Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

キレンゲショウマが虫(?)に食われた件 ならびに ´花は返事を返してくれないよ´という話

2022年07月20日 14時25分06秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月20日
  徐々にキョロちゃんの面影が漂い始めている。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 とても残念な話なのである。キレンゲショウマといえば、宮尾登美子の『天涯の花』でも、剣山の象徴として描かれた絶滅危惧植物の一つである。
 そのつぼみを齧りまくった罰当たりな虫(?)がおった。もう、十日ほど前の話である。う~んっ、「かっこクエスチョンマーク」付きにしたのは、にっくき対象害虫を確認できていないから。
 でも、虫じゃないわけはないよな。葉ではない。つぼみを真横からズドンと齧りやがったのだ。
 頭に血が上り。つぼみというつぼみに、いま手元にある殺虫剤を次々とぶっかけ、根元にはオルトランをこれでもかと振りかけまくった。
 今朝(7/20)、その甲斐あってか、キレイに紡錘形へと膨らみつつあるつぼみをいくつか確認できた。

 気温は高い。すでに真夏日の指標を突破している。だが、幸いにして風が流れている。猫の額を行ったり来たりする分にはまだまだ我慢できるほどだ。
 いかんせん、キレンゲショウマのつぼみを撮ろうとすると、風に翻弄されているオブジェクトを補足するには技量が未熟に過ぎる。
 ふと見ると、ムクゲの枝陰で黄色の点が蠢いた。うわっ、キレンゲショウマの花だ。昨年は、7月10日に開花を確認していたから、別に驚くにはあたらない。
 それではと、対象を切り替えて撮ろうとした。ここで、その虫害のことを思い出した。可哀そうに、花びらの一枚がひしゃげている。隣りのつぼみにも食痕が痛々しく残っていた。な~んてこったい、一番花がこんな姿、あまりにも可哀そう過ぎるでないかい。

   📷2022年7月20日:食痕の跡が痛々しいキレンゲショウマ。

   📷2022年7月20日:まだまだつぼみはたくさん出ている。この子たちに期待しよう。

 年々、少しずつではあるが花茎が増えてきている。びっくりし、がっかりしたが、めげることはない。まだまだつぼみはいくつも上がっているのだから。

   📷2022年7月20日:ヘビイチゴの中でも極小の部類に入る屋久島姫ヘビイチゴ。

 バラ科キジムシロ属の多年草、屋久島姫ヘビイチゴである。花径は、5ミリほどと小さい。
 画面右側には花後の果実が見えている。こちらも3ミリほどと極小だ。

   📷2022年7月20日:同じキジムシロ属の濃色紅色キンバイ、三輪目が開花した。

 こちらは、先日ご紹介した新規参入組の濃色紅色キンバイである。
 同じバラ科キジムシロ属の多年草だから、花の色や大きさは異なれどその形状はとても良く似ているように思う。

   📷2022年7月20日:こぼれ種から芽生えた銀銭花があちこちで咲いている。

 銀銭花(ギンセンカ)と呼ぶより、朝露草(チョウロソウ)の方がこの花の雰囲気に合っていると思うよ。
 いや、いや、やはりこれはハイビスカス・トリオナムと呼ぶべくだろう。

 花の名前の呼び方は、折に触れ物議を醸すことがある。
 ことに残念な名前や多数の別名がある場合などは、ことさらに厄介だ。
 思い違いでなければ、まぁ、どう呼ぼうと勝手というもので、他人にとやかくいわれる筋合いの話ではない。
 花の方にしてからが、どう呼ぼうと返事を返してくれるわけではないのだから。


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ドキ! ドキ! つぼみ時!

2022年07月19日 19時53分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月18日
  変化朝顔の鉢、何を思ったか、ここにアリッサムのこぼれ種から発芽、そして開花。
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 もともとが春先に楽しませてもらった葉ボタンやアリッサムなどを育てていた鉢であった。
 春が過ぎ、初夏ともなると、さすがにかなり見栄えが悪くなったので、代替わりを敢行、土の再生剤を入れて変化朝顔の住まいとした。
 はい~、育ってますよ変化朝顔。まだ、開花には至らないけどね。
 確かに、何かが萌していることは確認していた。それが、何かは明確な答えが得られないまま、花が開いてやっと気づく。
 なんとも迂闊な猫の額の庵主、花が咲いたら咲いたで一目散に部屋へと戻りカメラに収めるなんて、なんて奴だとアリッサムの囁く声。まぁ、いいじゃないか、それとしっかり認めたんだから。あらら、まだ何かが萌してるね。今度は何だろう?

   📷2022年7月19日:タマガワホトトギスに、もう花芽を確認した。

 先日、八ヶ岳からお取り寄せしたいくつかの山野草、その中で、タマガワホトトギスに花芽が萌したようだ。
 この花は、黄花だという。楽しみに成長を見守ろう。

   📷2022年7月19日:おっ、変化朝顔にやっと花芽を確認できた。

 ここ三年ほど、夏は古典園芸植物の変化朝顔にドキ、ドキしている。
 なかなか実績は上がらないのだが、それでも花や葉の変化に一喜一憂、飽くことのない日々を送ってきた。今年も、この季節が到来した。
 この鉢は、どの品種だったか? う~ん、確か、純白の牡丹咲きの種からだったと思うのだが・・・。開花は、当分先のことなんだがね。

   📷2022年7月19日:これっ、何の花かわかる? マツムラソウなんだ。

 マツムラソウ、イワタバコ科マツムラソウ属の常緑の多年草である。
 なぜか、葉が焼ける。原因? 究明できてない。それでも、頭頂部には花芽に変化しそうなナニモノかが確認できるようになった。ここから、ズンと花穂が伸びてくるのだよ。

   📷2022年7月19日:ウメバチソウ、だいぶ花芽らしくなってきた。

 先日ご覧に入れたウメバチソウである。だいぶ花芽らしくなってきたでしょう。
 まだ、それとわかるのはこれ一つ。今年は、一つってことはないよね。


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街を流して花を撮る

2022年07月18日 19時21分20秒 | みんなの花図鑑
   📷2022年7月18日:和菓子屋の入り口で、斑入りのヤツデを発見!

 浅酌低唱が重んじられるご時世である。では、そのような頂き方であればよいのではと誘われても、なかなか戸外で松を削る機会を強いて得ようとは思わない。
 いきおい、自邸で盃を重ねることとなる。もちろん、浅酌ではあるが・・・。昨晩で、その浅酌のタネが尽きた。
 今朝(7/18)、その調達に出かけ、街へと出掛けた。
 たまにしか買うことがない、ちょっとお高い和菓子を販売するお店。いままで食い気に勝り、気にも留めなかったのだが、和風モダンな添景物を配した一角に斑入りヤツデが植栽されていた。

   📷2022年7月18日:おっ、こんなところにパパイヤが・・・。

 和菓子屋の駐車場を突っ切ってショートカットすると、道一つ挟んで小学校の校庭に行き当たる。
 その道を右方向にしばらく進むと、右手にちょうど1軒分ほどの空き地があり、いまは農園として利用されているようだ。
 見るともなく見ると、パパイヤの木が植わっていた。まだ実は見ることができず、つぼみや花だけがぽつりぽつりと確認できる。パパイヤって、当然のごとく熱帯性の作物だよね。この地でも露地栽培が可能ってことなのかい?

   📷2022年7月18日:キキョウは雄性先熟の花の一つ。この花は雌性期に入っている。

 小学校の校庭に沿って、丈高いフェンスが張り巡らされている。
 南側のフェンスの外側には70~80㎝程のスペースがあり、そこを近隣の住民たちが花壇として利用し、季節によっては数多の花を見ることができる。
 八重の桔梗が目についた。中央の花は雌性期に入っているようだ。五裂した柱頭が、あたかも小さな白い花びらのように見えたよ。

   📷2022年7月18日:遊歩道の花壇はだれのもの? メドハギにだって居住権はあると思うのだが・・・。

 小・中学校の間にある遊歩道が南へと伸びている。中央には花壇がしつらえてあり、ここにもたくさんの園芸種が植えられている。
 おや、おや、誰が園芸種の花壇って決めたんだいとばかりに、数多の雑草たちが大きな顔して移り住んでいる。
 そう、このメドハギもその一つ。筮萩と書く。石沢誠司先生のgooブログ「漢字の音符」には、筮とは、「ゼイ・めどき・うらなう」であるとし、次のような解説を施していらっしゃる。

 解字:「竹(竹の細い棒)+巫(みこ)」の会意。みこが占いで用いる細い竹の棒。
 意味:めどき(筮)。うらなう(筮う)。占いに用いる竹の細い棒。ふつう50本を一組として使う。
    「筮竹 ゼイチク」「筮卜 ゼイボク」(筮による占い)


 めどき(筮)は、「蓍」とも書いたようである。したがって、蓍萩と書いて「メドハギ」とも読む場合もあるが、蓍は「ノコギリソウ」をさし、こちらを筮竹として使っていたという説もある。

   📷2022年7月18日:えっ、なんで今なの? 春にこそ愛でたいシラユキゲシが咲いていたのだ。

 春の山野草とされるシラユキゲシが咲いていた。常識にとらわれちゃダメなんだよ、そんな声が聞こえてきそうな小宇宙がそこに存在した。
 心なしか元気がない。数日前まではおや、おやと思えるほどの気温の低下を見せていた。そんなことがトリガーとなっての目覚めなのか?

   📷2022年7月18日:ラベンダーンの匂い袋は、愛用するミステリーランチのバッグに!

 先日、いくつかの植物を持参したTさん宅の前に差し掛かった。
 玄関から出て来るや否や、謝らなければならないことがあるという。実は、その中の一つニオイハンゲを枯らしてしまったというのだ。
 あっ、いまの時期、葉が枯れることがありますよ。球根は生きてるから、水は切らさないでねと申し上げた。
 なーんだと言って、家の中にそそくさと逆戻り、不思議に思っていると、先日、長野県上田にある信州国際音楽村のラベンダー祭りに行ってきたと仰り、そこで摘んだラベンダーで作った匂い袋をあげるといって手渡された。
 せわしない出会いと別れ、そこそこの歳ともなるとお互いに何かと忙しいものなのだ 笑
 僕だって、これから大切、かつ、大事な買い物を済ませなければならない。頭の中はそのことでいっぱいだ。
 もちろん、この後、しっかりと目当ての逸品を仕入れ帰途に就いた次第である。
 何を買ったのかって? 今回は、白玉の露!


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濃色紅色キンバイ! フリーギフトが、いま一番目立ってる!

2022年07月16日 19時33分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月16日
  新居に収まった濃色紅花キンバイ、さっそく一輪開花した。
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 13日に八ヶ岳からのお取り寄せの梱包を解いてから、雨ばかりが降り続いている。

 梅雨が早く開けたというが、何のことはない梅雨の晴れ間が長かっただけじゃないのかい。
 なんと、なんとバックトラック! もと来た道を引き返し、気が付いたら梅雨の真っただ中、見誤ったか気象庁!

 今日も、窓の外は雨、雨が降ってる。まだ、夏の物語も始まらないというのに、こんな雨の日、そう、雨の日ばかり。

 新居に収まった濃色紅色キンバイだが、その席が温まらぬうちに、もう一輪開花した。
 そんなに居心地がいいのかい、猫の額は。
 本当は、太陽が似合いそうな花だけど、こんな雨の日、似合いすぎてる。

   📷2022年7月16日:ちょっと引いて撮ってみた。

 まだ、未開花のつぼみがいくつかあることがわかる。
 何のことはない、紅一点、フリーギフトが一番目立ってる。

   📷2022年7月15日:サギソウってやつである。

 惨敗だ! 湿地で自生するラン科サギソウ属の多年草、サギソウのいまである。
 大阪の師匠がご厚意でかなりの数の球根を融通してくださった。昨年は6、7個がめでたく開花した。それが、いまやこの2個のみとなってしまった。
 今年、サギソウは大空を舞うことができるのか? ちょっと覚束ない状況がここに横たわっている。

   📷2022年7月15日:代を重ねているウメバチソウだ。三年目くらいにはなると思う。

 ウメバチソウに幸が訪れるのか? 代を重ねることの難しさを、ここでも痛感している。
 どうだろう? 今年も花を見ることができると思うかい。。。

   📷2022年7月15日:猫の額の優等生、ミヤマハンショウヅルが元気だ。

 猫の額はいま、花に飢えているといっても過言ではない。端境期とは、古米(前年の産米)と入れ替わって新米(その年の産米)が市場に出ようとするころを意味するらしいが、春、初夏を過ぎ、夏へとバトンが渡るこの時期、まさに端境期と呼んでもいいほど花が払底する頃なのである。
 負けちゃいないさとばかりに、ぽつりぽつりとほころばせるミヤマハンショウヅル、まさに得難い花といえる。

   📷2022年7月16日:いまだつぼみを萌すことをあきらめない花。ミヤマハンショウヅルに幸あれ!

 ほらっ、まだ1㎝に満たないつぼみが、明日の生命を信じて膨らんでいく。
 いまだつぼみを萌すことをあきらめない花。ミヤマハンショウヅルに幸あれ!


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秋の花をお取り寄せ!

2022年07月14日 10時25分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月13日
  秋に備えて、新規導入の苗たち。ホトトギスとダイモンジソウが三種ずつ。その他、二種。
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 いい塩梅に数値が低減してきていた。
 2020年以来控えていた小旅行、花を求めての旅、それをそろそろ現実のものとすべく、みっちり計画を立案しようと思っていた。
 やはり新潟だろうね。いやいや、長野がいいかな。夢は枯野を駆け巡る。いや、病んではいないのだが、旅から隔てられていた心の方は、相当病んでいたのかもしれない。

 その矢先である。倍々ゲームで数値が増えていく。あららっ、こんなはずじゃなかったのだが・・・。
 希望が、砂上の楼閣のごとくさらさらと風にさらわれていく。今年も、やはり断念しないといけないようだ。
 僕一人なら構いやしない。だけど、旅はいつも二人連れ。ちょいと体の弱い家人と一緒だけにリスクは取りたくない。

 猫の額は、秋の花に乏しい。今年こそ、旅で調達してこようと思っていたのだが・・・。
 叶わないとなれば、奥の手を使わざるを得ないね。そう、お取り寄せである。
 今回は、長野のつどいの里にしてみようか。
 ってなわけで、この日(7/13)、その野の草が届いたわけ。

   📷2022年7月13日:ホトトギスは、玉川、黄花、白花の三種である。

 三種のホトトギスは、左から玉川ホトトギス、黄花ホトトギス、白花ホトトギスとなる。
 黄花に重点を置いたのは、リベンジの意味もある。というのも、昨年、チャボホトトギス を試みたのだが、花は2つほど見られたんだよ、しかし、年を越せなかった。
 猫の額の山野草は、多年草でも一年草となるとのジンクスを覆すことが叶わなかったのだ(実は、日本の固有種とされる玉川が心配なのだよ。なよなよとしたその姿、あ~、支え続けられるかなぁ~)。
 
   📷2022年7月13日:ダイモンジソウも三種。名前はまだない!?

 キャッチフレーズは、「品種は選べません。ダイモンジソウ、お得な三種の組み合わせ。」であった。
 色だって咲いてみなけりゃわからない。ミステリアスな三姉妹が猫の額に降臨した!

   📷2022年7月13日:その存在自体に、危うささえ感じてしまう。細葉シコタンソウはうまく酷暑を乗り越えることができるのか?

 この時期に、この花を置いているところ、出荷してくれるところはなかなかないことと思う。
 細葉シコタンソウ(色丹草)、高山に分布するユキノシタ科ユキノシタ属の小型の常緑多年草で、花期は5~6月頃とされている。大方のお店が「売れ切れ」表示なのだが、こちらのお店にはまだ在庫があった。
 またの名を「レブンクモマソウ(礼文雲間草) 」などというのだから、いずれにしても北の高山植物、照り付ける都会の太陽の下、上手く生き延びてくれるといいのだが。

   📷2022年7月13日:おや、想定外! 嬉しいことにプレゼントを1ポット入れてくださっていたのだよ。

 あれ、こんな花頼んだかな? ミスタッチでもしたのだろうかと首をかしげながら包装を解く。
「濃色紅花キンバイ」との名札があり、裏側に「プレゼント」と記述されていた。いろいろ山野草の通販サイトを利用してきたが、こんなこと初めてだよ。同封されていた書面を見てみると、モール店サイトではなく、本店サイトで購入した方のみの特典とある。
 調べてみると、この花、バラ科キジムシロ属(ポテンティラ属)の耐寒性常緑宿根草で、まだ花芽もついているように見える。
 遠~く北西の彼方を望んで一礼し、謝意を表した次第である。

   📷2022年7月14日:今夏、二つ目のゴーヤの収穫!

 20㎝ほどのゴーヤを収穫した。今夏二つ目となる。滑り出しは好調だ。
 一番目はゴーヤチャンプルーで胃の腑に収めた。二つ目は糠漬けにしようと思う。


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