釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月4日 動かない潮の中の釣果

2020年02月05日 | 日記
潮が動かない。

航跡を見ながら、船の動きをチェックしていくのだが、殆ど同じ場所。

そんな、苦戦必至の中で、釣果を出すにはどうすれば良い。

「ただただ、竿を振り続けるしかない」

そんな厳しい釣りになった。


朝の内は、北西の風に押されて、幾分かの流れはあった。

やり取りの最中に、リーダーが切られるアタリも来た。

「青物かな…」

頭の中は、青物を想像している。



魚探に出ているベイト反応の中を流していると、鍋島さんにアタリが来た。

「真鯛が来ました」

竿先を叩く、真鯛独特のアタリが楽しそう。



1.5キロ近くの真鯛が上がってきた。

動きがイマイチの潮の中から、引きずり出した釣果に笑顔が出る。




次の流しでは、ドラッグ音が鳴るアタリが来た。

盛んに竿先を叩いている。

「真鯛かな」

慎重なやり取りが続いていたが、獲物が突っ込んだ瞬間に針が外れた。

「悔しいな…」


この頃から、潮の動きが悪くなっていく。

流速表示が0.2とか0.3になってきた。

ともすると、0.0とも表示される。

「沖は動いていないだろうか」

少しずつ、深場を狙って移動していく。



深場で、珍しくカマスが来た。



レンコダイも、ヒットしてきた。

ポツポツだが、少ないアタリを拾っていく。


しかし、潮が動かないと、アタリも単発になる。


沖合も、潮の動きが悪い。

ポイントを浅場へと、移動する。

問い合わせの電話に対応している時、鍋島さんにアタリが来た。



上がってきたのは、ウッカリカサゴの老成魚。

お腹には、卵を沢山抱えていた。

夕間詰めに入り、ゴールデンタイムに期待する。

「来ました」

鍋島さんの竿が、時折鋭く突っ込む。

「良い感じですね」



上がってきたのは、35センチ超の真鰺。


動かない潮に対して、黙々と竿を降り続けて引き出した釣果。

鍋島さんの頑張りに、感謝の一日だった。