釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月6日 気になっている事

2020年02月06日 | 日記
今日は、天気予報通り、海上では北東の風がやや強く吹いていた。

湾岸道路から見ると、沖合には白波がチラチラと見える。

前夜に、お客様と出るか出ないかの話をする時に、気になっていた風がやはり吹いている。

仲間とも「やっぱり、今日は風が吹いちょるね」と、連絡を取り合った。



今日は、風で船は出せなかったが、最近、ずっと気になっている事がある。

「ティップランで、この時期のイカを狙ってみたい」と、言う事だ。

2日の日曜日の午後から、3人の釣り師にお願いして、調査に出てみた。



狙いのポイントは、① どの水深を狙うか ② どんなポイントを狙うか ③ 仕掛けはどうするのか

④ 船の流し方はどうするのか  とした。

防波堤などからのイカの釣果情報が、余り入ってこない。

アタリが渋い時期でもある。

桜の咲く頃になると、大型のイカが姿を見せるようになると思っている。


①については、やや深場の水深を狙ってみる。

本来は、浅場で狙いたいのだが、最近の表面水温(海面下2メートル)が19度になっている。

時には、18度になることもある。

これを考えた時に、やや深場の方に歩がある様に思える。


②については、瀬周りよりも掛け下がり等の変化のある処が、良いのではないだろうかと推測する。

3名の釣り師の皆さんも、掛け下がりのポイントを希望される。

この日の風は、午後から南東の風に変わっている。

南東の風で、掛け下がりの場所を探す。

沖合では南東の風になっているが、大島の内場では、南西の風になっている。

風の向きが、大きく影響するだけに、場所選びが重要になってくる。


③については、エギにシンカーをセットして、着底を取りやすくする。

着底の際の、ラインの出る角度も重要になってくる。

真下でも、釣り辛い感じがする。

ラインが、出過ぎても着底が取りにくくなる。

シンカー選びが、重要になってくるだろう。


④については、今回は基本ドテラで流してみた。

「エンジンは、切っていて大丈夫ですよ」と、釣り師に言われて、その様にする。

この日は、0.5~0.6ノット前後で流れる潮が多かった。


結果から言うと、イカの姿は確認できた。

ドラッグ音が「ジッ」となってラインを引き出していく良型のイカ。

アタリの出方が「コッ」と、小突くような小アタリが多かった。

その小アタリを、どの様にしてエギを抱かせるか。

3人の釣り師の確かな釣技は、イカを引き出した。

「エギを横抱きしていましたね」

と、食い気がある抱き付きでは無かったようだ。


番外としては、根魚などがエギに飛びついてきた事。

いきなり、竿が突っ込むアタリに、ビックリさせられる。

エギに魚の噛み傷が付いている。


船を流しながら、常に海底の変化、水深の変化を伝える。

「浅くなります」「瀬が出てきます」「流れは○○ノットです」等々。

状況の変化は、直ぐに知らせる。

厳寒期のこの時期、3人の釣り師の協力を得て、少しだがこの時期のイカ狙いの的みたいな物が分かった気がする。

桜の咲く時期、もう一度調査する様に考えている。

イカの動きが活発になる頃には、又、攻めるポイントも、水深も状況が変わっていると考えている。

その時も、この3人の釣り師に協力をお願いした。

「私で良ければ、協力しますよ」

と、快く言っていただいた。

頑張ろう!

2月5日 風にも負けず

2020年02月06日 | 日記
「北風が、どれくらい吹いてくるか、気になりますね」

西高東低の気圧配置から、北風が強く吹いてくる予報。

「海上に出てから、風を見てポイントを決めますね」

かめや釣具宮崎店(神宮)の池之上さん、岡本さんと厳寒期のロックフィッシュ狙いで船を出す。

「この時期のロックフィッシュは、渋いかも知れませんね」

水温も低下している時期であることから、食いの渋さが予想される。


海上に出ると、水平線がギザギザに波立っている様に見える。

予報通り、北風が吹いているようだ。

気持ちは、風にも負けずと、意気込んでいるのだが…。

内場では、北西の風がやや強く吹いている。

「島影の湾内の浅場に入りますね」

水深10メートルあたりから、今日の釣りをスタートする。

島影では、風が回り込んでくる。

何とか、船の体制だけは整えるように、操船する。

瀬の付近を流していると、池之上さんにアタリが来ている様子。

「コツコツとアタリがありますけど、渋いですね」

と、早くも厳寒期のアタリの渋さが、出ている様子。


そんな中でも、池之上さんの鋭い合わせが入った。



最初のアカハタが、上がってきた。

「まずは、一枚」

と、渋いアタリを捉える合わせは、流石の釣技と言わしめる。




岡本さんも、アタリを捉える。



これも、良型のアカハタ。

釣り上げたアカハタは、キープサイズ以下の場合は、直ぐに放流。


池之上さんが、アタリを捉える。



やり取りを見ていると、良いサイズのアカハタのようだ。



40センチクラスのアカハタが、上がってきた。

「これは、キープですね」

笑顔でクーラーに納める。


この頃になると、北風が段々と強くなって、船が風に揺さ振られるようになってきた。

揺れる船首に立ち、盛んに竿を降る池之上さん、岡本さんのバラス感覚は、流石の感覚だ。

大島の表を流しながら、ポイントを移動していく。

内場を覗いてみるが、北西の風が強く、白波が立っている。

「内場の浅場は、無理ですね」

再度、表側の湾内に的を絞る。




岡本さんにカサゴがヒット。

ほぼ同時に、池之上さんにもアタリが来た。





オオモンハタも、ヒットしてきた。

攻められるポイントは、限られている。

その中で、如何にして釣果を上げるか。

繊細な誘い、果敢な攻めと、見ているだけでも、楽しくなってくる。




岡本さんが、強いアタリを捉えた。

良い感じの竿の曲がりが、楽しそうだ。

海面に姿を見せたのは、大きなモンガラハギだった。

30センチはありそうだ。


昼を過ぎると、南東の風が吹いてくるようになった。

島影にいる分、風が回り込んでくるようだ。


池之上さんに、アタリが来た。



綺麗な縞模様をした、アカハタが上がってきた。

攻めるポイントを広げることが出来れば、お二人の釣果はもっと飛躍する筈なのだが。

南東の風が、強くなると浅場の波が高くなってくる。

早めの判断が必要、と考えた。

「池之上さん、岡本さん、風が南東になってきました。上がりたいと思います」

「了解です」

お二人に快諾を頂き、引き上げることにした。