Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

さて、キンポウゲと呼ぼうか? それとも、ウマノアシガタか?

2023年04月21日 14時48分00秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月21日
 ヤワゲフウロ(柔毛風露:フウロソウ科フウロソウ属の多年草)。
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 水も滴るヤワゲフウロなのである。10ミリほどの花だが、歴としたフウロソウ属で、欧州出身の帰化植物とされる。
 いまや美々しく堅牢な護岸が現出し、大方の野の草が消えてなくなってしまった不老川河畔、山王様の付近で摘んできたものである。もう、4~5年になるだろうか。
 猫の額では細々と生き永らえているが、隣の藪では巨大なコロニーを形成し、大手を振って咲き誇っている。

 📷2023年4月21日
 キンポウゲ(金鳳花:キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)。
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 今年の一番花が咲いた。さて、キンポウゲと呼ぼうか? それとも、ウマノアシガタか?
 同一とされるが、キンポウゲは八重であるとの記事もネット上では散見される。
 ウマノアシガタは根上葉が馬の足(蹄)の形に似るところからの命名とされるが、似てると思う? どうだかなぁ~。
 この花も不老川つながり、河畔のとしとらず公園がシニア層の溜まり場になっているのだが、そこで写真を撮っていたら常連さんが掘り起こして持たせてくれた。
 種子だけでなく根茎でも広がり、それはもう驚くほどに拡散するよ。

 📷2023年4月21日
 ヒメウズ(姫烏頭:キンポウゲ科ヒメウズ属)。
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 📷2023年4月13日
 バイカカラマツの仲間
 (梅花唐松の仲間:キンポウゲ科バイカカラマツソウ属)。
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 キンポウゲ科は、大きなモノから小さなモノまで多士済々である。
 ヒメウズの開花種である。ミリの世界で生きている。侮ってはいけない。この子も、拡散する。
 バイカカラマツの仲間のつぼみである。小さく生んで大きく育てる、っていう戦略なのかな。つぼみはやはりミリ単位だが、開花が進めば15ミリほどにはなる。
 小さきものは儚げであり、儚げであるからこそ、そっと手を差し伸べたくなるものらしい。

 📷2023年4月20日
 イワチドリ舞う坪庭。
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 📷2023年4月21日
 昨年はさっぱりだったが、今年はことさらに花付きがいい。
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 とまぁ~、昨日と違う紙面作りをしようと試みている訳なのだが、いまの猫の額では何と言ってもイワチドリなのである。
 だから、間を置かず、何度も、何度もイワチドリを投稿することになる。
 今年、いいのよ、ことさらに花付きが。そして、地植えにして数年経つからか、あっちでも、こっちでも、発展途上の小さな芽が目立つのだよ。
 来年は、さらに・・・。
   

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ユキザサやコウヤハンショウヅルの開花が始まったよ

2023年04月20日 12時21分10秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月20日
 ユキザサ(雪笹:ユリ科 マイヅルソウ属の多年草)。
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 📷2023年4月20日
 この個体は葉が笹のようではなく、丸みを帯びているように思うのだが・・・。
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 つぼみのうちは、なんとも爽やかなライムグリーンで見る人を魅了していた。
 それが、開花したとなると、何もかもが純白を帯びる。清楚な佇まいに魅入られてしまう。
 花被片は6枚、雄蕊は6本、その中心には透明感のある柱頭が鎮座する。雪の結晶を思わせる、その花の構造にも驚かされる。
 願わくば、赤い実を見てみたいと思うのだが。

 📷2023年4月20日
 コウヤハンショウヅル(高野半鐘蔓:キンポウゲ科 センニンソウ属)。
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 📷2023年4月20日
 同じような図柄で恐縮だが、こちらはちょっと下方から。
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 コウヤハンショウヅルが裂開した。ぱかっ~~~んと、萼片が四裂したのである。あっ、いわゆる開花ってことなんだけどね。
 まだ、4月の中旬だ。どう? やはり、早いのかもしれないね。

 📷2023年4月20日
 キレンゲショウマ(黄蓮華升麻:アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)。
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 📷2023年4月19日
 レンゲショウマ(蓮華升麻:キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草)。
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 レンゲショウマという名を戴く2つの植物だが、まったく異なる種属である。
 レンゲショウマは、葉がサラシナショウマに似ているからの命名とされる。
 キレンゲショウマ、こちらはレンゲショウマに似ているからの命名との説明がなされる。
 似ているのか? 果たして、どうなのだろう? 葉の件はともかく、花はどう見ても異なるように思うのだが。

 📷2023年4月20日
 ツクシスミレ:(筑紫菫:スミレ科スミレ属)。
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 📷2023年4月20日
 地植えにしたら、また花を付け始めた。
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 📷2023年4月19日:平野の森にて撮影。
 こちらは、平野の森に自生するニョイスミレ(如意菫)。似てるね。
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 鉢で鑑賞していたツクシスミレ、花付きが悪くなったので地植えにした。地味がフィットしたのか、次から次へとまた咲き出した。
 小さく、目立たないが、上弁の一部が黄みを帯び、どうしてどうして、なかなか愛らしいものである。
 この項の三枚目は、平野の森で自生していたニョイスミレである。葉は丸葉で大きめだが、花は1㎝足らずと、とても小さい。
 いずれも唇弁には紫色の条(紫条)が入るが、ニョイスミレは側弁の紫条も目立つが、ツクシスミレはあまり目立たないように思う(個人的感想)。    

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平野の森にキンランを撮りに行ったら、森の番人に遭遇した件について

2023年04月19日 15時58分58秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月19日:キンラン(金襴:ラン科キンラン属の多年草)。
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 📷2023年4月19日:下平野ふれあい緑地(平野の森)のキンランが咲き始めた。
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 📷2023年4月19日:桜に負けず、やはり今年は早いんじゃないかい。
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 金と銀とは、いつもセットで語られることが多いように思う。ほらっ、あの平成のご長寿アイドルだってそうだったでしょ。
 そう、キンランってやつだって、いつもギンランと一緒に語られることが多い。僕が住まいする近隣、2~3か所って限定情報なんだけど、生息域が同じだからかな?
 だが、開花はキンランがほんの少しだけ早いのかな。このふれあい緑地では、まだギンランの姿を見ることはない。

 📷2023年4月19日:フタリシズカ(二人静:センリョウ科チャラン属の多年草)。
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 📷2023年4月19日:二人静とは言うけれど、二人だけじゃない。
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 フタリシズカ(二人静)とは言うけれど、花穂は2本だけじゃない。よく見てみると、3本、4本はもちろんのこと、五人の静を見ることだって珍しくない。
 この森のフタリシズカも例外ではなく、静かどころか喧しいほど。この日も、「私を撮って!」、「いや、私が先よ!」とばかりに燥ぎ回っていた。

 📷2023年4月19日:タツナミソウ:(立浪草:シソ科タツナミソウ属)。
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 この花、自然のままなのだろうか? いや、元からこの森に自生していたかということなのだが、5~6年前には確認できなかったように思うのだ。
 まぁ、それほど足繫く通っているわけではないのだし、天からの贈り物が芽を出し定着したとも考えられる。
 しかし、タツナミソウの青紫の花がそこに在るだけで、そのスポットが神秘な光に包まれる。

 📷2023年4月19日:これは、ジュウニヒトエなの? それとも、アジュガ?
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 📷2023年4月19日:上から見ると、匍匐茎がマット状に広がっているのがわかる。
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 これは、ジュウニヒトエなの? それとも、アジュガ? たまたま居合わせた森の番人の方からの問いであった。
 ジュウニヒトエ(十二単)の学名は、Ajuga nipponensis(アジュガ ニッポネンシス)という。そう、ジュウニヒトエは、アジュガの日本の固有種とされ、葉や茎は白い毛に覆われ、花色も薄紫や白みを帯びたものが多い。
 これに対してアジュガ、セイヨウジュウニヒトエの学名は、Ajuga reptans(アジュガ レプタンス)といい、文字通り、這って根を張る(レプタンス)アジュガを意味するようだ。そう、匍匐茎(ランナー)があり、これで増える。ジュウニヒトエにみられる葉や茎の毛はなく、花色は青紫や白、ピンクなどとバラエティーに富んでいる。

 アジュガの二枚目の写真、上から俯瞰した画像を見ると、四方八方に匍匐茎(ランナー)が張り出しているのがわかる。
 上記したいくつかの条件を鑑みると、これはアジュガ レプタンスじゃないだろうか。


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昨日もイワチドリ、今日もイワチドリ、そして、ユキザサも・・・。

2023年04月18日 14時00分00秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月18日:坪庭を遊弋中のイワチドリ!?
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 📷2023年4月18日:周囲にのみ込まれ、庭ではあまり目立たないかな。
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 イワチドリ(岩千鳥)、ラン科ヒナラン属の球根(塊根)植物である。ちょっと見、クリオネみたいだな。
 1~2年鉢で楽しんだ後、地植えにした。すでに3~4年になるだろう。
 すぐ姿を消してしまうだろうと思っていたが、予想外に踏みとどまってくれ、少しずつ増えてさえいる。
 イチリンソウ属の花が終わりを告げようかという頃、薄桃色のイワチドリが庭を舞う。

 📷2023年4月18日:シセンウツギ(四川空木:アジサイ科ウツギ属)。
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 昨年、近くの花友さんのお宅を訪ねた際に、綺麗だからと切り花を持たされた。
 ただ、飾るのは味気ないと思い、大部分を鉢に挿した。
 この1本だけが根付き、つぼみさえ付けてくれて、いまに至る。
 ほどなくほころぶことだろう。手ずから挿した木本が年を重ねていく、そんな景色を見ている自分が居るなんて、数年前までは考えられなかったよ。

 📷2023年4月18日:バイカカラマツの仲間。いろいろと変化する姿が面白い。
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 始めに、目に見えるか見えないかくらいのつぼみを付ける。それが、日を重ねるごとに、このように10㎜を越えてくる。
 ここで終わりではない。時が至ると花被片が落ち、花糸だけとなった花茎がこれ見よがしに風にそよぐようになる。これがまた面白いのだ。

 📷2023年4月18日:ユキザサ(雪笹:ユリ科マイヅルソウ属)。
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 昨春、別々の場所から1ポットずつ仕入れた。花付きは芳しいものではなく、焦がれていた実の一つだになきぞ悲しきといった体たらく。
 それでも、上手い具合に夏を凌ぎ、年を越して、この艶姿! あっ、まだ咲いたわけじゃないのだから、いまからはしゃいではいかんぞなもし。
 という訳で、自重しつつカメラを向けて撮ったのがこの一枚。どうだろう、今年は期待できると思うのだが・・・。


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期せずして寄せ植え!?

2023年04月17日 16時18分22秒 | みんなの花図鑑

 📷2023年4月17日:期せずして寄せ植えとなったミノシライトソウの鉢。
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 昨年、1本しか花穂を上げてくれなかったミノシライトソウ(美濃白糸草:ユリ科シライトソウ属)、今年は早々にずぼっと掘って鉢上げしてみた。
 いつしかイワチドリが萌え出し、ツクシカラマツまで芽を出し始めた。さて、三種の揃い咲きとなるのであろうか?

 📷2023年4月17日:テカリダケキリンソウ(光岳麒麟草:ベンケイソウ科キリンソウ属)。
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 何故か、土佐の花友さんが送ってくれたテカリダケキリンソウに花芽が露わとなってきた。
 奥からはニリンソウが、手前からはハルオコシに攻め立てられ、なんとも肩身の狭い思いをしている様が窺える。
 まぁ、それでも春の妖精たちはほどなく次のステージへと旅立つことを承知とばかりに、花芽作りに躍起となっている。

 📷2023年4月17日:キバナイカリソウ(黄花碇草:メギ科イカリソウ属)。
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 昨年のこと、農産物直売所に花期の終わったキバナイカリソウが陳列されていた。
 長~~~い目で見てみようと思い、一鉢500円ほどで求めてきた。深さのある平鉢に植え替え、年が明け、花の時期となっても花芽が上がってこない。
 業を煮やし、こちらは坪庭へと植え替えてみた。来年、「花芽が付かぬとちょん切るぞ!」との呪の言葉を添えて。。。


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