この笑顔に騙されてはいけない。この子にとって、この時期の開花はさほど驚くに当たらない。なぁ~に、一般的に紹介されている花期、5~6月など、平気の平左で裏切ってくれるのだから。 あっ、最近のお若い方々は「平気の平左」などという語彙に馴染みがないかな。 愛用するネット上の辞書「Weblio 辞書」から引用しよう。次のようにある。 《「平気の平左衛門(へいざえもん)」の略》平気であることを、語呂を合わせて人名のように言った言葉。 その例として徳富蘆花の『思出の記』二から、 「所が、中途で賊兵に押えられて、木山の賊営に引かれた。已にその途中で、賊兵が刀をぬいて、如何だ、面御臭いぢゃないか、やってしまおうか、と互に相談するのを、伯父は平気の平左で聞いている。流石の賊も「この者が面魂を見ろ」と讃嘆したと云うことだ。」 などが紹介されていた。 あっ、話が脇道にそれた 汗 実は、タツナミソウのことなのである。 返り咲き? 二度咲き? 狂い咲き? タツナミソウに、どんなスイッチが入ったのは定かではない。だが、開花期以外に花が咲く現象は特に珍しい現象ではなく、落葉樹、常緑樹、宿根草など、おしなべて見ることができるようだ。 ご興味のある方は、日本大百科全書(ニッポニカ)「返り咲き」の解説などを参照していただきたい。 ![]()
何を思ったか、気まぐれで花の種を買った。8月末のことである。最近、A社から乗り換えつつあるヨ◯バシドットコムからなのだが、意外とここ面白いのだよ。 やはりちょっとお高めかな。だけど、ちょぼちょぼなんて商品も結構ある。いや、いや、商品によっては格段に安いものさえあるのだ。 さらに、気に入ったのは、ほぼほぼ送料無料、さらに10%のポイント還元ってとこかな。 さらに最近、翌日配送を視野に、かなりの投資をやっちゃうよ~なんてニュースがネット上を駆け巡った。ここ、最近オモロイのである。 あっ、決してY社の回し者ではないよ、単なる一般ユーザーとしての独り言なのだ。 そして、そこで買い求めた「カ◯コ種苗 ジェーガーデン J.garden KS300シリーズ(草花) No.320 ミックスフラワー ハイタイプ」の話をするためのマエフリなのである(ずいぶん長いマエフリだね 汗)。 そう、何気なく8月末に買った上記の種の作型表を見たところ、ギリで蒔けるんじゃないかと思い9月中旬頃に坪庭の外れに蒔いちゃったのである。 ほら、10月末から11月上旬にかけて、小さなオレンジ色の山が見えるでしょ。これって、咲くかもしれないサイン! このスペースは、ほぼ午前中しか日が差さない。それなのに、ご覧の通り、意外と順調に成長したんだよ (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)。
そして、11月22日、気がつくと、イベリスじゃないよね、スイートアリッサムかな、それがたった二輪だけど咲いてるじゃない。 まぁ、何も仰々しく日記で綴るほどのことじゃないと思うけど、あまりにも嬉しくてしっかり撮っちゃったよ😄 この坪庭の一角に、いままで鉢植えにしておいたムラサキセンブリを移植した。 すでに花の盛りも過ぎ、頭頂部では花びらや萼を閉じ始め、次のミッション、蒴果を作成するフェーズへと移りつつあるようだったから。 とても細かいのだよ。この子の種は。微粒子と言っても過言ではない。上手く補足できればいいが、取り逃ししてはまずいでしょ。そして、取り逃してもしっかりと地面に着床してくれるようにと願っての措置。 って、まだ元気よく咲き誇っている花もあるし、結実したかどうかさえわからないのに、気の早いことだねぇ~ 笑 (画像をクリックすると大きな画像が表示されます。{戻る}ボタンをクリックすると前の画面に戻ります)
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タツナミソウの返り咲き記事、興味深く拝読致しました。
最近、山を歩いていると、秋田の山ではヤマツツジの返り咲きをよく見かけるものですから、
これは温暖化の影響かなと思っておりましたが、
本投稿における貴発言
「この笑顔に騙されてはいけない。この子にとって、この時期の開花はさほど驚くに当たらない。なぁ~に、一般的に紹介されている花期、5~6月など、平気の平左で裏切ってくれるのだから。」
が目に留まり、騒ぎたてるほどのことではないなと考え直しました。
タツナミソウに関しては、私もフィールドで同じような事例を経験をしておりましたので、報告しておきます。
男鹿半島に生育するデワノタツナミソウです。この花は六月に一斉開花しますが、その後に八月、九月にも散発的に開花します。
ただ11月中旬はちょっと面白いなと思い、↓頁の終わりの方に書き留めておりました。ご一笑頂けましたらさいわいです。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/26d945f59df1be783ef7dc246c846b6c
返り咲きの仕組み、興味深く拝見しました。
なるほど、平気の平左なんですね(笑)
でも、木本はともかく、最近頻繁に見かける草本の二度咲き、三度咲きのメカニズムや如何に?!
今度はその辺をレポートいただければ幸いです。
タツナミソウは、こんなに立派ではありませんが、うちのじいちゃん庭でも、見かけます。
センブリの地おろしされたんですね!
センブリを見るためにはるばる高速飛ばして出かけている身としては、家で咲いてくれたらいいな〜と思う次第です。
まあ、リタイア後ですかね〜
大自然に生息する植物たちの不思議さに、いつもいつも驚きを禁じえません。
面白いものですね。なんの衒いもなく、咲きたいから咲く、咲かねばならない己の事情があって咲く。
人智の及ばぬところですね。
そんな不思議さに触れたいがため、野草を育て始めたといってもいいかも知れません。
多年草、宿根草でも、一年草で終わらせてしまうことが多いというほどの、まだまだ駆け出しに過ぎません。
お気づきの点ありましたら、ご教示いただければ幸いです。
ご丁寧なコメント、有難うございました<m(_ _)m>
エネルギッシュですねぇ~!
京都、宇治近辺は言うに及ばず、関東(大山)に及ぶレポート、猫の額の庵主は坪庭だけで汲汲としています😅
何度かチャレンジして居着かなかったタツナミソウ、一度根付くとびっくりするほどの繁殖力! あちこちにコロニーを拡散させてます。それはそれでちょっと困りもの。所詮猫の額であるだけに一種だけに席巻されると見栄えが・・・。
ただ勝手なもので、センブリを地植えにしたのは群生を見てみたいから、なんて。
さて、さて、思惑通りに種が拡散してくれるでしょうか。
コメント有難うございました<m(_ _)m>