、塩田さんにも真鯛がヒットしていた。

このポイントでは、良型の鰺も連続してヒットしてきた。

35センチ前後の良型鰺だ。

昼近くになって、潮が変わってきたこともあり、ポイントを移動する。

移動した先では塩田さんにチダイが来た後、30センチクラスの鰺が、ぼちぼちと言った感じで当たってくる。

「出足は、どうなるかと思いましたが、白甘鯛や鯛が釣れてホッとしました」

「本当に、良型の鯛が釣れて良かったです」

「鰺も型が良くなると、良い引きしますね」

会話が弾む中、暑い日差しで火照った体を氷で冷やしながら、帰港した。