釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月10日 風の怖さ

2020年02月11日 | 日記
今日は、此処まで強い西風が吹くとは予想もしていなかった。



前夜の天気予報でも、風警報は出ていなかった。

気圧配置で、くるくる変わる天気予報。

深場に出ていて、西風が白波を立てて吹いてきた時は、怖さを感じる。


朝の内は、真鯛のノッコミを予想して、浅場を中心に攻めた。

東原さんが、最初にアタリを捉える。





肉厚のガンゾウヒラメ。

砂場と岩場の混じる海域に多い。

真鯛の海域と重なるだけに、期待が膨らんだ。



次の当たりも、ガンゾウヒラメ。

「深場が良いかも」

そう考えて、船を移動する。


移動して直ぐに、風が変わった。

西風が強く吹き始めた。

岸方向から、ウネリが寄せ始め、船の揺れも大きくなってきた。

「このままでは、危険が増してくる」

そう判断して、鳥島、築島の島影に入る。

避難するときは、正面から風を受ける分、波飛沫も被る。

行こうと思っていたポイントに、入られない。


風の怖さは、この後も続く。



加藤さんが、築島の島影でオジサンを掛けた。

「真鯛を狙いたい」

大島沖に、移動する。

ベイト反応も、良い感じで出て来た。



加藤さんに、大アタリが来た。

ドラッグ音が鳴る。

なかなか浮いてこない。

「ゆっくり行きますよ」

相手の走りに耐えて、ドラッグ調整している時にリーダーが切られた。

「やられた…」


しかし、加藤さんの次のアタリは、早い段階でヒットしてきた。



「来ました」

アタリが出た瞬間を、私も見ていた。

綺麗に、竿先が突っ込んだ。



上がってきたのは、62センチ、2.5キロの良型の真鯛。

「やりましたね」

最初の悔しさが残っているだけに、加藤さんと祝福の握手。

少しだけ、気持ちがホッとした。


流し直しのため、船を戻していると、岸方向から風が来るのが見えた。

今度も、西風が白波を立てながら、近づいてくる。

チャンスタイムが来たと思ったら、西風の強風も来た。

「今日は、風に追いかけ回されている気がします」

風の強さに、着底が取れなくなる。


島影に移動するも、風が回り込んでくる。

東原さん、加藤さんと話して、切り上げる事にした。

少しでも、波飛沫が被らないように、ゆっくりと帰港した。