📸2024年6月15日:つぼみが膨らんできた。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2024年6月17日:夏に咲く黄花のホトトギスである。
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昨年、咲くことはなかった。鉢の中には、数本の茎がなんとも寂し気に立ち上がっていた。
環境を変えよう、そう思って坪庭の外れに移植した。
今年、4~5本の茎が立ち上がってきたが、その中の一本がつぼみを付けた。
期待しながら見守っていると、つぼみは膨らみ続け、そして、ことのほか蒸し暑さを感じる朝に、爽やかな花を見せてくれた。
関東はいまだ梅雨入りをしておらず、だからと言ってカラッとしている訳ではなく、梅雨を思わせるじっとりとした空気が体にまとわりつく。
もう数日すると梅雨入り宣言が出るだろうと朝のニュースで言っていた。ひょろっとした弱弱しい茎、昨今の梅雨の雨は驚くほど激しく降る時がある。さて、果実を結んでくれるだろうか心配だなぁ。
葉が二枚、化粧を施した。それが合図であったかのように、花穂が開花し始めた。そう、白に変化した葉は花ではなく、苞葉なのである。
ご覧の通り、穂状花序には小さな花が密集し、一つひとつの花には花びらはなく、雄しべが6~7本あり、柱頭は四裂する。奇妙な花たちだなぁ。
花はあまり注目されることはなく、苞葉ばかりに目が行ってしまう。花たちの苦笑いが見えるようだ。