葉(が付いた茎)ばかりが3本伸びている。花は見ることがなかった。
いや、3月中旬には土中からつぼみを覗かせたのである。だが、そこで動きを止め、伸びることはなく、やがては萎んでしまった。
だから、花の姿は知らない。しかし、しゅっと伸びた茎の先には、いまだに青々とした葉が繫っており、決して株が朽ちてしまったわけではない。
葉を枯らすことなく、株を太らせよう。来年、花を見んがために。
チチブシロガネソウも、状況は似たようなもの。花茎を延ばすことなく、たった二本の葉のみが、遮光ネットの陰で憩うている。
こちらも、トガクシショウマ同様、なるべく葉を温存できる方策を試行錯誤していこうと思う。
トガクシショウマ(トガクシソウ)、チチブシロガネソウとも、今年の狭山は住み難かったことだろう。ヒト属でさえ辟易したのだから。
これぞと見込んで通販した山野草、まぁ、早々に朽ちて萎んでしまうのが新規購入組の通弊だったのだから、元気そうな葉があるだけでも上々吉とポジティブに考えていこうと思う。
ここからは、近未来の話。そう、夏から秋にかけてのいくつかの山野草のいま
昨年、購入したホトトギスたちが元気だ。特に、白花はたくさんの種子を育み、猫の額のあちこちに播種したものである。
玉川は、夏に咲く。するするっと細い花茎を伸ばし、しゅっとした佇まいで、夏(7~9月)に黄色の花をほころばせる。そんなたおやかな姿の片りんを、いま、ここでも見ることができる。
黄花は重厚だ。他と異なり葉の緑が深い。だから、その葉の斑も目立つ。ずんと大地に根を張り、ゆったりと、じっくりと頭をもたげていく。
今年のホトトギスは見物かもしれない。
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