昨日の波とウネリからすると、ベタ凪になった。
「波が落ちましたね。西風が少し強いですかね」
潮の流れを確認するため、水深50メートルのポイントに入る。
潮は、沖へ払い出している。
「ゆっくりですが、沖に出ています。ベイトはまずまずですね」
その一投目に、諏訪さんにアタリが来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/e3/5bfe2840a0aa3a27847342d992e6ea18.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/af/1c3fdc41700fbe22efdf0974ef476e8e.jpg)
「ホール中に当たった来ました」
上がってきたのはクロマグロの子供、ヨコワは地方名だろうか。
一方で堂ヶ尾さんが、立て続けにラインを切られた。
「なんやろうか…?」
諏訪さんは切られないけど、堂ヶ尾さんは切られる。
不思議に思っていると、諏訪さんにアタリが来て小型だがタチウオが上がってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/6b/5e80716bbb8f556de3abe6feae68608f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0b/472f5ef6bdf414c464d0ab66b0c7f4bb.jpg)
「タチウオかもしれないですね。ひとまずポイントを変えてみましょうか」
ポイントを移動するが、この頃から西風が止み、潮が余り動かなくなってきた。
「大潮に良くある傾向ですね。干満の差は大きくなっても、動きが悪いことは多いですよ」
そんな中で、諏訪さんと堂ヶ尾さんに35センチクラスの鰺や良型のアラカブは当たってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/35/3257508226750a3b06c3a0434aa5ad44.jpg)
しかし、鰺も段々と小さくなってきた。
「このまま、泳がせてみます」
諏訪さんと、堂ヶ尾さんが鰺子を生き餌に海底付近を流してみる。
すると、堂ヶ尾さんにアタリが来たが、上手く乗らなかった。
もう一度、落としてみたがなかなかアタリが来ない時間が過ぎる。
堂ヶ尾さんが仕掛けを上げてみると、いつの間にか餌がとられている。
それを見て、諏訪さんも生き餌のチェックのため、仕掛けを回収しようとしたその時…。
「何か重い。凄く重い」
何かが掛かっているのか、仕掛けを巻き上げていると、海中に銀白色に光る魚が見えてきた。
尾鰭が、尖った感じに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/6d53f397692d9a94a9cf10651312758a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/81/05d1695012f270c382295b6b37d97b43.jpg)
すると、ここから針掛かりした獲物の強烈な反撃が始まった。
ジジッージジッーとラインがどんどん引き出されていく。
「止まらん。何やろか…」
既に100メートル以上は走っている。
竿も限界まで曲がっている。
「船で追いかけましょう」
エンジンを掛けた時…
「あっ、切れた…」
ラインが切られた、瀬に当たったみたいだ。
「止まる気配がなかった。青物ならカンパチかも…」
「一瞬だけど、尾鰭が尖って見えた。カンパチじゃないやろうか…」
正体がわからず、悔しさだけが残った。
「気分転換に、ポイントを変えましょうか。最近見つけたポイントで、まだ誰も行ってないポイントです」
「行きます」
お二人の返事をもらって、直ぐに移動。
「どんなポイントですか」
「ゴロタ石が並んでいるようなポイントです」
ポイントに入り、ベイトを確認する。
海底から立ち上がったベイトが何本も写っている。
今日は、用事があって11時には帰らなくては行けない。
直ぐに仕掛けを投入する。
「この流しがラストになるかも…」
そんな事を考えながら、魚探を見ていると堂ヶ尾さんに強烈なアタリが来た。
一気に、竿先が海面に突き刺さるように曲がった。
カメラを構えようとした時、「あっ切れた」
後で仕掛けを確認すると、PEラインとリーダーの結び目アタリで切れていた。
堂ヶ尾さんが切られた直後、今度は諏訪さんに強烈なアタリが来た。
「うわっ」思わず諏訪さんの驚きの声が出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/33/3e3c15c7a67d8a97496eb254aa3283ac.jpg)
海底の瀬を目掛けて、獲物が一気に走る。
諏訪さんが、腰の強い竿とPE3号のラインで獲物を浮かしに掛かる。
少しずつだが、確実に浮き上がってくる。
やがて、姿を見せたのは72センチ、4.0キロの見事な真鯛。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/36/5b10d96cccb301120a0cb9d16a01525a.jpg)
「やった、ラストギリギリで鯛が来た」
納竿間際の大鯛に、諏訪さんも笑顔。
動きの良くない潮の中、大きな鯛が上がった一方で、太刀打ちできない相手にやられた悔しさもある。
「嬉しいような、口惜しいような」
ちょっと複雑な気持ちで帰港した。
「波が落ちましたね。西風が少し強いですかね」
潮の流れを確認するため、水深50メートルのポイントに入る。
潮は、沖へ払い出している。
「ゆっくりですが、沖に出ています。ベイトはまずまずですね」
その一投目に、諏訪さんにアタリが来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/e3/5bfe2840a0aa3a27847342d992e6ea18.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/af/1c3fdc41700fbe22efdf0974ef476e8e.jpg)
「ホール中に当たった来ました」
上がってきたのはクロマグロの子供、ヨコワは地方名だろうか。
一方で堂ヶ尾さんが、立て続けにラインを切られた。
「なんやろうか…?」
諏訪さんは切られないけど、堂ヶ尾さんは切られる。
不思議に思っていると、諏訪さんにアタリが来て小型だがタチウオが上がってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/6b/5e80716bbb8f556de3abe6feae68608f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0b/472f5ef6bdf414c464d0ab66b0c7f4bb.jpg)
「タチウオかもしれないですね。ひとまずポイントを変えてみましょうか」
ポイントを移動するが、この頃から西風が止み、潮が余り動かなくなってきた。
「大潮に良くある傾向ですね。干満の差は大きくなっても、動きが悪いことは多いですよ」
そんな中で、諏訪さんと堂ヶ尾さんに35センチクラスの鰺や良型のアラカブは当たってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/35/3257508226750a3b06c3a0434aa5ad44.jpg)
しかし、鰺も段々と小さくなってきた。
「このまま、泳がせてみます」
諏訪さんと、堂ヶ尾さんが鰺子を生き餌に海底付近を流してみる。
すると、堂ヶ尾さんにアタリが来たが、上手く乗らなかった。
もう一度、落としてみたがなかなかアタリが来ない時間が過ぎる。
堂ヶ尾さんが仕掛けを上げてみると、いつの間にか餌がとられている。
それを見て、諏訪さんも生き餌のチェックのため、仕掛けを回収しようとしたその時…。
「何か重い。凄く重い」
何かが掛かっているのか、仕掛けを巻き上げていると、海中に銀白色に光る魚が見えてきた。
尾鰭が、尖った感じに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/6d53f397692d9a94a9cf10651312758a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/81/05d1695012f270c382295b6b37d97b43.jpg)
すると、ここから針掛かりした獲物の強烈な反撃が始まった。
ジジッージジッーとラインがどんどん引き出されていく。
「止まらん。何やろか…」
既に100メートル以上は走っている。
竿も限界まで曲がっている。
「船で追いかけましょう」
エンジンを掛けた時…
「あっ、切れた…」
ラインが切られた、瀬に当たったみたいだ。
「止まる気配がなかった。青物ならカンパチかも…」
「一瞬だけど、尾鰭が尖って見えた。カンパチじゃないやろうか…」
正体がわからず、悔しさだけが残った。
「気分転換に、ポイントを変えましょうか。最近見つけたポイントで、まだ誰も行ってないポイントです」
「行きます」
お二人の返事をもらって、直ぐに移動。
「どんなポイントですか」
「ゴロタ石が並んでいるようなポイントです」
ポイントに入り、ベイトを確認する。
海底から立ち上がったベイトが何本も写っている。
今日は、用事があって11時には帰らなくては行けない。
直ぐに仕掛けを投入する。
「この流しがラストになるかも…」
そんな事を考えながら、魚探を見ていると堂ヶ尾さんに強烈なアタリが来た。
一気に、竿先が海面に突き刺さるように曲がった。
カメラを構えようとした時、「あっ切れた」
後で仕掛けを確認すると、PEラインとリーダーの結び目アタリで切れていた。
堂ヶ尾さんが切られた直後、今度は諏訪さんに強烈なアタリが来た。
「うわっ」思わず諏訪さんの驚きの声が出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/33/3e3c15c7a67d8a97496eb254aa3283ac.jpg)
海底の瀬を目掛けて、獲物が一気に走る。
諏訪さんが、腰の強い竿とPE3号のラインで獲物を浮かしに掛かる。
少しずつだが、確実に浮き上がってくる。
やがて、姿を見せたのは72センチ、4.0キロの見事な真鯛。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/36/5b10d96cccb301120a0cb9d16a01525a.jpg)
「やった、ラストギリギリで鯛が来た」
納竿間際の大鯛に、諏訪さんも笑顔。
動きの良くない潮の中、大きな鯛が上がった一方で、太刀打ちできない相手にやられた悔しさもある。
「嬉しいような、口惜しいような」
ちょっと複雑な気持ちで帰港した。