Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

牡丹臭木は咲き始めこそをかしけれ

2022年07月11日 11時13分55秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月9日
  2mほどか、立派なボタンクサギに出会った。
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 7月9日、ステンレス製の茶こし網が経年劣化、使い物にならなくなった。その他、2~3の買い物があったので、9時頃に家を出た。
 買い物の途次、いつもの平野の森周辺をブラ散歩。

 森の北側、住宅と森との緩衝地帯となっているエリア、周辺の方々が園芸品種などを植えている。
 もう、だいぶ前だが、ここでボタンクサギを撮っていると、その住宅の方が顔を見せ、その花、何て言うのと聞いてきた。
 おい、おい、知らんで育ててたのかい! 胸中で軽い突っ込みを入れ、

「ボタンクサギだと思いますが・・・。」

と教えて差し上げた。
 それ以来、大事に育てていたんだね。本数も増え、こんなに立派な株もいくつか散見された。

 花の時期としてはちょっと盛りを過ぎた感もあるが、下の方には咲き始めたばかりの花序も見ることができた。
 この花は、咲き切ってしまうと、どうも面白さに欠けてしまう印象がある(あっ、もちろん個人の感想なのだが・・・)。

   📷2022年7月9日:赤みを帯びたつぼみが花開くと、トレードマークの4本の雄しべがぴょんと突き出る。こんなコントラストが面白い。

 クマツヅラ科クサギ属の落葉広葉低木、牡丹臭木と表記する。そう、あのクサギの仲間だけに葉などをちぎるとちょいと臭い。あっ、かなり臭気を発するという人もいる。人それぞれなので、どれほどのものかはご自分でご確認いただきたい。

   📷2022年7月9日:まだナワシロイチゴが咲いている。とうに苗代の時期が過ぎたというのに。

   📷2022年7月9日:閉じられた花弁の隙間から雌しべの柱頭が覗いてる。

 林縁には、ナワシロイチゴが咲いていた。
 あっ、「咲いていた」と記述したが、このピンクの花弁、しっかりと閉じられていて、なぜか平開することはない。あたかも花びらのごとく振舞って平開しているのは萼なのである。
 バラ科キイチゴ属の落葉小低木、花期は5~6月頃とされている。今頃は赤い実が熟す頃と思っていたが、どうしたことだろう。
 付近を探してみたが実が付いているものは見当たらない。
 ナワシロイチゴにも、いろいろな事情があるのだろう。咲きたいときに咲けばいいさ。

   📷2022年7月9日:平野の森にもヤマユリが咲いている。それと認識したのは4、5年ほど前のことか。

 目当ての買い物を済ませ、帰りは平野の森の南側の道を辿って帰途に就く。
 実は、この森にもヤマユリが咲いている。稲荷山公園北斜面ほど株数があるわけではないが、時期ともなれば忘れずに咲き出し、艶姿を披露している。
 しかし、この名札の付け様にはセンスが感じられないな。。。

   📷2022年7月11日:ミヤマハンショウヅルに5、6輪目のつぼみが萌した。

 それとなく、自庭の花も滑り込ませておこう。
 同時期に導入したユキオコシやコウヤハンショウヅルはすっかり鳴りを潜めているというのに、ミヤマハンショウヅルに5、6輪目のつぼみが萌した。
 各所の解説記事を繰ってみると、花期は6~8月とある。徐々に花の大きさは小さくなっているように思うのだが、まだまだ楽しませてくれそうだ。


コメント (2)
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