里桜も、ここでやっと満開になったようである。
桜の名を冠した草本なのだが、その咲き競う姿は桜木の花もかくやと思わせるところがあるよね。
地植えにして3年ほどだと思うのだが、やっとここまで増えてくれた。
ハンショウヅル、なかなかいいものである。日本の固有種だけに、どこか大和心をそこはかとなる感じさせる趣があると言ったら言い過ぎだろうか。
高野は、半鐘にちょこんと添えた小苞がチャームポイント。ほんのり頬を染めてきたような気がする。
朝ドラで、「らんまん」が放送されている。あの伝説の植物学者、牧野富太郎がモデルとされる。
実は、このマツムラソウ、東京帝大にて、その牧野の指導教官的な任(?)にあった松村任三教授に因むとされるのだが、牧野とは様々な確執があったとされ、ついに牧野は松村によって帝大を放逐されることになったのだとか。
昨年、僕は鉢からこのマツムラソウを放逐し地植えとしたのだが、冬越しには5℃以上が必要とされるにもかかわらず、このように立派に発芽してきた。
当地も、南国の草本が生息できる地となったのかしらん。