
📷2022年8月17日18時59分:辺りは闇が支配する。その中に浮かび上がる真白きタマノカンザシの花。

📷2022年8月17日19時02分:しゅっとした花姿! 気高ささえ漂ってこないだろうか。
16時前から夕飯の用意を始める。だいたい1時間で調理を済ませ、17時過ぎには家人と二人、居間での食事となる。
もちろん、僕は晩酌を欠かさない。ぐい飲み一杯から二杯程度を470㎜の炭酸で割る。口代わりに日本酒も少々、これは冷酒グラスに一杯ほどだ。
夕食はだいたい1時間半ほどか。この日、食いながら思ったことがある。何か忘れているような気がする。人間、食ったり飲んだりしていると、余計なことは失念してしまうものらしい。
余計な事? いや、大事なことのように思うのだが・・・。
そうだ、タマノカンザシだ! おもむろに立ち上がり、ベランダを覗いてみる。うん、やはり今日だったのだね。
ふいと、雲中白鶴(うんちゅうのはっかく)と言う言葉が頭に浮かぶ。辞典オンライン「四字熟語辞典」には、次のような解説が施されている。
「世俗を超越した、心の清らかな人のたとえ。白い雲の中にいる白い鶴のことで、心が清らかで、気高く立派な人物をたとえた言葉。」
心待ちにしていた花が咲けば咲いたで、定められていたルールがないがしろにされる。ヒト属の持つ心の弱さを痛烈に感じつつ、もう一杯となるのは致し方のないことであろうか。

📷2022年8月17日7時26分:どのくらいあるか測ってみた。なんと、11㎝越えだ!
この日(8/17)の朝、成長著しいつぼみを測っていた。なんと、11㎝を越えていた。でも、タマノカンザシにしては標準サイズと言えよう。

📷2022年8月17日17時20分:闇が支配する空間に、その白い花は圧倒的な存在感を漂わせていた。
雨が降っていた。時折、かなり強い降りとなる。ベランダに居を移しておいてよかったと思う。

📷2022年8月18日6時49分:すでに、二番花となるであろうつぼみも膨らんできている。
8月18日、一夜が明けた。まだ十分に鑑賞に値する婉麗な佇まいが見て取れる。

📷2022年8月18日6時51分:下に咲くサギソウが、ことのほか小さく見える。
家人に言わせると、仄かに甘い芳香も漂っているのだとか。えっ、お前は感じないのかって? 生憎と、慢性鼻炎を患っており、匂いの感覚に波がある。この日、その薫香を感じ取ることはなかった。
サギソウ、拝見しました。樫原湿原に自生している種でしたね。
残念ながら、まだ自生種は見たことありません。
こちらは、昨年から育てている鉢物でして・・・。
今年は、2本ほどしか発芽せず、そのうちの一本が花を付けてくれました。
いつか、自生種を見てみたいものです。
コメント有難うございました<(_ _)>