猫の額のネコノメソウに蒴果が出来た。この鉢はタチやコガネ、そしてツルを混載していたので、いまとなっては誰の実だかは不明。 この形状、「刺股状に斜開する」というらしい。何が、どのようになるとこのような表現になるのか、検索してもなかなかヒットしない。 だいたい斜開ってなんだ? 語彙として説明があったのを見つけたのは、『「ふるさと石黒の植物」のための―植物用語の手引』であった。 「ネコノメソウやダイモンジソウのがく片が水平ではなく斜めに傾いて開くことなどの様を斜開ということもある。」 ドンピシャではないが、読んで字の如し、「斜めに傾いて開くこと」なのだろう。 この蒴果、斜開しているようにみえる? ネコノメソウの蒴果を初めて確認したあと、ちょっとブラ散歩へ。平野の森を経て、S台中央公園をパトロールしてこようと思う。 森への道すがら、ヘビイチゴを見つける。まだ、平開(花弁や花被片が平らに開く花のこと、あるいはその状態を指す)していない。 📷2022年4月10日:ヘビイチゴだと思うのだが、見極めが難しい。
平野の森へ入る。 おやっ、これもヘビイチゴか? いや、いささか面立ちが異なるように思うのだが。もしかしてキジムシロか、はたまたミツバツチグリか? 見極め方、ご教授いただければ有り難いのだが・・・。花径は1.5cm以上と大きい。これが決め手になるのかな。 📷2022年4月5日:森の中、ヘビイチゴかな? ちょっと面立ちが異なるような? ミツバツチグリかも。。。
まだ早いのかなと思っていたが、チゴユリの花を一輪、二輪、目にすることが出来た。 喜びのあまり、二枚続けてどうぞ 笑 📷2022年4月10日:下から覗く。こんなときに便利なのがチルト式の液晶モニタ。這いつくばる必要がない 笑
📷2022年4月10日:美しいのだよ、確かに美しい。その一面、哀愁さえ漂うのは何故なのだろうか?
林縁で、ムラサキケマンと出会う。数年前、ここには溢れるほど咲き誇っていたのだが、何故かここ1~2年、数輪を確認するに留まっている。 この種の植物が他の植物に駆逐されて数を減らすなどということはあまり考えられないのでは。「雑草」との認識で、抜き取られてしまったのか。 📷2022年4月10日:ムラサキケマンに出会う。ケマンとエンゴサクの違いって何だろう?
その後、小・中学校が立ち並ぶ間の遊歩道に出、S台中央公園に向かったのだが、撮るべきものもなく帰途に就いた。 この時期、ヘビイチゴやキジムシロなど、バラ科キジムシロ属が勢いを増してくる。上述した通り、なかなか見分けができないで困ることもある。 猫の額でも、キジムシロ属のひとつで、ヨーロッパアルプスやピレーネー山脈に自生すると言われるポテンティラ・クランジーが生息している。 📷2022年4月11日:キジムシロ属の一つ、ポテンティラ・クランジーだ。ポテンティラ属とされることもある。
こちらは鉢植え。地植えでも、なかなかいい味を出してくれるのだが、こちらはまだ咲く様子がない。 📷2022年4月11日:基本的に一日花のようだ。しかし、花付きはすこぶるよい。
特筆すべきは、このポテンティラ・クランジー、愛に溢れた花であるということ。 ほら、雄しべの先端、葯をご覧頂くとその意味が一目瞭然となるだろう。 📷2022年4月11日:ハートがいっぱい! 実は、愛に溢れた花なんだ。
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早くもネコノメソウの盃に粒々の種が!
結構面白い形なので、私も見つけるとつい写真撮ってしまいます。
平野の森、相変わらず楽しそうなところですね!
ヘビイチゴみたいな花は区別が難しいですね。
私も以前河原で見つけた黄色い花が何イチゴか分からず悩みました。
最近は、3葉で葉の先が丸いのがヘビイチゴ、葉先が尖って花が大きいのがヤブヘビイチゴと決めつけています(^^;;
ちなみに先週末、5葉で花が大きめのオヘビイチゴの花を今年初めて見つけました!
あ、でも今回の花が何なのかはよくわかりません。
花の形からはミツバツチグリっぽい気も‥
いい加減で、ごめんなさいm(_ _)m
なつみかん さん、おはようございま~す。
ただ、この小さな黄色い花を見ると、ヒラタアブが花に吸い寄せられるように近づいてしまう。
撮ったら、撮ったで、また、これ何だとばかりに思い悩む、無限ループのよう。
でも、これは、確証はないですが、花の大きさなどからミツバツチグリのような感じですね。
山麓に遊ぶと、最後に掲載したポテンティラ・クランジーのような花、キンバイ系の花をよく目にしますね。
これも一筋縄ではいかない。最近は、わからないと〇〇の仲間と言って誤魔化す、つまらない知恵が身についてきました 笑
コメント有難うございました<(_ _)>