人工衛星の赤ちゃん!?
タニワタリノキはご存じだろうか? そう、人工衛星の木などとも呼ばれ、頭状花序に数えきれないほど多数の花を付ける。
このタニワタリノキ(谷渡りの木)だが、日本に自生するものをはじめ、いくつかの種類があるようだ。
右の写真は、昨年HCにて求めたものの現在の姿だが、名札には単に「谷渡り」とあった。実は、それ以前に、たった一度だけ、タニワタリノキと言うものを見たことがあった。純白の、比較的大きな15㎜ほどの頭状花序が強く印象に残ったものである。
買い求めたものは15㎝あるかなしかの幼木で、それでもちゃんと、茶色みを帯びた花を付けていた。まだ、小さいからこんな色なのかと思ったものだが、それが大きな間違いであった。
かつて見た純白のタニワタリノキとは、セファランサス "ムーンライトファンタジー" などの名で販売されているアメリカタニワタリで、花冠が四裂している。一方、日本に自生しているタニワタリノキは、花は白いが、花冠が五裂しているのだという。
そう、僕が求めたものはそのどちらにも該当しない。花色は茶褐色だし、花冠は五裂しているからだ。実はこれ、東アジアを中心に自生するシマタニワタリという種類なのだとか。 う~んっ、タニワタリノキがそれほど種類があるのだとは知らなかった不勉強なユーザーと、知ってはいたのだろうけど、なんの断りもなしに「谷渡り」として売ってしまった供給者。世の中は、こうした微妙な釣り合いのもとに成り立っている 笑
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📷2021年9月15日:シマタニワタリの開花種がこれ!
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📷2021年9月15日:花冠部分のアップ。これなら、萼片5、花弁5、雄しべ5本だということがわかると思う。
まぁ、このように拡大してみるとそれなりに美しいのだが、かつて心に印したタニワタリノキとはえらい違いだね。
猫の額の夏を彩る変化朝顔:August 20th, 2022
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📷2022年8月19日:台咲の変化朝顔です。
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📷2022年8月19日:S5437笹牡丹、八重の出物ですかね。
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📷2022年8月19日:こちらは、S5437笹牡丹の一重です。しべが見えます。多分、種は取れるのだと。
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📷2022年8月20日:孔雀八重の変化朝顔です。この子たちはとても自由で、見ていて惚れ惚れします。
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📷2022年8月20日:上記の孔雀八重と同じツルですが、しべが見えるでしょ。種できるのかな?
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📷2022年8月20日:南天葉/ピンクと記された小分け袋からの発芽です。
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📷2022年8月20日:出物とは言えませんが、完全に花びらが二分されてます。不思議ですね。
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📷2022年8月20日:やはり縞は涼しげでいいですね。これは、しっかりと種をホールドしなければ・・・。
何度もご覧に入れた変化朝顔である。まぁ、S5437笹牡丹はいまを盛りと咲いている。一重も出ているので、多分来年の種も確保できるのではと思っている。
タニワタリノキが別名人工衛星の木と言うんですね。
面白いネーミングですが、人工衛星と関りがあるのでしょうね。
確かに見た目が丸い人工衛星に似ていなくもないですね。
そういえば、静止気象衛星の名前が「ひまわり」というのも花由来でした。
変化朝顔、続々と「出物」が出現しているようですね。
S5437笹牡丹の一重、シベがあり、種が採れると「出物」ではなくなるのですか?
同様に孔雀八重にもシベがあり、種が採れると「出物」ではなくなるのですか?
変化朝顔の「出物」の判定は難しそうで、奥が深そうです。
変化朝顔に付けられた「S5437笹牡丹」などの名前は「出物」を発見した人が命名するのでしょうか?
それとも、公式に命名する組織があり、そこで付与されるのでしょうか?
私の変化朝顔も最近は毎日、10以上の花が咲き、撮影が大変です。(笑)
「出物」ではないと思いますが、縞の入った花や、ボカシの入ったような花等々。
また、切れ咲きの花も、色々な形があり、最初の頃より変わった花が見られるようになりました。
ボタンヅルとセンセンソウの見分け方を見てました。花は似ていますが、葉っぱが違うんですね。fc2のブログを訂正しました。ありがとうございます。
人工衛星の花って、最初に言った人はよく思いつきましたね。
ご無沙汰致しております。
先日8月15日に次いで、朝顔のご投稿、八重のモノも含めどれもホント綺麗ですね。
私の事務所近く東京台東の入谷朝顔市はコロナの関係でここ3年開かれず、
例年ではこの入谷周辺、行灯造りの朝顔が彼方此方で見られるのですが、
街で朝顔がスッカリ少なくなり少々寂しい気がしております。
そのコロナ、余談ですが今回ご投稿のシマタニワタリ、
花は可愛らしく綺麗なのですが、どうもコロナに見えて来ました(笑)
タニワタリノキもう20年近くまrにサカタのタネの通販で買いました。
結果は・・・
お花も見ることなく枯れてしまいました。
写真では白でした。
この木はそだてにくい?
それとも何か私のミスだったのでしょうね・・。
懐かしい名前を思い出させて頂きました♪
変化朝顔は面白そうですが、今年頂いた西洋朝顔でしょうね、フェンスが低いから伸びて伸びて誘因が追いつかないうちに、
サザンカやらヒイラギに絡みついて困ってます(;^_^A
家では朝顔は無理かも・・。
いつも、鋭いところを突いていらっしゃるので、返答に窮します 汗
初の人工衛星とされる露のスプートニク1号とか、米のヴァンガード1号などを見ると、つんつんと角が出てますね。これから察するに、どうも形態的な相似からと言うのが妥当なところなのでは。。。
変化朝顔の命名の件ですが、私も五里霧中 💦
やはり、件の変化朝顔図鑑の形態との比較によるというところなのでしょうが、それだけでなく、その種の出自を知っていなければどうもいかんようなのですよ。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=985475
こちら、日記「台咲が出たようだが~」をNHK_趣味の園芸に転載した際の、大阪・八尾の師匠とのやり取りが示唆に富んでいるよう。
恥をさらすようですが、やはり現物を目で見ただけでは名はなかなか的を射ることなくって感じですよね。
判断に迷う、いくらでもありますよね。そんなやり取りもしています。
やはりNHK_趣味の園芸園の下記のやり取りをご参照ください。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_qa_detail&target_c_qa_id=22161
やはり、先達の方々も判断に迷うと、ご本家の九大に直接問い合わせなどをしているのですね。
私は、ほとんど自然交配に頼って種を取ってました。これも、どうもNGのようで、しっかりとした意図をもって受粉を行わないと系統は追えないということになりますね。もう、ここまで来ると、大阪の師匠にはお聞かせできないボヤキですが、もう無理って感じです 笑
結句、変化朝顔とは、途方もなく遺伝の情報を駆使した高度な遊びのようなのです。記録と記憶、しっかりと抑えて取り組まないと、「こんなん出ましたけど~」なんていう偶然に頼ったプレイとなってしまうのでしょうね。う~んっ、無理!
僕は、これからも偶然に頼った交配を続けそうです。
あっ、いずれにしても、九大のアーカイブとNHK_趣味の園芸園の菊 一氏の投稿は参考になると思いますよ。
入谷朝顔市、そうなんですよね。話には聞いたことがありますが、まだ一度も訪れたことはありません。
かつて、「『夢幻花』――変化朝顔に秘められた悲しいサイン!」と言う日記を挙げました(https://blog.goo.ne.jp/kaito_sayama/e/087a7706a8ae449f28c79f87d5dd092a#comment-list)。この小説の中でも、朝顔市の一齣が当たられています。
この日記、東野 圭吾氏の『夢幻花(むげんばな)』に事寄せて、自らの変化朝顔との出会いなどを語ったものなのですが、それから毎年のように変化朝顔を育てるようになろうとは思いませんでした。
シマタニワタリの件、あっ、ああっ、言われてみれば・・・。。。
僕も、二人静という南信州駒ヶ根高原の宿に宿泊した折、はじめてボタンヅルを見ました。
最初は、センニンソウだと思って撮っていたのですが、どうも葉の形状が異なることを発見し、初めて知ったのです。
つくづく野草は難しいものだなぁ~と思ったものです。
山野草、まだ駆け出しです。間違って投稿していましたらご教示のほどお願いいたします。
でも、変化朝顔って結構小体にまとまってくれるものもあるんですよ。
今年も、6号鉢程度で育てているものがいく鉢かあります。
機会があったら、ぜひ手を染めてみてくださいませ。お手伝いはできるかもしれません。
タニワタリノキは惹かれますね。今度は、アメリカもやってみようかと思ってます。花を見るには、強剪定が基本だとか!? 受け売りです 笑