Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

変化朝顔の種を遺伝学普及会から取り寄せた件について

2024年04月22日 19時17分30秒 | みんなの花図鑑

変化朝顔って何だろう?


 【📸2022年9月9日:この変化朝顔の名前は、「青笹葉青車絞切咲」なんて表記する(一つの例である)。】

「青笹葉青車絞切咲」(あお ささば あお くるましぼり きれざき)――変化朝顔は、そのさまざまな変化をもとに、このように命名される。「この名前ひとつとっても、面倒臭そうな対象であることよ!」――そう、仰る通り、けっこう厄介な存在なのである。
 この漢字の羅列は、次のような意味を持つ。

「青(葉の色)笹葉(葉の形)青(花の色)車絞(花の模様)切咲(花の形)」

 ね、面倒でしょ! 葉の色、葉の形、花の色、・・・・・・、など、いちいち事細かく明記するわけで、それがその個体の特徴を示すわけである。
 ヘンカアサガオ(変化朝顔)って何だろう? 「変化」を冠するところから、「常ならざるアサガオ」ってことなのだろうことは容易に想像できる。
 では、「常ならざる」ってどういうこと?
 アサガオの花というと、漏斗型の丸咲きが一般的である。花の色は、赤であったり、青であったりするが、ほとんどが一色からなる。葉にしてからが、左右に一対の翼片が出た並葉であったり、丸葉であったりする。「常ならざるアサガオ」とは、この形態からはなはだしく逸脱したモノを指すわけだ。

 ここで、「古典園芸植物」という語にフォーカスしてみよう。これは、おもに江戸以降に人為的に作り出したり、改良したりして独自の形態を示すことになった園芸植物を指す用語だ。おもに花を観賞する草本としては、福寿草、雪割草、花菖蒲、芍薬、石斛などがあり、その中の一つとして朝顔も加えることができる。
 そう、変化朝顔とは、江戸期の好き者の夢とともに、現在まで脈々と受け継がれてきた園芸植物なのである。

遺伝学普及会から取り寄せた6種(+1種)の変化朝顔の種とは?




 【📸2024年4月18日:今年は6種類(+1種)の種を調達した。】

 数年前、変化朝顔を検索している折、遺伝学普及会のホームページに辿り着き、そこで種を頒布していることを知った。昨年まで投稿した変化朝顔はその種が代を重ねたものである。
 今年は6種類の種を調達した。えっ、7種類あるって? はい~、1袋おまけ貰っちゃいました。遺伝学普及会さん、有難うございましたm(_ _)m


 【📸2024年4月22日:今年購入した「木立 青斑入蜻蛉葉木立茶覆輪丸咲(G0353)」】


 【📸2022年8月27日に投稿した我が家の覆輪丸咲系統の変化朝顔。】


 【📸2024年4月22日:今年購入した「木立 青並葉木立紫覆輪星咲「キダチアサガオ」(G0375)」】


 【📸2022年8月27日に投稿した我が家の星咲き系統の変化朝顔。】


 【📸2024年4月22日:今年購入した「縮緬 黄縮緬抱丸葉紅鳩台咲(G0516)」】


 【📸2022年8月7日に投稿した我が家の台咲き系統の変化朝顔。】


 【📸2024年4月22日:今年購入した「弱渦 黄打込弱渦丸葉藤色吹雪丸咲(G0788)」】


 【📸2022年8月7日に投稿した我が家の吹雪丸咲系統の変化朝顔。】


 【📸2024年4月22日:今年購入した「渦 黄打込弱渦林風葉淡紫地紅紫車絞丸咲(G0840)」】


 【📸2022年8月27日に投稿した我が家の車絞丸咲系統の変化朝顔。】


 【📸2024年4月22日:今年購入した「大輪咲 青斑入蝉葉藤丸咲大輪(G2216 ほととぎす変)」】


 【📸2024年4月22日:今年おまけとして頂戴した「渦 青渦蜻蛉葉藤鼠丸咲(G0857)」】

 以上が今年購入した6種と、おまけで頂いた1種である。
 変化朝顔との付き合いは、2019年に初めて遺伝学普及会さんのHPを見た時から始まった。その時は3種の種を購入したのだが、上述した通り、花の形態は言うに及ばず、葉においても奇妙としか言いようがないほどのいろいろな変化を見せてくれた。
 しかし、行き当たりばったりなので、なぜいろいろな変化が出てきたのかまでは理解できていない。「何が出た。これがが出た。」と即物的に楽しんでいるだけなのだ。もう少し、系統的に学んだ方がいいのかもしれないが、こんな即物的な楽しみ方でも、十分変化朝顔の不思議を体感することができた。うん、これでいい。このままでいいと思うよ。

注1)上記のアサガオは、国立大学法人九州大学から提供されたものから派生したものである。
注2)文中にて使用した変化朝顔の品種名リストは、遺伝学普及会「変化アサガオ種子の頒布」ページに掲載されている「種子リスト2024(4.6).pdf」より転載させていただいた。アクセス時点で種子リストはアップデートされているため、本日記で紹介した品種がアクセスしたリストに掲載されているとは限らない。ご注意願いたい。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原種クレマチス・ユキオコシ... | トップ | イワチドリが舞う庭にて »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今年も変化朝顔の季節がやってきましたね (ninbu)
2024-04-22 21:17:49
kiteさん、こんばんは。

大変ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。
今年も変化朝顔の季節がやってきましたね。

私も変化朝顔を育てて今年で3年目になります。kiteさんから頂い
た花で無事に育っているのは変化朝顔だけで、ニリンソウ、ゲンペ
イシモツケなどは全てダメにしてしまい申し訳ありません。

今年も変化朝顔の種から育て楽しもうと思います。専門的なことは
わからないので、毎朝咲く花を見つけて出物があるかドキドキしな
がら楽しもうと思います。

花が咲く時期になりましたら、また投稿しますのでアドバイスいた
だけたら嬉しいです。
返信する
種からの栽培にチャレンジ中です (Kite.com)
2024-04-24 11:13:29
実は、昨年で変化朝顔は打ち止めにしようと思い、種を取りませんでした。

ninbuさん、おはようございます。

しかしです、今年も酷暑が予想され、すると、夏場の猫の額には撮るモノが無くなってしまいます。
それも、なかなか手持無沙汰な話よという訳で、初心に帰り種を取り寄せてしまいました。
大輪系でも頼んでみようと目星は付けていたのですが依頼し遅れて在庫がほとんどなくなっており、木立性が残っていたのでチャレンジしてみようかと。
そう、その名の通りつるを出さずにまっすぐに伸び、小さくまとまるようなので猫の額にはピッタリかと。

そう、そう、さらに今年は山野草を種から育てることにも挑戦しています。
北岳ミヤマクワガタ、ミヤマハナシノブ、ワタナベソウ、シライトソウ、カッコウセンノウの五種をヤフオクで入札し、現在のところ、カッコウセンノウ、ミヤマクワガタ、ミヤマハナシノブの三種が芽を出してきています。
利点――お手頃な投資で息の長い楽しみ方ができる、って点でしょうか(もちろん、芽が出てこなければ、大きな挫折を味わうことになりますが 笑)。
返信する

コメントを投稿

みんなの花図鑑」カテゴリの最新記事