Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

光岳やら、白馬五竜にちなんだ花たち

2022年05月21日 15時16分30秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年5月21日:光岳キリンソウが咲き進んでいる。

 光岳キリンソウである。光岳とは、南アルプス主脈の最南端に位置する標高2,592 mの山である。
 キリンソウ自体は海岸の岩場から高山の岩場まで幅広く分布し、さほど珍しい野草ではない。
 ただ、高山帯に生息するキリンソウは草丈も伸びず、小さく纏まって見栄えもよく、人気があるのだとか。
 すでに、花の時期が過ぎたポテンティラ・クランジー(バラ科キジムシロ属:和名をキンバイとするサイトがいくつか見られる)が画面右奥に見える。こちらは、ヨーロッパアルプスなどに自生するというバラ科キジムシロ属の多年草だ。同時に、黄色の花が競い合う光景を見られないというのがちょっと残念。

   📷2022年5月21日:平場ではちょっと徒長気味かな。石によっかかりながら咲いている。

 この光岳キリンソウ、実は、四万十にお住まいの花友さんにお送りいただいたもの。
 いくら栽培物とは言え、その出自を辿れば赤石山脈に端を発したものが高知県を経由し、いま、埼玉県で咲いている。この、ちょっとした不思議感がいい。
 残念ながら、光岳などへの登攀経験はないが、そんな岩場に、どんな具合に咲いているのだろうかなどと夢想しながら植えてみるのも面白いものである。

   📷2022年5月21日:挿し芽をして育てたチングルマ。つぼみを発見。あっ、葉焼けも発見してしまった!

 ただ一木だけ残ったチングルマにつぼみが兆した。高山植物繋がりということで、そのつぼみをお披露目してみた。
 バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木、昨年、2ポットほど贖ってみたのだが、花は見たものの敢え無く☆ミにしてしまった。こちらは、その親木からでた新芽を切り取り挿しておいたもの。おっ、よく見たら、葉に黒く焼けが見える。風前の灯か。猫の額における絶滅危惧危惧種に認定だな!

【余談:白馬五竜植物園でチングルマの綿毛に出会う!】
   📷2019年9月19日:白馬五竜植物園でチングルマの綿毛に会う!

 実は、このチングルマを求めたのは、秋の綿毛を間近に見てみたかったから。上記は、2019年9月19日に白馬五竜植物園で撮影したもの。
 本来なら、もっと紅葉が進んだ頃に訪れると息を呑む光景を目にすることができるのだが・・・。

   📷2022年5月21日:このユキノシタを見て舌舐めずりする方は通人かも。

 ユキノシタの花がまだ咲いている。この花は、散歩の途次、山野草を撮らせて頂いたお宅で持たされたモノだが、いや~~~、増えて、増えて・・・ 笑
 それでも、こんな具合に岩陰で咲いていると愛おしくなるね。
 裏技を一つ。増え過ぎたユキノシタ、間引きのあとの楽しみが新葉を天婦羅にすること。ほろ苦さが山菜のようで、ビールがすすみます、という方もいるとかいないとか。(ちなみに、上記のお宅には、後日、ニオイハンゲの鉢を持参した)

   📷2022年5月21日:猫の額唯一のバラ、マイクロローズの美咲(Misaki)。

 金曜日にだけオープンする、住宅街の花屋さん。ガレージセールとでもいうのかな、ご自宅の庭先にご主人お気に入りの花だけを並べて売るでもなく、飽かず眺めている。寄植えが多い。やはり、自分好みの花を、自分好みの鉢にぶち込んで、客を待つでもなく園芸作業に勤しんでいる。
 かねてから存じ上げており、このようなお店になる前にはお庭の花を何度となく撮らせて頂いた。

   📷2022年5月21日:1cmほどの花が次から次へと咲く。

 その日もブラ散歩の途次に通りかかり、このマイクロローズと出会った。バラなど育てたことなどなく、また、育てようと思ったこともなかった。
 エイドのつもりもちょっとあったけど、気に入ったことも事実。山野草でもそうなんだけど、「姫」がついたり、小さな花には目がない。あれから4年ほどたったが、ご覧の通り、いまでも美咲は健在だ。
(その出会いの経緯はこちら、みんなの趣味の園芸の日記で)


コメント
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