ニホンサクラソウ 里桜が、他に先駆けて咲き出した。
八重咲きとは言うが、セミダブルって印象かな。
つぼみの時、ほんのり薄桃色に染まっているモノもあるが、全開するとこのように純白と言っていいほどになる。ほんの少しでも、薄桃色をとどめていてくれたらといつも思う。
真花、その表現が適切か否かはちょっとわからない。
でも、中央に見えている黒紫色の小さな粒々、それこそが本当の花で、言うなれば真の花、花びらに見える白い四片は総苞片となる。
真の花も、黒紫色の花びらが四片ある。雄蕊と雌蕊を数えようとしたのだが、誰が撮ったのかこの写真では読み取れない(精進が足らないって? すいません、これからは気を付けます<(_ _)>)。
G先生にも問うてみたが、ゴゼンタチバナの記述はあるのだが、エゾに関しての記述が見つからない。もし、ゴゼンタチバナと同じであれば、雄蕊4本、雌蕊1本となるのだが。
しっかり受粉してくれよ! 実が、そうあの真っ赤な実が見たくてのリベンジなのだから。
ギンサカズキイチゲに一足遅れて、ニリンソウが咲き始めた。我が家の山野草としては古株で、すでに5~6年になろうか。
埼玉・ときがわ町の都幾山慈光寺に桜見物に訪れた折り、その駐車場の片隅に咲いているのを目に留めた。可憐であった。
寺を下り、付近の建具会館でお茶しようと思ったのだが、その花卉売り場にそのニリンソウが数ポット置かれていた。迷わず2ポットだけ手にして連れ帰った。いま、猫の額で目にすることができるニリンソウは、みんなその2ポットの子孫なのである。
このニリンソウだが、どうして、どうして、一筋縄ではいかない存在なのだ。実は、この花も、花びらに見えるのは総苞片なのだが、なおかつ、その数は5枚とは限らず、6枚、7枚、いや事によったらそれ以上の個体さえ目にすることがある。
キジカクシ科アマドコロ属の多年草、斑入りヒメイズイである。この子も古株だが、増えることも、潰えることもなく、生き永らえている。
ちなみに、あの独特の花だが、一度も見たことはない。
数年前、いつもの花友さんの花壇までブラ散歩。秋だったかな。
何を思ったか、その辺に生えていた草の頭頂部をむしり取って、持ってけと手渡ししてくれた。
それが、このチョウジソウ(丁子草:キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草)の袋果だった。
問題なく育ち、つい先ごろまで坪庭に植えていたのだが、塀際に植えていたためとても窮屈そうだった。そこで、引っこ抜いてそのまま鉢へと移した。いま、そこにはチャバナホウチャクソウが植わっている。
昨年も見事な花を付けてくれたタマノカンザシ、今年も期待しているよ。
こちらは、一重の方、八重咲きは坪庭に植えてある。
去年、八重の花はお休みだった。今年は、一重と八重、並べて写真を撮ってみたいものだなぁ~。