📷2022年5月6日:フウロソウの仲間なのである。柔毛との命名は花をご覧いただければ自明ではないだろうか。
猫の額の犬走りには、ヤワゲフウロが生息している。柔毛風露と記述する。歴としたフウロソウ科フウロソウ属の多年草だ。
1cmあるかなしかの花径だけど、どう、フウロソウの面影あるでしょ。
不老川河畔から摘んできた。そこでは、誰も見向きもしない。扱いは、ほぼほぼ雑草だけど、愛らしい存在であることは疑い余地はないだろう。
📷2022年5月6日:そこのけ そこのけ とばかりに、ランナーを伸ばして蔓延るのだよ。小さくても生命力は旺盛だ。
ヤクシマヒメヘビイチゴ(屋久島姫蛇苺)なのだという。こちらも、とにかく小さい。6~8ミリほどなのだよ。
もはや、節穴に近い眼力では、なかなか捉えにくい存在だ。なにか小さなドットが揺らいでいるとしか認識できないのだが、これは紛れもなく花なのである。
📷2022年5月6日:だいぶ茂ってきたようだ。キレンゲショウマは葉も美しい。
『天涯の花』を読んでいる。宮尾登美子氏の著作である。いままで、なぜこの本がこぼれ落ちていたのだろう。
布団に入ってから、うつ伏せになって読んでいる。いつの間にか寝落ちしてしまっている。遅々として進まない 汗
あのキレンゲショウマ・パルマータの行(くだり)である。
剣山にて珠子(浄身)がはじめてキレンゲショウマとの邂逅を果たし、愛用の植物図鑑を引く。
「林下に群生、パルマータはてのひらの意、とだけしかない。」
「葉は大人のてのひらのようなパルマータ」
いつものように、マエフリ長かったかな 汗
その「てのひら」がこれなのである。