Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

植物だって、いつまでも同じステータスに留まっているわけじゃないんだよ!

2022年04月02日 19時20分15秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年4月2日:ハボタンとパクチーである。
 (クリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 昨秋、播種し、芽生え、冬越ししたパクチーである。
 時が移ろい、ハボタンも遷移した。

 パクチーが人気だ。専門店まであるという。パクチーをこよなく愛する“パクチスト(パクチニスト)”なる美食家も存在するという。
 昨年、あやかったわけではないが、播種して食してみた。好んで食べようとは思わなかったが、種を取り、その種をまた播種しておいたのだ。

 ハボタンは伊予の国からの到来ものだったが、いま、花穂が伸び、花開こうとしている。
 何度かチャレンジして挫折してしまった採種、リベンジしてみようと思う。

 花の大小には関係ない。蕊美人が存在する。フェイジョア、ヒペリカム、ギンバイカ(マートル)、・・・、等々、あげればきりがない。数の多寡だけじゃない。カリガネソウのくるっと湾曲した蕊(雌しべ&雄しべは4本)だって見応えあるよね。
 猫の額にだって蕊美人の一人や二人、いや、もっとかな、鎮座ましましているのだよ。
 まぁ、いま咲いている中ではティアレラとか、ハルトラノオとかかな。
 もうしばらくすると、ゲンペイシモツケも咲くだろう。そう、赤、白と咲きわけるシモツケだ。こちらは、折を見てまた投稿させて頂きたい。

📷2022年4月2日:純白の花糸、その上に桜色、ベビーピンク、赤白橡(あかしろつるばみ)など、微妙に異なる色を伴って葯が乗っている。

📷2022年4月2日:こちらの葯は、杜若色(かきつばたいろ)、牡丹色、滅紫(けしむらさき)などのバリエーションかな。

 朝陽を浴びて茜色に染まるベニバナショウマ。透き通るような葉がなんとも愛おしい。
 もちろん、ずーっとこのままの色を保つわけじゃない。時期が来れば、ちゃんと緑色に遷移していく。
 すると、花穂が伸びてきて、今度はその花穂が真っ赤に染まっていく。

📷2022年4月2日:ベニバナショウマという名札が気になりお越し願った。アスチルベのリズム&ブルースに似ている。

 植物は、驚くほど遷移する。
 生態学用語の「植物遷移」のことではない。ここでは、「ある状態から別の状態へ変化する」ほどの意味で使っている。
 ムサシアブミである。そう、根曲がりだけのような姿で地上に現れたムサシアブミが、忙しなく羽化の準備に励んでいるのだ。

📷2022年4月2日:左が猫の額に来て3年ほどの株。右がすでに羽化した若い二年目の株。そう、君たちはもう空も飛べそうだね。

 植物たちからの戒め:いまある姿が明日もそのままだと思っちゃだめだよ。どうあるべきか、どうありたいのか、かくあるべき姿に生まれ変わることだって不可能じゃないってこと。

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3 コメント

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2枚目と3枚目の花の名前は? (ninbu)
2022-04-02 20:49:32
kiteさん、こんばんは。
パクチー人気は聞いたことがありますが、まだ食した記憶がありません。
kiteさんの投稿を見て、やはり進んで食べようとは思わなくなりました。(笑)
ところで、お恥ずかしい話ですが、2枚目と3枚目の花の名前は何でしょうか?
私の知識レベルでは、文面からよく読み取れなくて・・・。(^^;)
とても綺麗な花で、私も気に入ってしまいました。
「植物遷移」という言葉の使い方、勉強になりました。
また、植物たちからの戒めも納得です。
返信する
言葉足らず! 説明不足! (Kite.com)
2022-04-03 11:44:25
言葉足らずで申し訳ありません。

Ninbu さん、おはようございます。

二枚目、僕じゃないですよ 汗 そう、二枚目の写真ですが、ティアレラです。
ユキノシタ科 ズダヤクシュ(ティアレラ)属の多年草です。
全体的な印象は、グラウンドカバーとしてよく使用されるヒューケラとよく似ていますね。
こちらもユキノシタ科ですが、ツボサンゴ(ヒューケラ)属となるようです。
では、何が違うのか?
一番大きな違いは花の形、ヒューケラが壺型なのに対して、ティアレラはご覧の通り、全開した五弁花(星型)となるようです。

三枚目、僕じゃないですよ 汗 そう、三枚目の写真ですが、こちらがタデ科イブキトラノオ属の多年草・ハルトラノオです。

あっ、そう、そう、本来の「植物遷移」って、「植物群落を構成する種や個体数が時間に伴い変化すること」を指すそうです(もっとコテコテと面倒なこと書いてありましたが、ちょっと理解し難く、こんな表現を選択しました)。
(「植物遷移」って記述しましたが、「植生遷移」の方が正解かも、です。)
迂闊に使ってますが、決して専門用語のつもりではなく、「ここからそこへ」の感覚で使ってます(ご容赦くださいませ)。

さて、もりもり茂ってきたパクチー、何に使おうかしら。。。
返信する
猫の額とおっしゃられますが・・・ (ヒゲオヤジ)
2022-04-04 00:11:00
Kite.comさん、こんばんは(^-^)/
私の竹寺に早速コメントをお寄せ頂き有難うございましたm(__)m

所で猫の額とおっしゃられますが、可愛らしく素敵な花々の数々、
丹精に育てられ、春を迎えて咲き誇っているように思えます。
30日ご投稿のニリンソウ、東京板橋区の区の花だそうで、
板橋区の赤塚植物園でも群生して咲いており、よく撮りに行った事は有るのですが、
植物園でもKite.comさんの様な詳しい説明は書かれておりません。
やはりKite.comさんの植物に関する博識半端じゃないです(@_@;)
そうそう今回巻頭のパクチー、乾燥しコリアンダーとされた物は、
カレーには無くてはならないスパイスですが、生のパクチーとなると、
私も・・・です(^_^;)
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